書評:赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』

赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』

 

結婚式間近の花嫁が殺され、折り紙の花嫁人形が。

もうすぐ結婚式だったのに。
その、人生の大イベント、晴れ舞台の直前に、殺される女性が相次ぐ。
その死体の上には折り紙の花嫁人形・・・

一方で。

片山義太郎の上司、栗原課長の姪が、結婚することになった。
彼女のたっての望みとは、

清美は、晴美の膝のホームズの方へ身を乗り出して、前肢を取り、握手した。
「それで、どうしても、結婚式の仲人をホームズに頼みたいと」
「仲人!」
晴美は、ホームズが黒留袖か何か来て、新郎新婦のかたわらに座っているところを想像した・・・・・・・・。
page108

ホームズは、ご存知の通り、猫である。三毛猫である。
いくら賢い猫だといっても、さすがに仲人はできないだろう。
ましてや、ホームズは避妊手術済みで、独身。
ボーイフレンドひとりいない。

しかたなく、義太郎と晴美が仲人をすることになったが、ふつう、仲人は夫婦でおこなうもの。
兄と妹では具合悪かろうと、夫婦のフリをして仲人をすることに・・・

でも、その肝心の結婚式前に、いつもながらのドタバタ事件の連続、けたたましくもウルサイおばさんテレビコメンテーターの女性はでてくるは、結婚直前のカップルにはとんでもない邪魔がはいるは、ケーキは美味しいは、石津刑事は今回も食べてばかりだはと、てんてこまい。

おっと、大事件が!
にゃんと、あの栗原課長の絵が上達した?
おどろいたことに、カンバスにかかれたソレが、「横たわる後ろ姿の裸婦」であることを、片山の眼力ででさえ、判別することができたのである!!

そして、悲劇も・・・???
頭を打って病院でMRI検査を受けた片山、あともってわずか半年の余命・・・??!?

今回のホームズは、用心棒?としては大活躍しましたが、他にはあまり・・・
最近、出番が減っているような・・・残念。

(2002年5月5日)

三毛猫ホームズシリーズ

赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』

赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』

赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』

今回も、三毛猫ではありますが、ホームズの模様ではありません。

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『三毛猫ホームズの花嫁人形』

  • 著:赤川次郎(あかがわ じろう)
  • 出版社:光文社 カッパノベルズ
  • 発行:2001年
  • NDC:913.6(日本文学)推理小説
  • ISBN:4334074235 9784334074234
  • 238ページ
  • 登場ニャン物:ホームズ
  • 登場動物:-

 

 

著者について

赤川次郎(あかがわ じろう)

福岡県福岡市博多区出身。1996年度より金沢学院大学文学部客員教授。父親は元満洲映画協会、東映プロデューサーの赤川孝一。1976年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞、1980年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞、2006年第9回日本ミステリー文学大賞、2016年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。多作で知られ、2015年には580冊を突破、累計発行部数は2015年時点で3億3000万部を超えている。三毛猫ホームズシリーズ、三姉妹探偵団シリーズ、幽霊シリーズ、吸血鬼シリーズ他、シリーズ物も多い。

三毛猫ホームズシリーズ

(著者プロフィールはWikipedia他からの抜粋です。)


ショッピングカート

 

赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』

赤川次郎『三毛猫ホームズの花嫁人形』
6.3

猫度

2.5 /10

面白さ

7.5 /10

読みやすさ

9.0 /10

猫好きさんへお勧め度

6.0 /10

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA