ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

 

『本日ねこ日和』何気ない日常の中の大笑い。

ある日、捨て猫に遭遇してしまった「私」。
3歳になったばかりの娘を育てるので手一杯だったし、アパート暮らしだったし、猫なんて飼えないと、見過ごそうとしたものの、

仔猫はノミにたかられ 風邪をひき ひどい便秘をおこしていた
(獣医師)「弱ってますね まだ親の必要な 大きさですから」
私は 育たないのなら せめて あたたかい所で 死なせてやろうと 思った
page6

ノミとり、目薬、排便、食餌の世話。寝る間を惜しんでの必死の看病。

猫(コノ)は しっかり 育ってしまった
どの猫よりデカく やかましく いつはじまったのか娘とのバトル
page7

当時、著者はバイトをしながらマンガ投稿を續ける生活でした。
ある日、猫と娘とのバトルが面白いと気づいたので、

コノを主役にした まんがを描いてみたら
連載の仕事を もらった
page8

コノちゃんは、福猫でした!
にゃんか、夏目漱石と『吾輩は猫である』の逸話に似ていますね。

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

もう、最高にゃのですよ、こにょマンガ♪

猫のコノちゃんが、めちゃかわいい。丁寧に描かれています。
娘さんもかわいい。やんちゃで誰からも愛される女の子。

そして、なんといっても、絵がきれいでかわいいのが好感です。
ジャンル分けすればギャグマンガになるのかもしれませんけれど、ギャグマンガの多くがデフォルメされた絵で、面白さを追求した結果の画法とわかってはいても、下品だったり汚かったりで、正直、私はそういう絵は好きになれません。
ひいらぎ氏の絵は、優しい中に品があって、大好きです。

猫が1ニャンと、幼い子供が一人いれば、マンガのネタには事欠きません(笑)
ノミが大発生したり、お隣の飼いアヒルの卵を盗んで来たらヒナがかえってしまったり、雪で遊んだり(遊ばれたり)、ましてクリスマスツリーなんて飾ろうものなら(笑x笑)
ひいらぎ家は漫画家の家でもありますから、コピー機もあるんですね。
猫は暖かい場所が大好き、コピー機は暖かい、当然猫は・・・

いえね。
昔は我が家にもコピー機があったんです。
で、トロというお笑い猫もいたんです(今もいますけど)

同じことをしていました。(名探偵・麗尾智美矢五郎の事件簿 ファイル6:コピーキャット稲妻事件の謎)

違いは、ひいらぎさんは、立派なマンガとして作品に残され、うちは私一人が笑っただけという、大きな差が出ましたけれど。

2巻目も発売されたようですが、まだ買っていません。
買わなきゃ!

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』かわいいコノちゃん

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

コノちゃんのライバル

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』裏表紙

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『スーさんちのアホ猫日記』
本日ねこ日和

  • 著:ひいらぎ
  • 出版社:スコラ
  • 発行:平成9(2007)年
  • NDC:726(マンガ、絵本)
  • ISBN:4796287973 9784796287975
  • 127ページ
  • 登場ニャン物:コノ、タイソン、ミコ、ルイ・シャルル
  • 登場動物:犬、アヒル

 

 


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コピーされた猫の尻尾と猫

うちのトロが自撮りならぬ自コピーした画像を、ハナが調べている図

ひいらぎ『スーさんちのアホ猫日記』

9.1

猫度

9.5/10

面白さ

9.0/10

絵・画像

9.0/10

猫好きさんへお勧め度

9.0/10

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