2024年8月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月24日 nekohon イヌ ジャック・ロンドン『荒野の呼び声』 別訳『野生の呼び声』とも。動物文学界の名作。1903年発表。 ストーリー バックはアメリカの南部で生まれ育った犬だった。父犬はセントバーナード、母犬はスコットランド産のシェパード。140ポンド(63.5kg)の堂々たる体 […]
2024年8月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月24日 nekohon イヌ ジャック・ロンドン『白い牙』 1/4だけ犬の血を持つオオカミの、壮絶な愛と戦い。 世界中で愛されている名作。120年たっても色あせないどころか、令和の今、ますます魅力的を増してきたようにさえ思えます。 ストーリー 父親は片目の老オオカミ。母親はオオカ […]
2023年8月19日 / 最終更新日時 : 2023年8月19日 nekohon イヌ オデル『青いイルカの島』 絶海の孤島にひとり残された少女の18年間。実話に基づく壮絶サバイバル。 あらすじ 先住民ガラサット族が暮らしていた島に、アリュート人たちがやってきた。ラッコ猟が目的だ。アリュート人たちは島で狩るかわりに先住民たちに分け前 […]
2022年10月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 nekohon イヌ 川西玲子『戦時下の日本犬』 かつて、日本犬は絶滅寸前だった。 あらすじ 明治維新後、洋犬がどっと日本に流入して在来犬と混血した。また日本人も舶来ものを好み、在来犬を「駄犬」として尊重しなかった。結果、みるみる日本犬が減っていった。 あわや日本犬が絶 […]
2022年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年7月7日 nekohon イヌ 古谷経衡『ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか』 プーチンのヒトラー化を予言した本。 2022年2月、世界を震撼させる大事件が勃発した。ロシアによるウクライナ侵攻である。 2014年のクリミア危機以降、あの地域でずっと紛争が続いてきたことくらいは私だって知っている。ロシ […]
2021年12月16日 / 最終更新日時 : 2023年3月28日 nekohon イヌ 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の四:その他、総論 『南総里見八犬伝』について。 『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)が執筆されたのは、文化11年(1814年)~天保13年(1842年)、制作年数28年という、大長編伝奇小説です。九輯九 […]
2021年12月16日 / 最終更新日時 : 2021年12月16日 nekohon イヌ 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の三:絵から抜け出た妖虎 其の一:紀二郎と八房・与四郎 其の二:人に化けた山猫 其の三:絵から抜け出た妖虎 其の四:その他、総論 無瞳子の虎(ひとみなしのとら) 昔、宇多天皇が生きた虎を送られたことがありました。天皇は巨勢金岡(こせのかなおか)と […]
2021年12月16日 / 最終更新日時 : 2021年12月16日 nekohon イヌ 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の二:人に化けた山猫 其の一:紀二郎と八房・与四郎 其の二:人に化けた山猫 其の三:絵から抜け出た妖虎 其の四:その他、総論 数百年も生きてきたというヤマネコ。 犬飼現八は、下野庚申山に恐ろしい野猫(やまねこ)が住んでいることを知らされます。 […]
2021年12月16日 / 最終更新日時 : 2021年12月16日 nekohon イヌ 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』其の一:紀二郎と八房・与四郎 曲亭馬琴(1767-1848年)『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)は、9輯98巻106冊の長編伝奇小説。あまりに長いので、猫や虎が出てくる部分だけを抜粋、4ページにわけてレビューを書 […]
2021年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ ビートたけし『ゴンちゃん、またね。』 冴えない男と愛犬の、笑いと涙の物語。 みんな、一人で生れて一人で死ぬ。だから今は一緒にいよう。帯 なんて帯にはかいてありますし、タイトルもいかにもそれっぽいので、ゴンちゃんという犬が死んでしまう話かと思って […]
2019年11月10日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 竜山さゆり『うちの犬が子ネコ拾いました。』1・2 精悍な大型犬が、子猫のきょうだいを拾っちゃって、さあ大変!? ペリタスは、ある作家の家で飼われている大型犬。しつけ完璧、きりりと引き締まったボディラインはオオカミのように精悍。 だけど、見かけによらず(?) […]
2019年9月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 谷口ジロー『犬を飼う そして・・・猫を飼う』 動物を飼うという現実。 『「坊ちゃん」の時代』や『狼王ロボ』等シートン動物誌などのマンガで知られる漫画家の谷口ジロー氏の、犬や猫のマンガ5作品と、エッセイを集めた一冊。 犬を飼う 著者の実体験に基づいたマン […]
2019年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 西山ゆう子『小さな命を救いたい』 副題『アメリカに渡った動物のお医者さん』。 日本の、前時代的な獣医学の世界に、すっかり嫌気がさしてしまった西山先生。自殺を考えるほど思い悩んだ挙句、何もかも捨てて、単身アメリカへ飛び立ちました。ツテもアテも […]
2019年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 渡辺眞子『小さな命を救う人々』 日本の動物愛護の現実を突きつけた本。 内容的には、大きく二部に分けられると思う。 「第一章 踏み出した一歩」は、動物を保護した人々の話だ。感動エピソードの連発である。人によっては涙が止まらなくなるかもしれな […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 米原万里『終生ヒトのオスは飼わず』 『ヒトのオスは飼わないの?』の続編。 二部構成となっています。 第一部 ヒトのオスは飼わないの? 『ヒトのオスは飼わないの?』は、1998年から雑誌に連載され、2001年にまず単行本として出版されました。第 […]
2019年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ 米原万里『ヒトのオスは飼わないの?』 「春風献上。風の中に、ネコの毛たっぷり、 ・・・ヒトの毛少々、それに赤茶のイヌの毛二~三本、混じっているかもしれません。」 page9 なんて文章を、年頭のあいさつとして年賀状に書くような猫好き犬好き、それ […]
2018年9月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon イヌ kaisei『ある犬のおはなし』 殺処分ゼロを願って。『この子たちは「モノ」ではありません』 一匹の犬。 ラブラドルレトリーバーでしょうか? 子犬の時に、ある人の家族となりました。 「かわいいね」といってもらえました。 何も知らないぼくに […]
2018年9月16日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ 森栗丸『あじさいの唄』シリーズ 江戸時代の武士の子供の、ちょっぴり切なく、ほんわり暖かい物語。 掲示板に、丁寧な紹介文をいただきました。 ↓↓ ここから ↓↓ 【推薦:リボン様】 栗太郎という男の子と栗之助という犬の話なんですけど、ちびの […]
2018年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年1月12日 nekohon イヌ 山内昶『ヒトはなぜペットを食べないか』 犬肉に舌鼓をうつ人がいる一方、犬を我が子より愛する人がいる。 ドキッとするようなタイトルの本だ。が、しかし、ヒトが肉食獣であり、且つ、みずからの飢えをしのぐためなら何でも食べる地球上最強の雑食動物でもあることを考えれば、 […]
2018年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月6日 nekohon イヌ 遠藤周作『狐狸庵動物記』 「わが最良の友動物たち」文庫本発行化による改題。 狐狸庵先生こと、遠藤周作氏は、幼い頃、満州は大連に住んでいた。 孤独な狐狸庵、否、周作少年にとって、唯一の話し相手は黒い満州犬だった。名前はクロといった。学 […]
2018年8月17日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 米田一彦『クマ追い犬タロ』 クマと本気で対峙できる犬を育てるには?。 著者の米田さんはクマ研究家として有名な方だ。私も氏のクマ本を何冊も持っている。奥山を実際に歩き回り数多くのクマ達と接してきた方なので、どの本もすごく実践的で面白い。 […]
2018年8月15日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ バーンフォード『三匹荒野を行く』 猫と犬達が、400kmの大冒険。 カナダのハンター家には3頭の動物達がいた。 タオは、エリザベスの愛猫。しなやかで美しいシャムネコで、狩りが得意。 ボジャーは、ピーターが物心つく前から一緒に育ったイングリッ […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年5月5日 nekohon イヌ バンサン『アンジュール ある犬の物語』 走り去る車の窓から投げ捨てられた犬は・・・。 写真集や絵画集、絵本などは、極力買わない主義の私ですが、この本は見た次の瞬間には何の迷いもなく買っていました。ウルウルの目をごまかすために目をバチバチしばたきながら。 鉛筆一 […]
2018年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 渡辺眞子『捨て犬を救う街』 不幸な犬猫を1頭でも減らしたい!。 犬の話が中心だが、犬と暮らしている人はもちろん、猫と暮らしている人も、今は暮らしていないがいつか暮らしたい人も、犬猫と暮らしたくても暮らせない人も、そして、犬猫と暮らした […]
2018年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 灰谷健次郎『ろくべえ まってろよ』 児童文学短編集。 児童文学で有名な灰谷健次郎の作品集。 文庫本なので、漢字にルビはふってありませんが。 「ろくべえ まってろよ」 犬のろくべえが、穴に落ちてしまいました。 深くてまっくらな穴です。 1年生の […]