落合恵子・文『ぼくは ぼくでいい』

『ぼくは ぼくでいい』

 

秋本良平・写真。『ほんの少しつらい…そう思っているあなたに贈ります。』

ほかの兄弟達より、小さくひ弱に産まれてしまったソマリの子猫。
動きものろく、なにをするにも躊躇しがち。
それでもいっしょうけんめいだ。

そんなぼくは「小さな あの子」
まだ名前のない ぼくの名前。

『ぼくは ぼくでいい』

『ぼくは ぼくでいい』

白黒の写真集です。
落合恵子さんの文章がそえられています。
おおきな字で、2~4行ほど。
それ以上の説明はいらない、何かを訴えてくる写真集です。

小さいひ弱な子、といっても、五体満足ですし、ちゃんと育っていますから、ご安心下さい。

気持ちが疲れた人にお勧めしたい本です。
ページをめくるたびに、ふわりとした風が吹いてきます。

世界に ぼくは ぼくしかいない
それって すごいことじゃあないか!

(2011.2.4.)

『ぼくは ぼくでいい』

『ぼくは ぼくでいい』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『ぼくは ぼくでいい』

  • 文:落合恵子(おちあい けいこ)
  • 写真:秋本良平・写真(あきもと りょうへい)
  • 出版社:文藝春秋
  • 発行:2005年8月
  • NDC:645.6(家畜各論・犬、猫)フォトエッセイ
  • ISBN:416367120X
  • モノクロ
  • 登場ニャン物:けむり、ほか多数
  • 登場動物:-

 

 

著者について

落合恵子(おちあい けいこ)

栃木県宇都宮市生まれ。明治大学英文学科卒業後、1967年に文化放送入社。アナウンサーを経て、作家となる。
主な著書に『午後の居場所で』『母に歌う子守唄 わたしの介護日誌』(以上、朝日新聞社)、『絵本だいすき!子どもと、かつて子どもであった人へ』(PHP研究所)、『人生案内 自分を育てる悩み方』(岩波新書)など。

秋元良平(あきもと りょうへい)

東京農業大学畜産学科卒業。新聞社写真部の契約カメラマンを経て、秋本良平写真事務所を設立。著書に『盲導犬いなったクイール』『老人と犬』(以上、あすなろ書房)、『クイールはもうどう犬にあんった』(こわせ たまみ・文/ひさかたチャイルド)、『盲導犬クイールの一生』(石黒謙吾・文/文藝春秋)、『クイールへの手紙』(石黒謙吾・編/文藝春秋)など。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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管理人宅の猫

本著の猫ではありません。うちのくるるんです。段ボール箱に捨てられていました。

管理人宅の猫

兄弟たちと比べ、一回りも二回りも小さい子猫。

管理人宅の猫

いまは大きく成長して、体重も5kgを超えました。

管理人宅の猫

くるるん「呼んだ?」

『ぼくは ぼくでいい』

9.4

猫度

9.9/10

面白さ

8.5/10

うるうる度

9.5/10

猫好きさんへお勧め度

9.5/10

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