2018年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月6日 nekohon 猫エッセイ(日本) 河合隼雄『猫だましい』 ユング派心理学者による、猫本の解説。 河合隼雄氏は心理療法家。ユング派心理学についての本を始め、多数の著作がある。 私が河合氏でまっさきに思い出すのは『昔話の深層』という本だ。グリム童話をユング派心理学で見 […]
2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 谷村志穂『いつものお茶、いつもと違う猫』 猫のことは書かない作家のはずだったのに。 猫を飼い始めたとき、編集者に言われたそうだ。 「・・・猫を飼ったからといって、自分の猫についてあれこれ書くような作家にだけはならないでくださいよ。約束してくださいよ […]
2018年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村上春樹『うずまき猫のみつけかた』 村上春樹さんのアメリカ滞在記。 1993年から2年間、村上さんはケンブリッジに住んでいた。 ボストンマラソンに出場したり、車を盗まれたりのエピソードが、軽いタッチで語られている。 猫は所々出てくる。 が、い […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『ビーの話』 お隣さんの猫は、超甘えん坊で気まぐれ。 群ようこさんの猫エッセイといえば、『トラちゃん』と並んで、この『ビーの話』。 『トラちゃん』は、自分の家の猫の話であるのにひきかえ、『ビー』は、最初から最後まで他人の […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『おかめなふたり』 出会いは、突然、一目惚れ。 今、うちには生後推定約半年のハナがいる(注:書評掲載時)。 群さんのしぃちゃんと同じく白黒猫で、鉢割れおかめ模様でこそないものの、似たような色模様で、またそのやんちゃなことといい […]
2018年7月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 向田邦子『眠る盃』 東京ど真ん中のアパートに、ライオン?。 1970年代後半に「文藝春秋」他で発表されたエッセイを集めたエッセイ集。 猫が出てくるのは数章、他は、犬の話とか、不思議なライオンの話など。 あとはごく普通のエッセイ […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫写真集 林丈二『猫はどこ?』 さまざまなシーンに、猫が登場。 著者は 猫がきらいではないが、飼おうと思ったことはない。だいたい僕はわがままで無責任だし、自分のことで精一杯、猫の世話をするなんて考えられないのである。 page225 など […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 羽田詩津子『猫はキッチンで奮闘する』 『猫は・・・』シリーズで登場した料理を実際に料理してみる!。 今年(2011年)6月、作家のリリアン・J・ブラウンさんが亡くなられていたことを、最近知った。享年97歳。 「猫は・・・(The Cat Who […]
2018年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 野坂昭如『吾輩は猫が好き』 強面野坂氏は、実は猫おじさん(笑)。 野坂氏はハスキー犬を飼ってらっしゃる。『ビートたけしのTVタックル』などで拝見した印象では、野性味満点なハスキー犬がいかにも似合いそうな御仁だった。 が、実は大の猫好き […]
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 曾野綾子『飼猫ボタ子の生活と意見』 深い人生論ともいえる名著。 『ボクは猫よ』の続編ともいえる内容だが、別にストーリーがつながっているという程ではなく、どちらを先に読んでもかまわないだろう。 小説家夫婦の裏見成平・阿野文子と、その夫婦と同居し […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 南里秀子『猫パンチをうけとめて』 日本で初めて「キャットシッター」という仕事を創設された南里さんの本。 キャットシッターとは、ベビーシッター(子守り)の猫版で、飼い主が留守の間、留守宅に通って猫たちのお世話をする仕事のことです。 犬と違い、 […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 中島らも『とらちゃん的日常』 猫にメロメロな男のエッセイ。 中島らもさんは、ある日、木の上にいる子猫を見つけた。近くにいた青年に木に登って保護して貰う。兄弟らしき子猫も見つける。事務所に連れて帰って餌やって明け方の5時まで子猫と遊んだ。 […]
2018年6月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 庄司薫『ぼくが猫語を話せるわけ』 レオナルド・ダ・ピッツィカート・フォン・フェリックス!。 イヌ派人間の庄司薫さん宅に、ある日ネコが居候に来た。 公称7.5キロ(実際にはもっとあるらしい)の堂々たる体躯の、8歳のシールポイント・シャム猫、その名もレオナル […]
2018年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小林聡美『マダム小林の優雅な生活』 人気女優の、気楽なエッセイ集。 猫の話は、この随筆集の中の1編(10ページ)だけなのですが、おかしいので・・・ 全体的に気楽に読める本です。 肩がこらない本、どころか、こった肩もほぐれてしまう類の本です。 […]
2018年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小手鞠るい『愛しの猫プリン』 見知らぬ土地で、心の支えは猫。 ‘私’は、アメリカ人の夫と、アメリカに移住しました。 見知らぬ土地。馴れぬ生活。右も左も分かりません。知人もいません。言葉もわかりません。まさに無い無いづくしの生活。 冬にな […]
2018年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小手鞠るい『結婚するなら、猫好きオトコ』 「オトコのことは猫に訊け」2004年を改題・一部加筆。 小手毬さんも、「男」と表現されている旦那さんも、笑っちゃうほどの猫好きである。全身全霊で猫を賛美し賞賛し崇拝している。「猫ぞっこん」もここまで行くと小 […]
2018年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小池真理子『深夜のネコ』 自由気ままなエッセイ54篇。 小池真理子さんで、ネコがつく題名で、と、人をおおいに期待させるような本だが、残念ながら猫話は最後の20ページあまりしかない。だから、エッセイ集としては面白いけれど、猫本としての […]
2018年3月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫の小説(日本) クラフト・エヴィング商會プレゼンツ『猫』 井伏鱒二、大佛次郎、谷崎潤一郎、他。11人の作家たち。 一昔前の、まだ猫たちが自由に外を闊歩し、人と猫の関係がおおらかだった頃の作品を集めた短編集。 まだ私は生まれていなかった頃の話も多いのに、なぜかどれも […]
2018年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村松友視『アブサンの置土産』 愛猫アブサンの死から5年。 『アブサン物語』、『帰ってきたアブサン』の続編。 5年たっても、ムラマツ夫婦は、アブサンの死から抜け出せない。 アブサンの残影というか、余韻が、ふたりの上に色濃く残っている。 ム […]
2018年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫の小説(日本) 村松友視『帰ってきたアブサン』 村松氏はご自分を、別に「猫好き」ではないとおっしゃるが(笑)。 『アブサン物語』の続編。短いエッセイや小説が集めてある。 ・・・私は自分がいわゆる猫好きだと思ったことはなかった。 page22 どこが!(笑) なぜかこの […]
2018年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村松友視『アブサン物語』 ベストセラーとなった、あまりに有名な猫エッセイ。 アブサンは、ある日突然村松家にやってきました。 正確には、ある人が子猫を拾い、村松氏が家に連れて帰ったのです。 アブサンという、ちょっと変わった名前は、その […]
2018年2月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 猫エッセイ(日本) 柿川鮎子『犬にまたたび 猫に骨』 動物病院の日常をライターが面白おかしく楽しく暴露。 柿川氏は現在は兵藤動物病院のマネージャーだが獣医師でもトリマーでもない。元々はジャーナリストだ。 だから動物病院での出来事を書いた本なのだが、あくまで普通 […]
2018年2月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 村松友視、他『ネコ族の夜咄』 猫好きで知られた作家たちの対談集。 『アブサン物語』という猫ベストセラーを出した村松友視氏。 猫が出てくる小説やエッセイ集をいくつも書いている小池真理子氏。 『ねこはい』など猫のイラストで有名なイラストレーターの南伸坊氏 […]
2018年2月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫の小説(日本) 出久根達郎『猫の縁談』『猫阿弥陀』 『猫の縁談』 出久根氏は古本屋さんです。 最近流行の、アルバイトの高校生が何でもかんでも定価の半額で売っているような、そんないいかげんな古本屋さんではありません。 一冊一冊を吟味して価値を見極めてから売買す […]
2018年2月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon 猫エッセイ(日本) 坂崎幸之助『ネコロジー』 副題『ノラ猫トイとその仲間たちの物語』。 この本の一番の価値は、人気音楽グループ THE ALFEE のメンバーが書いたものだと言うことだろう。 スターが若い子達に与える影響は大きい。 猫保護活動なんて、毛 […]