書評:夏目漱石『吾輩は猫である』

夏目漱石『吾輩は猫である』

 

日本で最も有名な猫。

これを猫本の筆頭にあげるとはなんと安直な、との誹りを受けるかもしれん。しかし、我が日本において猫の本といえば、やはり第一にあげられるべき名著であることには間違いないのだからやむをえない。

兎に角、まずは、その書き出しからしてあまりに有名である。漱石の‘そ’の字さえ知らぬ無学漢とて最初の二行を知らぬ者はまず日本人にはおるまい。

それから、名もない猫が吾輩ぶるところが実に愉快である。

更に、全体を覆う軽妙な語り口が痛快である。

また、登場人物の皆楽天的で飄逸な事といったらどうだ。このような呑気な逸民が明治の日本を飄々と闊歩していたのかと思うだけで胸がすくような気がする。

内容については今更説明するまでもなかろう。

日本人なら読みなさい。日本人でなくても読みなさい。

これを知らずして近代日本を如何で知る事あらんやである。

・・・と

夏目漱石『吾輩は猫である』

私が最初に読んだのは、このポプラ社版、箱入り文学全集

夏目漱石『吾輩は猫である』

昔は児童用でも2段構えの本がよくありました。大人用なら3段構えなんてのも。

あまりに有名過ぎて、私ごときが書評ぶる気にもなれず、

文体を少々真似てみて、退散。

(2002年4月10日)

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『吾輩は猫である』

  • 著:夏目漱石(なつめ そうせき)
  • 出版社 : 新潮社 新潮文庫
  • 発行年 : 1961年
  • 913.6(日本文学) 長編小説
  • ISBN : 9784101010014
  • 610ページ
  • 登場ニャン物 : (名前はまだ無い)、車屋の黒、三毛子、白
  • 登場動物 : 蟷螂君(とうろう=カマキリ)

 

目次(抜粋)

  • 本編
  • 解説(伊藤整)

 

著者について

夏目漱石(なつめ そうせき)

小説家、評論家、英文学者。本名、夏目 金之助。江戸の牛込馬場下横町出身。俳号は愚陀仏。 大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めた後、イギリスへ留学。 大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学(後の東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めた後、イギリスへ留学。帰国後、東京帝国大学講師として英文学を講じながら、「吾輩は猫である」を雑誌『ホトトギス』に発表。これが評判になり「坊っちゃん」「倫敦塔」などを書く。その後朝日新聞社に入社し、「虞美人草」「三四郎」などを掲載。当初は余裕派と呼ばれた。「修善寺の大患」後は、『行人』『こゝろ』『硝子戸の中』などを執筆。「則天去私(そくてんきょし)」の境地に達したといわれる。晩年は胃潰瘍に悩まされ、「明暗」が絶筆となった。
(1867年2月9日~1916年12月9日)

夏目漱石

夏目漱石

(著者プロフィールは『ウィキペディア』からの抜粋です。)


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夏目漱石『吾輩は猫である』

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夏目漱石『吾輩は猫である』
9.3

猫度

8/10

面白さ

10/10

おすすめ度

10/10

Pros

  • この文体が大好き
  • とにかく面白い

Cons

  • 欠点なんてあるわけない

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