2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) キップリング『ジャングル・ブック』 インドのジャングルで、オオカミに育てられた少年、ほか。 この本を猫本リストに加える前にネット本屋で検索して驚いた。 なんと今の日本では、この本を大人用に全訳したものを新刊本で手に入れることは難しいらしい。 […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『虎は語らず』 戸川幸夫動物文学セレクション2。 戸川幸夫の描く動物は、どれもかっこいい。 厳しすぎる大自然の掟に逆らうことなく、自分の運命を超然と受け止めながら、決して諦めず悲観もせず、知恵を振り絞り力を振り絞って、堂々 […]
2018年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『白色山塊』 上・下 昭和初期、トラvs人間の壮絶な戦いがあった。 朝鮮国境からアムール川(黒竜江)に至る千キロに亙る地域は中国東北部になって居り、その昔は満州と呼ばれていた。日本がこの地域に満州帝国と称する傀儡国家をつくりあげ […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 中島敦『山月記』 虎に変身してしまった男の運命。 文庫本にして、わずか9ページの短編だ。 しかし、これほど格調高い動物小説が他にあるだろうか。 いや、これを動物小説と呼ぶべきではないだろう。 虎の姿こそしているが、その実は虎 […]
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) 戸川幸夫『人喰鉄道』 実在した人喰いライオンたち。 1980年代。イギリスは、植民地ウガンダに鉄道工事を開始した。 しかし、サボ(ツァボ)に人喰いライオンの群れが現れ、大変な恐慌を巻き起こす。 当時、イギリス人の指揮の下に、イン […]
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 小説(野生ネコ科) グラム『ゴースト&ダークネス』 実話をもとにしたアニマル・パニック。 アフリカはツァボで実際にあった事件を元に書かれた小説。 この作品は映画にもなっている。 1898年、イギリスは‘カイロからケープタウンまで’続く英国植民地回廊地帯をたく […]
2018年5月26日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 小説(野生ネコ科) ケッセル『ライオン』 副題:ケニアの少女の恋物語。「世界動物文学全集3」収録の作品。 西暦2011年の今読めば、実に違和感のある小説ではある。 著者の、あまりに「白人的」な視線。 人種差別に対する強い反発みたいなものが感じられ、 […]
2017年11月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 小説(野生ネコ科) マーテル『パイの物語』(上・下) 少年とベンガルトラの成獣が、小さな救命ボートに。 世の中に「漂流物語」は数多くあれど、こんな設定のものが他にあっただろうか! ピシン・モリトール・パテル、通称「パイ」は、インドの動物園経営者の息子である。 […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 小説(野生ネコ科) バイコフ『偉大なる王』 満州の密林に、トラが吼える。 バイコフは、ロシア帝政時代の極東国境警備隊の将校だったが、ロシア革命後、満州に亡命し、さらにオーストラリアに移住した。その満州時代に動物や自然の研究をし、多くの動物小説を残した […]
2017年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月30日 nekohon 小説(野生ネコ科) バイコフ『牝虎』 極寒の密林にトラが、オオカミが。 題名は「牝虎」だが、主人公は密林に住む猟師達と、彼らに「牝虎」とあだ名された一人の女、ナスターシャ。が、本物のトラももちろん大活躍する。小説として見たら「偉大なる王」より面 […]