2020年12月21日 / 最終更新日時 : 2021年1月31日 nekohon 古典・伝承文学 懐弉『正法眼蔵随聞記』、鏡島元隆『道元禅師語録』 懐弉『正法眼蔵随聞記』 曹洞宗の開祖・道元禅師の垂示を、高弟の懐弉(えじょう)が忠実に記録したもの。 道元には『正法眼蔵』という大著作があります。全95巻。私が持っている岩波文庫版では、原文のみで口語訳無し […]
2019年8月16日 / 最終更新日時 : 2019年8月16日 nekohon 猫の小説(海外) スティーブンス編『奇跡を呼んだ猫たちのおとぎ話』 猫が大活躍する寓話を、世界中から。 猫が大活躍する寓話といえば、誰もがおそらく真っ先に思い浮かべるであろう『長靴をはいた猫』。 あまりに有名な話ですよね。 ペロー編(フランス)とグリム兄弟編(ドイツ)が有名 […]
2019年7月24日 / 最終更新日時 : 2019年7月24日 nekohon 猫絵画集・版画集 『おこまの大冒険~朧月猫の草紙』 江戸時代のベストセラー作家x世界的浮世絵師がタッグ。 山東京山・作、歌川国芳・絵。 まさに、夢の組み合わせ。 令和の世にも名を残す大人気作家と、ヨーロッパ絵画界に影響を与えたほどの絵師が、一緒になっているだ […]
2019年3月30日 / 最終更新日時 : 2019年4月27日 nekohon 古典・伝承文学 光吉夏弥訳編『ネコ猫ねこ 世界中のネコの昔ばなし』 世界中から、猫の民話・伝説を集めた本。 まず最初に、掲示板にいただいた詳細な紹介を。 【推薦:きな様】 題名のごとく、猫が出てくる昔話を集めた一冊。なんと五十話収録されています。日本からは二話。ひとつは小泉 […]
2018年9月5日 / 最終更新日時 : 2018年9月5日 nekohon 古典・伝承文学 柳田国男『日本の昔話』 猫の話は残念ながら少ないが。 秋の夜長に囲炉裏端で、代々お婆さんが孫達に話して聞かせてきたような、珠玉の昔話たち。 しかし日本の家庭や生活習慣が変化するにつれ、昔話は、語り継がれるものから、本で読むものに変 […]
2018年9月2日 / 最終更新日時 : 2018年9月2日 nekohon 古典・伝承文学 フランス民話『狐物語』 フランスで800年も語り継がれた悪賢いキツネの話。 この本を「(猫の)古典・伝承文学」にジャンル分けするのは無理があるのだが、あまりに有名な民話なので他のジャンルへの分類は思いつけず、ご了承願いたい。 脇役 […]
2018年9月2日 / 最終更新日時 : 2018年9月2日 nekohon 古典・伝承文学 ペローとグリムの『長靴をはいた猫』 『長靴をはいた猫』として世界中に広く知られている話は、ヨーロッパに古くから伝えられた伝承童話を元としています。 似たような話がヨーロッパのあちこちに流布していたと考えられます。 それを、ドイツではグリム兄弟 […]
2018年2月25日 / 最終更新日時 : 2018年5月8日 nekohon 古典・伝承文学 仏典『菩提行経』 猫のように、音をたてず、目立たないように・・・。 仏教聖典は、経・律・論の三蔵に包括されます。 先に紹介した『楞伽経』は、経蔵に含まれますが、この『菩提行経』は、論蔵に含まれます。 論蔵には、膨大な数の仏典 […]
2018年2月25日 / 最終更新日時 : 2018年10月8日 nekohon 古典・伝承文学 仏典『楞伽経』 古い仏典で見つけた「猫」という単語。 「仏教の経典に猫は出てこない」。 これは複数の書物で見た言葉です。 いずれも、猫研究では大家といわれる人々の本です。私は素直にそれを信じてきましたし、歴史的背景から見て […]
2018年2月20日 / 最終更新日時 : 2018年5月14日 nekohon 古典・伝承文学 紫式部『源氏物語』 (第一部の主人公光源氏が、第三部の主人公薫を抱く絵) . 猫は『源氏物語』では重要な”鍵”となる 日本が誇る世界の文学『源氏物語』にも猫は堂々登場する。 ご存じ全五十四帖の大長編。登場人物五百余名 […]
2018年2月20日 / 最終更新日時 : 2018年2月20日 nekohon 古典・伝承文学 清少納言『枕草子』 (土佐光起筆「清少納言像」大雪の日、「少納言よ、香炉峯の雪は?」と中宮定子に問われて、立って御簾を巻き上げてみせた話は有名。) . 猫は天皇に溺愛されていた。 『枕草子』と猫、と言えば、まず思い浮かぶのが『命婦のおとど』 […]
2017年11月21日 / 最終更新日時 : 2018年3月4日 nekohon 古典・伝承文学 吉田兼好『徒然草』 その昔、「馬・牛・犬を除き、人間は動物を飼うべきではない」と、兼好法師は説いた。 『徒然草』 (つれづれぐさ)は、吉田兼好が元弘1(1331)年ごろ書いた二百四十三段からなる随筆。 多方面な教養を持つ著者が […]