中津川英明『イヌとネコの折り紙』

ひとつの基本折りから、いろいろな品種を。
紹介されているのは、イヌ編は柴犬、コリー、シベリアン・ハスキー、ウェルシュ・コーギー、ダックスフンド、ラブラドール・レトリバー。
ネコ編はペルシャ、ノルウェージャン・フォレスト・キャット、アビシニアン、ベンガル。
すべて同じ「基本形」から作ります。
で、この「基本形」。
大きな切り込みを数カ所入れます。
私は、折り紙とは、「正方形の紙を、まったく切らずに、折るだけで造形することが理想だ」という思いが強くあり、こんなに長い切り込みをこんなに何カ所もいれるのなら、何だって折れるじゃないか・・・と、ついついそう思ってしまいます。
ですが、そういう堅いことを言わない人には、この基本形は大いなる発展性を秘めたすばらしい形であることは間違いない、とも思います。
これがその「基本形」です。
で、これが「ペルシャ」です。
私が折ったものですから、少々下手なのはお許しください。
ほかのネコたち(やイヌたち)も、皆、同じような横向きのシルエットで、細部の表現をかえることでそれぞれの品種を表しています。
(2007.7.7.)

基本折りを発展させることで、このような動物達も折れるという。
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『イヌとネコの折り紙』
副題、シリーズ名など
- 著:中津川英明(なかつがわ ひであき)
- 出版社:日本文学館
- 発行:2007年
- NDC:754.9(木竹工芸:紙工芸・折紙・切絵・切抜絵)
- ISBN:9784776512646
- 86ページ
- カラー
- 登場ニャン物:
- 登場動物: