2018年2月9日 / 最終更新日 : 2018年2月9日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:ウェストール『猫の帰還』 猫は、「大切な人」と再会するために何マイルも・・・。 猫にまるでテレパシーのように驚異的な飼い主追跡力があることは、科学的にも実証されている。 この小説は、実在した猫、ロード・ゴートの話に基づき、事実と創作 […]
2018年1月30日 / 最終更新日 : 2018年1月31日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:シートン『裏まちのすてネコ』 勇敢で美しいキティ。ある野良猫の波乱万丈な一生。 この話は、昔々に原書で読んだ記憶があるのです。 なのに、今手元にその本がないということは、多分図書館で読んだのだと思いますが、その昔の記憶と、今手元にある「 […]
2018年1月24日 / 最終更新日 : 2018年1月24日 nekohon イヌ科 書評:ウィリス『犬は勘定に入れません』上・下 副題『あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』。 最初は、ドタバタしているだけで、さっぱり訳が分からない、落ち着かないし状況もよく分からない、なんだこの小説は、なんて思いながら読んでいたが、読み進むうちにだ […]
2018年1月21日 / 最終更新日 : 2018年1月21日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:ギャリコ『猫語の教科書』 猫と暮らすなら、必読の書。 猫好きの間ではとても評判の良い本です。 ある子猫が、どうやって人間を“たぶらかし”、暖かい家を“乗っ取った”か、その技術を、子猫や、まだ乗っ取りに成功していない猫仲間に伝えるため […]
2017年12月5日 / 最終更新日 : 2017年12月5日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:ハウイー『恋人はタキシードを着たネコ』 雪深い山荘で、猫たちだけを相手に。 “私”は離婚し、雪の中の山荘へと旅立つ。 2匹の猫たちだけを連れて。 雪に閉ざされた小屋で、ネコのヴィニーは人語を語り出す。 さらにシロクマのサイモンも加わって、不思議な […]
2017年11月15日 / 最終更新日 : 2017年11月15日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:ハインライン『夏への扉』 誰に裏切られても、猫だけは裏切らない。 SFの大家、ハインラインの傑作のひとつ。 1970年のアメリカ。 ダンは若い優秀なエンジニアだった。 軍を退職後、仲間と小さな会社を設立した。 最初に作った製品は「ハ […]
2017年11月12日 / 最終更新日 : 2017年11月12日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:アラン『迷い猫』 「私はねこになる ― ありきたりの恋愛よりも もっと深い愛があるから・・・」。 キャット・セラピストの女性が主人公の小説。 猫好きにしか書けない表現、猫好きにしか思いつけないストーリー展開、 ・・・作者は間 […]
2017年11月1日 / 最終更新日 : 2017年11月1日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:ディー・レディー『あたしの一生』 副題:猫のダルシーの物語。 100%猫の視点から書かれています。必要以上の擬人化はゼロです。 ダルシーが心から愛している“あたしの人間(=飼い主)”が話す人語は、ダルシーには一部しか理解できませんし、第一名 […]
2017年10月26日 / 最終更新日 : 2017年10月26日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:コレット『牝猫』 猫好きの間では有名なフランスの小説。 二人は婚約し、結婚した。甘い新婚生活のはずだったのである。しかし、・・・ あまりに自己中心的な男、あまりにがさつな女、そして、あまりに美しい猫。 新婚生活は壊れるべくし […]
2017年10月26日 / 最終更新日 : 2017年10月26日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:E.T.A.ホフマン『牡猫ムルの人生観』 漱石『吾輩は・・・』の参考本? ムルは、人語を解すどころか、哲学書を読み、ちゃんと韻を踏んだ詩を紙に書いてしまうような、超天才猫。 その天才猫ムルが、若い牡猫たちの後学の為に、自分の人生(ニャン生)や考察を […]
2017年10月16日 / 最終更新日 : 2017年10月16日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:『子猫をお願い』 チョン・ジェウン脚本、前川奈緒著。 『韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第一位』に輝いた青春映画の傑作の小説版である。 登場するのは5人の若い女性。 高校時代は仲良しだったが、卒業後、それぞれ別の道を歩みはじめ、 […]
2017年10月11日 / 最終更新日 : 2017年10月13日 nekohon 猫の小説(海外) 書評:短編集『魔法の猫』 ミステリアスな猫の短編集。 『跳躍者の時空』 フリッツ・ライバー 子猫ガミッチの天下だった家に、赤ちゃんが生まれた。実はガミッチは、自分はやがて成長したら人間になると固く信じている子猫だった・・・。 […]