2021年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ ビートたけし『ゴンちゃん、またね。』 冴えない男と愛犬の、笑いと涙の物語。 みんな、一人で生れて一人で死ぬ。だから今は一緒にいよう。帯 なんて帯にはかいてありますし、タイトルもいかにもそれっぽいので、ゴンちゃんという犬が死んでしまう話かと思って […]
2020年9月2日 / 最終更新日時 : 2020年11月10日 nekohon 野生動物(日本) 井伏鱒二『山椒魚』 不朽の名作『山椒魚』。 新潮文庫の『山椒魚』には、井伏鱒二の短編が12編収められています。以下、動物関連のものをピックアップ。 『山椒魚』 山椒魚は悲しんだ。 彼は彼の棲家(すみか)である岩屋から外に出てみ […]
2020年8月29日 / 最終更新日時 : 2020年11月10日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) 戸川幸夫『虎を求めて』 副題「インド野生紀行」。戸川幸夫氏の18年にわたる虎追っかけの記録。 昭和43年(1967年)、インド北部のラジャスタン州ブンディ王国で、そこのマハラジャ(王様)に招かれて、虎狩りに参加した話から始まる。当 […]
2020年7月4日 / 最終更新日時 : 2020年11月10日 nekohon 小説(猫番外編) シートン『二人の小さな野蛮人』 動物記で有名なシートンの自伝的小説。 12歳のヤンは家族の中でいつも孤立していた。 ヤンにはきょうだいがたくさんいたが、仲が良いとはいえなかった。2つ年上の兄は、筋力と狡猾な立ち回りでヤンを支配した。1歳半 […]
2020年3月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 生物学、遺伝学など マッソン、マッカーシー『ゾウがすすり泣くとき』 副題:『動物たちの豊かな感情世界』。 この本を読んでいるうちに、私は西洋文化って救いがたいバカ集団なんじゃないかと思いたくなった・・・なんて書いたら、差別発言だ、ヘイトスピーチだと怒られそうだ。 でも。 この本で繰り返し […]
2020年3月1日 / 最終更新日時 : 2023年6月12日 nekohon 家畜、ペット テンプル・グランディン『動物感覚』 副題:「アニマル・マインドを読み解く」。キャサリン・ジョンソン共著、中尾ゆかり訳。 著者のテンプル・グランディンは自閉症である。知能指数は高いし、今や社会的にも成功した人物ではあるけれども、自閉症で苦労して […]
2020年2月1日 / 最終更新日時 : 2020年2月1日 nekohon クマ 宮崎学『となりのツキノワグマ』 クマがこんなに写っていいのか!? 帯にも書いてある本文。 とりわけ夏以降、秋から冬にかけて、連日連夜、おびただしい数のクマが写った。しかも、大きな個体や小さな個体、親子連れ、さらには、かつて人間に捕獲され […]
2020年1月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 野生動物(日本) 帆『クマとたぬき』 ピクシブエッセイにて大好評配信中のマンガ。 深い山に住む、クマとたぬきが、なぜか仲良しになりました。 ふたりはいつも一緒。 ふたりで寄り添えば、冬でも暖かい。 シカの角を拾って遊んだり、毛づくろいしあったり […]
2019年12月14日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 想像上の動物、UMAなど 上橋菜穂子『鹿の王』上・下 副題:上巻「生き残った者」、下巻「還って行く者」。壮大なファンタジー。 本屋大賞第一位、累計100万部突破というベストセラー。そりゃもう、面白いったら何の! 強大な東呼瑠(ツオル)帝国が、勢力をどんどん拡大 […]
2019年12月14日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 『院長・・・アリクイの次はカンガルーがやって来ました!』 原作:田向健一、漫画:菅徳子。副題「タムケン先生のリア獣なドタバタ奮闘記」。 動物病院の「あるあるマンガ」ではありますが。一部、ふつうの動物病院ではおそらく「ありえない!」ではないでしょうか(笑) 町の中の動物病院ですか […]
2019年11月10日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 竜山さゆり『うちの犬が子ネコ拾いました。』1・2 精悍な大型犬が、子猫のきょうだいを拾っちゃって、さあ大変!? ペリタスは、ある作家の家で飼われている大型犬。しつけ完璧、きりりと引き締まったボディラインはオオカミのように精悍。 だけど、見かけによらず(?) […]
2019年10月17日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 家畜、ペット 荒川弘『銀の匙』1-14巻+15巻 「食」の根本を問う、痛快学園マンガ 八軒勇吾(はちけん ゆうご)がその高校を選んだ理由は単純だった。 そこなら寮があるから。家に帰らなくて済むから。 その高校とは、大蝦夷農業高校酪農化学科。果てしなく広がる大自然に囲まれ […]
2019年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 恐竜、古代生物 田中政志『ゴン』 ティラノサウルスの子供が、現代の野生動物たちと渡り合う痛快マンガ 台詞はひとつもありません。一文字も。絵だけです。 その絵が、そりゃもう、すごいんです! なぜか現代にひとり現れた恐竜の子供。たぶんティラノサウルス・レック […]
2019年9月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 谷口ジロー『犬を飼う そして・・・猫を飼う』 動物を飼うという現実。 『「坊ちゃん」の時代』や『狼王ロボ』等シートン動物誌などのマンガで知られる漫画家の谷口ジロー氏の、犬や猫のマンガ5作品と、エッセイを集めた一冊。 犬を飼う 著者の実体験に基づいたマン […]
2019年9月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 野生動物(日本) 森見登美彦『有頂天家族』 京都市内には、今でも狸が大勢! それも、動物園で見るような、平凡なタヌキじゃない。変化自由、人語も操り、人に交じって仕事も遊びもする。なんせ京の都は実は 平家物語において、ミヤコ狭しと暴れ廻る武士や貴族や僧 […]
2019年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 野生動物(世界) コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』 虫の国での大冒険! カマキリ探偵と、バッタ博士。いわずもがな、名探偵シャーロック・ホームズとワトソン博士の昆虫版。 この二人、いえ、二匹が、虫の国でおこる怪事件を、バッサバッサと解決していきます。 たしかに […]
2019年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 恐竜、古代生物 バターワース『大きなたまご』 まちがいなく、恐竜児童文学の最高傑作。 ネイト(ネイサン・トゥイッチェル)は、12歳の少年。アメリカはニューハンプシャー州フリーダムに住んでいます。典型的な田舎町。一本の道の両側に並んでいる少しの家のほかに […]
2019年6月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 野生動物(日本) 畠佐代子『すぐそこに、カヤネズミ』 体重わずか8g、草の上にバッタのように乗っちゃうネズミ。 カヤネズミは、体の大きさは人間の親指くらい、体重は500円玉と同じくらいという、とても小さな動物です。あまりに軽いので、バッタのようにちょこんと草の […]
2019年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 西山ゆう子『小さな命を救いたい』 副題『アメリカに渡った動物のお医者さん』。 日本の、前時代的な獣医学の世界に、すっかり嫌気がさしてしまった西山先生。自殺を考えるほど思い悩んだ挙句、何もかも捨てて、単身アメリカへ飛び立ちました。ツテもアテも […]
2019年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 渡辺眞子『小さな命を救う人々』 日本の動物愛護の現実を突きつけた本。 内容的には、大きく二部に分けられると思う。 「第一章 踏み出した一歩」は、動物を保護した人々の話だ。感動エピソードの連発である。人によっては涙が止まらなくなるかもしれな […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 米原万里『終生ヒトのオスは飼わず』 『ヒトのオスは飼わないの?』の続編。 二部構成となっています。 第一部 ヒトのオスは飼わないの? 『ヒトのオスは飼わないの?』は、1998年から雑誌に連載され、2001年にまず単行本として出版されました。第 […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 米原万里『ヒトのオスは飼わないの?』 「春風献上。風の中に、ネコの毛たっぷり、 ・・・ヒトの毛少々、それに赤茶のイヌの毛二~三本、混じっているかもしれません。」 page9 なんて文章を、年頭のあいさつとして年賀状に書くような猫好き犬好き、それ […]
2019年2月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 野生動物(日本) 小林朋道『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』 鳥取環境大学の森の人間動物行動学。 『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』の続編。 なんて、楽しそうな大学なんでしょうか。 なんて、理想的な環境なんでしょうか。 なんて、すてきな先生なんでしょうか。 […]
2019年1月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon その他(野生ネコ科) 空想飼育研究会『コモドドラゴンと暮らす本』 千石正一監修。副題『シロナガスクジラからパンダまで 驚天動地の巨大動物飼育読本』。 【推薦:まめまま様】 あの千石先生監修の本。 これは、コモドドラゴンから、ホオジロザメ、ダイオウイカ、マウンテンゴリラから […]
2019年1月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon エッセイ、ルポ(野生ネコ) 千石正一『世界のネコの世界』 副題:『にゃおよろずのくにぐに』爬虫類博士は半びょう人!?。 個性的な風貌に、恐ろしい知識量。知る人ぞ知る爬虫類博士、千石正一先生。 千石先生といえば、トカゲやヘビ、カエルなど、爬虫類・両生類のイメージがあ […]