書評:沼田朗『猫をよろこばせる本』

沼田朗『猫をよろこばせる本』

 

基本中の基本が網羅された本。

副題は「もっと仲良くなれる飼い方のコツ」
平成3年刊行「ネコなんでも交際学」を改題・加筆・再編集したもの。

内容は、猫に関する雑学集。
猫への接し方の、基本中の基本が網羅されているという感じでしょうか。

小難しい学者の理論ではなく、どれもちょっとした基礎知識です。
が、猫の同居人なら是非知っておきたいことばかりです。

特に第5章の、「ネコと人とのすてきな関係」は、猫初心者の方に読んでいただきたい内容です。
ネコも「ありがとう」と礼をするとか、ネコの辞書に「ごめんなさい」はないとか、「ニャア!」はネコの人間語とか、何気ないネコの仕草にネコの本音を読み取るヒントがたくさん書かれています。
そして、ネコがいかに人を細かく観察し、人の感情を読み取って、人との関係を築いているか、それが理解できれば、愛猫との関係がまた一歩深まることは間違いないでしょう。

なお、著者はマンガ『はぐはぐ』の原作者(作画:こなみかなた)。
と書けば、なるほどと思う方も多いでしょう。この本のイラストも、もちろん、こなみかなたさんです。

(2009.11.8.)

沼田朗『猫をよろこばせる本』

挿絵は、こなみかなた氏。

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『猫をよろこばせる本』
もっと仲良くなれる飼い方のコツ (「ネコなんでも交際学」改題・加筆・再編集)

  • 著:沼田朗(ぬまた ほがら)
  • 出版社:PHP文庫
  • 発行: 1996年
  • NDC : 645.6(畜産業・家畜各論・犬、猫)
  • ISBN : 4569569315
  • 238ページ
  • 登場ニャン物 :- 
  • 登場動物 :- 

 

目次(抜粋)

  • 第1章 ネコと人類はこうして出会った
    • ネコの祖先は食肉獣ミアキス
    • 人とネコの出会い、キューピットはネズミ
    • その他
  • 第2章 ネコとはどんな動物か
    • ネコは、野生化しても「イエネコ」
    • ネコ科の仲間は「狩り」の名人
    • その他
  • 第3章 ネコの「なわばり意識」と人間の家
    • ネコの「住居感覚」を理解しよう
    • ネコは頭の中に「地図」を描いている
    • その他
  • 第4章 「狩り」の本能と上手に付き合おう
    • 「食べる」と「遊ぶ」が分離した現代のネコ
    • ネズミをこわがるネコはいくじなし?
    • その他
  • 第5章 ネコと人とのすてきな関係
    • ネコは飼い主を選んでいる?
    • ネコは「飼い主」より「いっしょに暮らす人」を選ぶ
    • その他
  • 第6章 人がネコに対して責任を持つべきこと
    • ネコを世話する「心がまえ」とは
    • ネコの獲物に「味つけ」はない
    • その他
  • 第7章 ネコをとりまく危険な環境
    • 日本人の「ネコ観」は無責任?
    • ネコはなぜ交通事故にあいやすいのか
    • その他
  • あとがき

 

著者について

沼田朗(ぬまた ほがら)

1959年生まれ。東京・板橋区生まれ。多摩芸術学園絵画科卒。幼少の頃よりネコに囲まれて暮らし、そこで培われた観察眼を活かして、平成元年『ネコ無用の雑学知識』(KKベストセラーズ)で出版界にデビュー。
ネコの生態を描いたマンガ『はぐはぐ』(作画こなみかなた、双葉社)は、アジア各国でも好評を得ている。著者はほかに、『ネコは何を思って顔を洗うのか』(実用之日本社)、『なぜ猫はかわいいか』(祥伝社)、『恐竜びっくり読本』(KKベストセラーズ)などがある。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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沼田朗『猫をよろこばせる本』

沼田朗『猫をよろこばせる本』
9.1

猫度

10.0 /10

お役立ち度

9.0 /10

情報度

9.0 /10

おすすめ度

8.5 /10

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