2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) キップリング『ジャングル・ブック』 インドのジャングルで、オオカミに育てられた少年、ほか。 この本を猫本リストに加える前にネット本屋で検索して驚いた。 なんと今の日本では、この本を大人用に全訳したものを新刊本で手に入れることは難しいらしい。 […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年5月5日 nekohon イヌ バンサン『アンジュール ある犬の物語』 走り去る車の窓から投げ捨てられた犬は・・・。 写真集や絵画集、絵本などは、極力買わない主義の私ですが、この本は見た次の瞬間には何の迷いもなく買っていました。ウルウルの目をごまかすために目をバチバチしばたきながら。 鉛筆一 […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 米田一彦『クマは眠れない』 副題:『人を襲う異常行動の謎が解けた!』。 まず、この画像をご覧いただきたい。 ぼやけた画像で申し訳ないが、著作権の問題があるのであまりハッキリした写真は載せられない。どうかご容赦を。 これは、ある数字を年 […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 姉崎等『クマにあったらどうするか』 ヒグマと命がけで付き合った男に話を聞く。 姉崎等氏の肩書きは 「アイヌ民族最後の狩人」。 姉崎氏は、その名の通り、昔ながらのアイヌ式クマ撃ち猟師の最後の生き残りである。 鉄砲一丁をかついで、犬と一緒に山に入 […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 野生動物(日本) 室山泰之『里のサルとつきあうには』 副題:『野生動物の被害管理】。 「生態学ライブラリー21」。 著者は、京都大学霊長類研究所に所属している京都大学博士。 この本を読んだ感想も、いかにも京大の学者だなあ、というのが、第一感想だった。 サルの生 […]
2018年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 渡辺眞子『捨て犬を救う街』 不幸な犬猫を1頭でも減らしたい!。 犬の話が中心だが、犬と暮らしている人はもちろん、猫と暮らしている人も、今は暮らしていないがいつか暮らしたい人も、犬猫と暮らしたくても暮らせない人も、そして、犬猫と暮らした […]
2018年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 野生動物(世界) モリス『人間とヘビ』 かくも深き不思議な関係。 この本は、ヘビを生物学的に説明した本ではない。 「先史時代から現代までの人間の歴史を通じて、人間とヘビの関係を考えようとする」本だ。 どこまでも「人間とヘビの関係」に徹底し、ヘビそ […]
2018年7月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 宮沢賢治『なめとこ山の熊』 新潮文庫『注文の多い料理店』収録。 淵沢小十郎はすがめの「ごりごりしたおやじ」なんですよね。 熊を射つと、そばへよってきてこう言います。 「熊。おれはてまえを憎くて殺したのでねえんだぞ。(中略)仕方なしに猟 […]
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 恐竜、古代生物 ブラッドベリ『恐竜物語』 バタフライ効果とは? 「バタフライ効果」という言葉を初めて聞いたとき、私はとっさに、その語源というか由来はブラッドベリのあの短編だと思った。そしてその後何年もそう思いこんで疑わずにいた・・・つい数日前まで。 […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 藤田紘一郎『パラサイトの教え』 『寄生虫博士のプーラン・プーラン』2001年発行改題。 日本人は、死んでも腐らないそうだ。 アメリカ人、インドネシア人などの死体に比べて、日本人の死体はなかなか腐らないという。 なぜか。 日本の水道水には、 […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 藤田紘一郎『踊る腹のムシ グルメブームの落とし穴』 「獅子身中のサナダ虫」改題。 寄生虫博士、藤田紘一郎氏のおもしろ医学エッセイ。 寄生虫、と聞いて、普通はどう思うだろうか。 「うわあ、イヤだ」「気持ち悪い!」という反応が多いのではないだろうか。 藤田先生の […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 藤田紘一郎『サナダから愛をこめて』 副題『信じられない「家族病」のエトセトラ』。 藤田紘一郎先生のエッセイは、寄生虫や病気を解説した医療エッセイなのだけれど、いつも陽気で楽しく、面白い。 が、この本は、ちょっといつもと雰囲気が違うような気がす […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 野生動物(日本) 澤田ふじ子『けもの谷』 200頭のイノシシ群と農民達の死闘。 江戸時代。 美濃大垣藩の、尾根谷27村は、ひどい猪害に悩まされていた。中でも「猪神」と恐れられる大猪は、200頭近い大群を率いていた。そんな数に襲われては、山間の畑や田 […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 恐竜、古代生物 バッカー『恐竜レッドの生き方』 恐竜専門家が書いた恐竜小説。 私が子供の頃に持っていた動物図鑑に描かれた恐竜たちは、見るからに愚鈍そうだった。 ティラノサウルス・レックスは直立し、長い尾を重そうに地面に引きずっていた。 ブロントサウルス( […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 灰谷健次郎『ろくべえ まってろよ』 児童文学短編集。 児童文学で有名な灰谷健次郎の作品集。 文庫本なので、漢字にルビはふってありませんが。 「ろくべえ まってろよ」 犬のろくべえが、穴に落ちてしまいました。 深くてまっくらな穴です。 1年生の […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 畑正憲『ムツゴロウの動物交際術』 猫を含む、動物と仲良くなるコツが満載。 ムツゴロウさんこと畑氏はやはりすごい人だと素直に感心してしまった。 畑氏のやり方を批判した書評を書いたこともあるけれど、(『猫ふえちゃった』)、氏の動物取り扱い法につ […]
2018年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 乃南アサ『凍える牙』 1996年直木賞受賞作品。 さすが受賞するだけのことはある。文句なしに面白い。テレビドラマにもなった。韓国で映画化もされた。それだけのことはあると思う。 冒頭は衝撃的ではあるけど、全編を流れている主流は心理劇である。 ド […]
2018年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 西村寿行『旅券のない犬』 遠い故郷を目指して、地球を横断していく犬。 紀州犬とは。 中型の日本犬である。 体高 ♂49-55cm、♀46-52cm。 体重 ♂118-20kg、♀15-17kg。 毛色は白色が人気だが、有色の犬もいる […]
2018年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon オオカミ 西村寿行『魔の牙』 暴風雨とオオカミの群れに、山小屋に追いつめられ・・・!。 ニホンオオカミが絶滅して久しい(注)。 農耕民族だった日本人には、動物を剥製や骨格標本にして残す風習はなく、短期間に急激に絶滅してしまったこともあり、ニホンオオカ […]
2018年7月6日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 西村寿行『老人と狩りをしない猟犬物語』 山奥の、あまりに厳しすぎる生活。 山奥の一軒家に、老猟師と、幼い孫と、一匹の猟犬(紀州犬)が住んでいた。 老人の一人息子は戦死していた。 その嫁、孫の母親は、巨熊に殺されていた。 残された孫は、老人の宝物だ […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『虎は語らず』 戸川幸夫動物文学セレクション2。 戸川幸夫の描く動物は、どれもかっこいい。 厳しすぎる大自然の掟に逆らうことなく、自分の運命を超然と受け止めながら、決して諦めず悲観もせず、知恵を振り絞り力を振り絞って、堂々 […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 家畜、ペット 竹山道雄『ビルマの竪琴』 そのビルマ僧は、水島上等兵なのか?。 2007年9月27日、ミャンマー(旧称ビルマ)で日本人ジャーナリスト長井健司氏が射殺されました。 そのニュースを見て、ふと、昔読んだ「ビルマの竪琴」を再読したくなりまし […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 辻真先『迷犬ルパンと三毛猫ホームズ』 あの三毛猫ホームズと迷犬ルパンが、合同調査を!? オペラの観客の目の前で、世紀の歌姫が殺された! そこに偶然居合わせたのは、ご存じ片山義太郎刑事。 名探偵・三毛猫ホームズの下僕、いや下働き、いや使い走り、い […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ チャペック『チャペックの犬と猫のお話』 “ロボット”の名付け親による犬と猫のエッセイ。 チャペック(1890-1938)はチェコの作家。 伝記文学、純文学、SF,児童文学など活躍の幅は広いが、なんといっても ” […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 中野孝次『ハラスのいた日々』 犬という存在の大きさ。 この本は文句なしに傑作だと思うのである。猫随筆の代表が内田百閒著『ノラや』とすれば、犬随筆の代表はこの『ハラスのいた日々』をおいて他にないと思うのである。 著者が犬と暮らすことを決め […]