秋月こお『王様な猫のしつけ方』

秋山こお『王様な猫のしつけ方』

 

光魚は、ついに、巨猫シータ(人型のときは四郎)のつがい相手として公認され!?

〔注〕BL(ボーイズラブ)の徳間書店キャラ文庫で出ている本につき、18歳以上向け。

『王様な猫』シリーズ、第2弾。

平凡な男子大学生だった星川光魚(ほしかわ みつお)。
気楽に応募したバイト先で、とんでもないことに。

なんと、クロヒョウサイズの巨大な黒猫に恋された!
しかも、その黒猫は雄で。
しかも、人型に変身する能力をもった、一種の化け猫みたいなヤツで。
しかも、その巨猫シータ、人型になったときは鍋島四郎と名乗っているが、そいつは、

超美形!
一点の非のない体つき、誰が見ても美しい顔、背も光魚より少しだけ高く、しかも原型は猫だから、光魚は腕力ではかないっこない。
その上、人型のときは頭もすばらしく良く、さらに、とんでもない金持家系!

もう、どこをどうやったって、一庶民にすぎない光魚は、シータ=四郎には勝てないのです。
もう、言いなりになるしかないのです。

そのシータ=四郎は、光魚にぞっこん首ったけで惚れ込んでいて。
光魚の通っている大学に札束でさっさと裏口入学してきちゃって。
そして、光魚の意思などおかまいなく、巨猫一族に、結婚披露パーティーまで開いちゃって!

秋山こお『王様な猫のしつけ方』

四郎(シータ、中央)と光魚(向かって右)はついに結婚式を!左の女性はプロデザイナーでゼータの正妻でもある。

しっちゃかめっちゃかなBLコメディ。
シータの本性は猫なのだから、BLなのか獣●なのかもわからないけど!
でもふつう、獣●といえば、ヒトが獣を犯すのだけど、この本ではもっぱら猫がヒトを犯すわけで・・
ああややこしい・・・

こういうの、好きな人は好きなんだろうなあ。
正直、私は・・・どうも・・・好きくない・・・ケド(汗)
猫とBLがお好きな人は絶対ハマる!
ま、マンガと思ってさらっとお読みくださいませ。
読んでいるうちに、BLファンでなくても、猫好きさんならきっと面白くなり、楽しめます(うふふん)。

『王様な猫の陰謀と純愛』に続きます。

(2002.6.8)

『王様な猫』シリーズ

秋山こお『王様な猫のしつけ方』

秋山こお『王様な猫のしつけ方』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『王様な猫のしつけ方』
『王様な猫』シリーズ、第2弾。

  • 著:秋月こお(あきづき こお)
  • イラスト:かすみ涼和
  • 出版社:徳間書店 キャラ文庫
  • 発行:2000年
  • NDC:913.6(日本文学)小説
  • ISBN:4199001212 9784199001215
  • 253ページ
  • モノクロ挿絵
  • 登場ニャン物:ミミー、シマ、アルファ、ゼータ、シータ、シグマ、ニュー、クシー
  • 登場動物:ダイスケ(犬)

 

 

著者について

秋月こお(あきづき こお)

7月生まれ、蟹座、AB型、神奈川県出身、熊本県在住。『やってらんねェぜ!』、『セカンド・レボリューション』、『アーバンナイト・クルーズ』、他。

『王様な猫』シリーズ

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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秋山こお『王様な猫のしつけ方』

8.3

猫度

9.5/10

面白さ

8.0/10

猫好きさんへお勧め度

7.5/10

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