2020年1月5日 / 最終更新日時 : 2021年11月9日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 平岩弓枝『五人女捕物くらべ』上・下 花のお江戸で女たちが捕物に大活躍。 忠吉郎と小平次が、五人の女岡っ引き達と協力して、江戸の怪事件を解決していく捕物談。 当時の岡っ引きとは専業で食っていけるようなものではなく、本業のかたわら二足の草鞋でお勤 […]
2019年10月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫写真集 渡部久『縁側ネコ一家ありのまま』 動物屋によるネコフォトエッセイ 著者は自称「縁側ネコ研究家」。縁側ネコという名称は、著者が勝手につけたものだそうです。 その昔ネコは外飼いだった。夜、縄張りをパトロールしながら狩りをして過ごし、夜が明けるこ […]
2019年10月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 群ようこ『おやじネコは縞模様』 顔がでかくて目がとってもちっこい猫。 体はずんぐりと大きく、股間には立派な玉がぶら下がっている。今風に外ネコというよりは、野良ネコといったほうがぴったりの風貌の、きわめて不愛想な猫、彼がこの本の主役「しまち […]
2019年9月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) D・B・オルセン『黒猫は殺人を見ていた』 〈おばあさん探偵レイチェル〉シリーズ。 ミス・レイチェル・マードックは、70歳の老嬢。姉のジェニファーと、二人の父が建てた古い家に住んでいる。姉妹には、もうひとりの姉と兄もいたが、すでに亡くなっている。 長 […]
2019年9月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(日本) 香月日輪『ねこまたのおばばと物の怪たち』 薄暗い竹藪の鳥居をくぐると・・・。 柏木舞子、小学校5年生。お母さんが亡くなって、やがて、お父さんは再婚した。新しいお母さんと仲良くなろうと、しばらくは頑張っていたけれども、弟ができて。 お母さんはもちろん […]
2019年9月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 谷口ジロー『犬を飼う そして・・・猫を飼う』 動物を飼うという現実。 『「坊ちゃん」の時代』や『狼王ロボ』等シートン動物誌などのマンガで知られる漫画家の谷口ジロー氏の、犬や猫のマンガ5作品と、エッセイを集めた一冊。 犬を飼う 著者の実体験に基づいたマン […]
2019年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫写真集 下村しのぶ『おばあちゃん猫との静かな日々』 おばあちゃん猫照枝さんの、静かなフォトエッセイ。 照枝さんは19歳。人の年齢に換算すると92歳。 茶トラ白で、どちらかといえばずんぐりむっくりな体型。尻尾は長くて太くて立派です。 19歳とはおもえないほど、 […]
2019年8月16日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 堀本裕樹/ねこまき『ねこのほそみち』 副題:春夏秋冬にゃー。 猫が出てくる俳句を、堀本裕樹が解説。 それとは別に、ねこまき(ミューズワーク)がその俳句からインスピレーションを得てマンガを描く。 「それとは別に」 そこが面白いのです。 同じ句を、 […]
2019年8月16日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(海外) スティーブンス編『奇跡を呼んだ猫たちのおとぎ話』 猫が大活躍する寓話を、世界中から。 猫が大活躍する寓話といえば、誰もがおそらく真っ先に思い浮かべるであろう『長靴をはいた猫』。 あまりに有名な話ですよね。 ペロー編(フランス)とグリム兄弟編(ドイツ)が有名 […]
2019年8月4日 / 最終更新日時 : 2021年11月9日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 東川篤哉『ライオンは仔猫に夢中』 シリーズ『平塚おんな探偵の事件簿3』。 金色に近い茶髪のショートヘアー、猛獣を思わせる鋭い目つき、その瞳はブラウン。そんな彼女の名は野生のエルザ、いえ、生野(しょうの)エルザ。名前の通り?見た目も性格も、ま […]
2019年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫絵画集・版画集 『おこまの大冒険~朧月猫の草紙』 江戸時代のベストセラー作家x世界的浮世絵師がタッグ。 山東京山・作、歌川国芳・絵。 まさに、夢の組み合わせ。 令和の世にも名を残す大人気作家と、ヨーロッパ絵画界に影響を与えたほどの絵師が、一緒になっているだけでも魅惑的な […]
2019年7月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 nekohon 猫の小説(日本) 西加奈子『きりこについて』 きりこは、ぶすである。 文豪・夏目漱石の『猫』の出だしは超有名だ。「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」 西加奈子氏の『きりこについて』の出だしも、同じくらい衝撃的だ。 きりこは、ぶすである。 page5 た […]
2019年6月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 宇都宮直子『猫と私の「老い支度」』 心配性な飼い主と、愛らしいペルシャ猫と。 シュガーちゃんは、ペルシャ猫。この品種らしい、おっとり穏やかな猫さんで甘えん坊、運動神経は猫としてはちょっと?だけど、自尊心の強さはまさに猫! シュガーに、もし、誰 […]
2019年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫を知る(日本) 高橋のら『猫にGPSをつけてみた』 副題:「夜の森半径二キロの大冒険」。 東京から、大分県は国東半島の元ミカン山に引っ越した著者。半径2キロ以内に人の住む家はたった2軒だけ。 なぜか、そんなところに野良猫の家族4匹が住み着いていました。なんで […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 乙一『しあわせは子猫のかたち』 『失踪HOLIDAY』に収容。 家を出て一人暮らしをしたかった、誰も知らぬ土地で孤独に死にたかった。 だから大学もわざわざ実家から遠い場所に決めた。 幸いその土地に伯父が古い家を所有していたので、そこに引っ […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 町田康『猫にかまけて』 ゲンゾーの「恐怖のサルーン」とは? 町田康さんは、ミュージシャンで作家。 パンク・ロック歌手、なんて聞けば、それこそ突っ張ったお兄さんみたいなイメージだけど、どうしてどうして!彼の中身は、どうしようもないほ […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 左近司祥子『哲学するネコ』 文学部哲学科教授と25匹のネコの物語。 ネコは、ヒトより、はるかに哲学的存在であると、私も思います。ヒトよりはるかに悟っている、哲学的な高みにいる、と思います。 著者は大学の哲学科教授です。ソクラテスやプラ […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 笙野頼子『愛別外猫雑記』 猫恐怖症だったのに、野良猫8匹の世話をするはめになった作家。 著者は元々、30代後半まで猫恐怖症だったそうだ。 ただ、たまたま、友達になった相手が猫だった。先住猫のドーラと、最近逝ってしまったキャト。猫達の […]
2019年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 西山ゆう子『小さな命を救いたい』 副題『アメリカに渡った動物のお医者さん』。 日本の、前時代的な獣医学の世界に、すっかり嫌気がさしてしまった西山先生。自殺を考えるほど思い悩んだ挙句、何もかも捨てて、単身アメリカへ飛び立ちました。ツテもアテも […]
2019年4月18日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 小林カツ代『愛しのチー公へ』 副題:「生き物たちとの一期一会」。 小林カツ代さんは、有名な料理研究家でした。家庭料理は、栄養とか手間とかコストとかも大事だけど、それ以上になによりも大事なことは「おいしい」こと。彼女のレシピは日本中の食卓 […]
2019年4月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫の小説(海外) マグダ・レーヤ『きみは猫である』 幼い男の子の家で、子猫が4匹も生まれた♪。 まずは掲示板の推薦文のご紹介から。 【推薦:yukiyo様】 20年位前に 買ったんですが、和田誠さんの挿絵があまりにも可愛くて、 ずっと手放さずにいます。 お話は ワルシャワ […]
2019年4月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 松原惇子『猫の恩返し』 エッセイ集です。2部構成。 「猫の恩返し」。 非常に特殊な才能を持った猫、ママちゃん。実話のようですが、実に不思議なお話です。 その猫はある晩「おこんばんは」とやってきました。前足で上手にお店の引き戸をあけ […]
2019年3月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 古典・伝承文学 光吉夏弥訳編『ネコ猫ねこ 世界中のネコの昔ばなし』 世界中から、猫の民話・伝説を集めた本。 まず最初に、掲示板にいただいた詳細な紹介を。 【推薦:きな様】 題名のごとく、猫が出てくる昔話を集めた一冊。なんと五十話収録されています。日本からは二話。ひとつは小泉 […]
2019年3月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 東良美季『猫の神様 』 壮絶な、愛猫闘病記。 文章を書くことで身を立てようとしていた男の、まだ文筆の仕事がほとんどなかったころ。 子猫を拾ってしまった。まだちっぽけな、目ヤニだらけの赤ちゃん猫を2匹。最初は通り過ぎたものの、どうに […]
2019年3月28日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫エッセイ(日本) 香咲弥須子『ねこの神様』 命とは、生きるとは、猫とは・・・。 Sは日本に帰ってしまった。遠い異国のニューヨークに、彼女をひとり残して。 否、彼女は、残ることを自ら選んだのだった。ニューヨークでの女独り暮らしが始まった。 正確には、3 […]