赤川次郎『三毛猫ホームズの〈卒業〉』

赤川次郎『三毛猫ホームズの〈卒業〉』

 

三毛猫ホームズ。”ホームズ”の名に恥じない天才猫。
片山義太郎。警視庁捜査一課の刑事、独身。
片山晴美。義太郎の妹で、刑事の兄より刑事っぽい?
石津刑事。晴美にほれ込んでいる、自称晴美の恋人。

三毛猫ホームズの〈卒業〉

赤川次郎様、
ちょっと悪ふざけが過ぎませんか?
だって・・・
この『三毛猫ホームズの〈卒業〉』は三毛猫ホームズシリーズ第25弾ですよね?
この直前第24弾『三毛猫ホームズの心中海岸』とあまりにかぶった内容なんですもの。
みゆきという名前の女性に、血に染まった白のウエディングドレス・・・

そりゃ確かに三毛猫ホームズシリーズは、出版された順番通りに読まなきゃならないような本ではないし、『心中海岸』は長編で『卒業』は短編集とジャンル?が違うし、また、片山一家は「サザエさん」と同じ、永久に歳もとらなきゃ家族構成も変わらない、というお約束だけど。
でもねえ?ここまでくると、義太郎は能天気とかいうより、ただのアホに見えてしまいます・・・

三毛猫ホームズの衣装戸棚

引っ越しのさなか。
衣装タンスの中から転がり出てきたものは・・・女の死体!?

三毛猫ホームズの招待席

晴美の古い友人が女優になり、映画に初主演。
その特別披露試写会で、彼女の夫が殺され、そして、彼女も!?

三毛猫ホームズの幽霊船

殺したはずの女が現れた?
しかも、場所は、遊園地の幽霊船・・・

三毛猫ホームズの噂話

片山義太郎、またまた叔母の児島光江のお節介で、お見合いをすることに。
ところが、こともあろおうに、そのお見合い相手が、お見合いの最中に自殺をはかり!?

・・・この短篇、ストーリーにちょっと無理がありすぎのような(汗)
にゃは・・・

(2000年2月9日)

三毛猫ホームズシリーズ

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『三毛猫ホームズの〈卒業〉』

  • 著:赤川次郎(あかがわ じろう)
  • 出版社:光文社 光文社文庫
  • 発行:1997年
  • NDC:913.6(日本文学)推理小説
  • ISBN:4334723519 (角川文庫=9784041879634)
  • 305ページ
  • 登場ニャン物:ホームズ
  • 登場動物:-

 

目次(抜粋)

  • 三毛猫ホームズの〈卒業〉
  • 三毛猫ホームズの衣装戸棚
  • 三毛猫ホームズの招待席
  • 三毛猫ホームズの幽霊船
  • 三毛猫ホームズの噂話
  •  解説―――歳川隆雄

 

著者について

赤川次郎(あかがわ じろう)

福岡県福岡市博多区出身。1996年度より金沢学院大学文学部客員教授。父親は元満洲映画協会、東映プロデューサーの赤川孝一。1976年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞、1980年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞、2006年第9回日本ミステリー文学大賞、2016年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。多作で知られ、2015年には580冊を突破、累計発行部数は2015年時点で3億3000万部を超えている。三毛猫ホームズシリーズ、三姉妹探偵団シリーズ、幽霊シリーズ、吸血鬼シリーズ他、シリーズ物も多い。

三毛猫ホームズシリーズ

(著者プロフィールはWikipedia他からの抜粋です。)


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※マンガになっていました。ホームズの特徴的な模様がちゃんと描かれています。

原作:赤川次郎『三毛猫ホームズの招待席』

原作:赤川次郎『三毛猫ホームズの招待席』

 
※こちらは我が家の猫たち。

管理人の猫たち

うちの三毛猫と茶トラ白。

赤川次郎『三毛猫ホームズの〈卒業〉』

6.8

猫度

4.0/10

面白さ

7.5/10

猫活躍度

6.5/10

読みやすさ

9.0/10

猫好きさんへお勧め度

7.0/10

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