2024年8月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月24日 nekohon イヌ ジャック・ロンドン『荒野の呼び声』 別訳『野生の呼び声』とも。動物文学界の名作。1903年発表。 ストーリー バックはアメリカの南部で生まれ育った犬だった。父犬はセントバーナード、母犬はスコットランド産のシェパード。140ポンド(63.5kg)の堂々たる体 […]
2024年8月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月24日 nekohon イヌ ジャック・ロンドン『白い牙』 1/4だけ犬の血を持つオオカミの、壮絶な愛と戦い。 世界中で愛されている名作。120年たっても色あせないどころか、令和の今、ますます魅力的を増してきたようにさえ思えます。 ストーリー 父親は片目の老オオカミ。母親はオオカ […]
2024年6月22日 / 最終更新日時 : 2024年6月22日 nekohon 家畜、ペット 藤子・F・不二雄『ミノタウルスの皿』 藤子・F・不二雄[異色短篇集]1『ミノタウロスの皿』収録。 「ドラえもん」他、多数の傑作を世に残した藤子・F・不二雄の作品。1969年に発表された34ページの短編です。 あらすじ 広い宇宙の真ん中を漂う宇宙船。修理不能、 […]
2024年5月29日 / 最終更新日時 : 2024年5月29日 nekohon ◇一般の本 長谷川政美『ウンチ学博士のうんちく』 今、スカトロジー(糞尿の科学)が市民権を得ようとしている 摂取したら出す、これぞ生命活動の基本。しかしこの世の中、摂取=飲食についての本はあふれているのに、出す=ウンチやオシッコについての本はあまり見ません。いえ、ヒト以 […]
2024年5月29日 / 最終更新日時 : 2024年5月29日 nekohon 野生動物(日本) 林くりお『タヌキとつきあうための11章』 「ふるさとの動物たち たぬきの本①」シリーズ 昔話・童話でおなじみの動物、タヌキ。どんな動物?人間達とどのように付き合ってきた? かつて、タヌキは日本人にとってもっとも身近な動物のひとつだったのに 最初に、現代はタヌキと […]
2024年5月12日 / 最終更新日時 : 2024年5月12日 nekohon 野生動物(日本) 『タヌキたちのびっくり東京生活』 副題:都市と野生動物の新しい共存。 宮本拓海・しおやてるこ・NPO法人都市動物研究会共著。 23区で野生暮らし その数なんと1000頭!?都会は人間だけじゃない 我ら!東京タ・ヌ・キ 表紙より 新宿駅にタヌキが出たとか、 […]
2024年1月2日 / 最終更新日時 : 2024年2月1日 nekohon 野生動物(日本) 高橋春成編『日本のシシ垣』 「シシ垣」って何? シシ垣ときいてすぐにわかる人は、代々の農家や農関係者、あるいは熱心な郷土史研究家くらいじゃないでしょうか。 シシ垣は、漢字で「猪垣」、「鹿垣」、「猪鹿垣」と書く。わが国では、古くからイノシシ、シカ、カ […]
2023年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 スザンヌ・シマード『マザーツリー』 副題:~森に隠された「知性」をめぐる冒険~。 世界中で、森林利用といえば、皆伐して出来た空き地に、一種類の木を植樹、他の木は積極的に排除、ということが行われてきた。日本の山が杉や檜の単層林におおわれているのはご存じの通り […]
2023年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 チャモヴィッツ『植物はそこまで知っている』 副題:感覚に満ちた世界に生きる植物たち。 植物と、動物。我々ヒトは動物の一種だから、どうしても身びいきで動物の方が優れていると思いがちだ。いや、思うとか思わないとか意識することさえないレベルかもしれない。太陽がまぶしいの […]
2023年8月19日 / 最終更新日時 : 2023年8月19日 nekohon イヌ オデル『青いイルカの島』 絶海の孤島にひとり残された少女の18年間。実話に基づく壮絶サバイバル。 あらすじ 先住民ガラサット族が暮らしていた島に、アリュート人たちがやってきた。ラッコ猟が目的だ。アリュート人たちは島で狩るかわりに先住民たちに分け前 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 nekohon 古典・伝承文学 『古典文学動物誌』 古典の世界に棲む動物の百科! 全部で126種の動物たちを、まず「実在の動物たち」112種と「幻想の動物たち」14種に大きく分類。実在の動物たちはさらに、獣・鳥・虫・魚・介にわけて紹介しています。 【実在の動物たち】 【幻 […]
2023年7月24日 / 最終更新日時 : 2023年7月24日 nekohon 野生動物(日本) 『モグラ ハンドブック』 飯島正弘・土屋公幸著。日本に生息する21種のモグラの仲間たち。 日本に生息しているのは、20種のトガリネズミ形目と、1種の外来種ハリネズミ目。その全種について、生息している現地での生態写真があるというのが、まず素晴らしい […]
2023年6月4日 / 最終更新日時 : 2023年6月4日 nekohon 野生動物(日本) 南正人『シカの顔、わかります』 シカの顔を見分けて33年!超貴重な世界的大研究 すばらしい観察記録です。世界に誇れるレベルであること間違いありません。33年にも渡って、ひとつの地域に生息する総計1000頭にも及ぶ野生動物を観察し続けたというだけでも偉業 […]
2023年4月18日 / 最終更新日時 : 2024年5月29日 nekohon 野生動物(世界) 『動物のうんちえほん』 うんちはいろんなところで役に立っているよ! うんちってなに?どうやってできるの?動物たちのトイレは?うんちの形は? 動物達のうんちを、楽しくかわいらしく解説した絵本です。 動物たちは色使いも表情も親しみやすい絵柄 […]
2023年1月18日 / 最終更新日時 : 2023年1月18日 nekohon 野生動物(世界) 島泰三『アイアイの謎』 珍獣アイアイの、詳細な観察レポート。 動物が好きで、生き物の観察記録や研究レポート等を読むのも大好き、なんて人たちには、たまらなく魅力的な一冊。 はい、私もそんな一人です。ですから夢中で読みました。すっごぉい!きゃー、ホ […]
2023年1月14日 / 最終更新日時 : 2023年1月14日 nekohon 野生動物(世界) ベリンダ・レシオ『数をかぞえるクマ サーフィンするヤギ』 副題:「動物の知性と感情をめぐる驚くべき物語」。 動物達のはかり知れぬ能力。その愛情の深さは人類より深く、その知力はしばしば人類にも勝る。なのに、なぜ、人間は動物達をこれほどまでに貶め続けてきたのか?なぜ、動物達の能力に […]
2022年10月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 nekohon イヌ 川西玲子『戦時下の日本犬』 かつて、日本犬は絶滅寸前だった。 あらすじ 明治維新後、洋犬がどっと日本に流入して在来犬と混血した。また日本人も舶来ものを好み、在来犬を「駄犬」として尊重しなかった。結果、みるみる日本犬が減っていった。 あわや日本犬が絶 […]
2022年9月16日 / 最終更新日時 : 2024年5月29日 nekohon 野生動物(世界) 今泉忠明『動物たちの可愛いウンチ』 まるまる一冊、動物のウンチのお話♪。 世の中には子供たちに大人気、「うんこドリルシリーズ」なんてものがありますが。 種々様々な動物達の、種々様々に香るウンチの話ばかりを、290ページの文庫本にギュウギュウに詰め込んだ動物 […]
2022年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年7月7日 nekohon イヌ 古谷経衡『ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか』 プーチンのヒトラー化を予言した本。 2022年2月、世界を震撼させる大事件が勃発した。ロシアによるウクライナ侵攻である。 2014年のクリミア危機以降、あの地域でずっと紛争が続いてきたことくらいは私だって知っている。ロシ […]
2022年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年5月31日 nekohon 野生動物(世界) 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』 著者のバッタ愛に感動するやら、笑っちゃうやら。 著者は小学生のころ、『ファーブル昆虫記』を読んで感動。さらに、ある科学雑誌の記事に仰天、なんとバッタの大群に巻き込まれた女性が緑色の服をバッタに食べられてしまったという。な […]
2022年3月26日 / 最終更新日時 : 2022年3月27日 nekohon 大人にもお勧めな絵本(日本) エーリヒ・ケストナー『どうぶつ会議』 今こそ読みたい、70年前の絵本。 絵本はこうはじまります。 大ニュースロンドン会議おわる―――会議はしっぱい―――やりなおしと決定―――場所はまだきまらない―― page4 動物たちは、この大ニュースにすっかりばかばかし […]
2022年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月6日 nekohon オオカミ 『オオカミと野生のイヌ』 オオカミほかイヌ科全般を美しい写真で紹介。 人類を除くすべての哺乳類の中で、最も広い地域に生息していたのはオオカミだそうです(いた、と過去形なのは寂しいけれど)。 この本は、そのオオカミをまず、美しい写真と、オオカミ愛に […]
2022年2月3日 / 最終更新日時 : 2023年10月13日 nekohon 野生動物(世界) ローリングズ『仔鹿物語』上・下 児童文学の最高傑作のひとつ。孤独な少年と、子鹿と、「生きる」という意味。 アメリカの南北戦争が終戦して、数年後。フロリダの原生林の奥深くに、貧しい開拓民一家が住んでいた。12歳の少年、ジョディと、その両親だった。 父親の […]
2022年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月28日 nekohon クマ 西村武重『ヒグマとの戦い』 副題:ある老狩人の手記。 明治・大正・昭和と生き抜いた、老練な狩人の手記。すべて自身の体験に基づく実話なだけに、作り物にはない迫力と、なるほどと頷かせる説得力にあふれている。そしてそれ以上に、すごい時代だったんだなあ、と […]
2022年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月9日 nekohon クマ 遠藤ケイ『熊を殺すと雨が降る』 副題:失われゆく山の民族。 今の世では、ほぼ失われてしまった「山の仕事」の数々。それを、微に入り細を穿ち、これでもかと詳細に説明しつくした本。よくもまあこれだけ調べ上げたと思う。読んで興味深いだけでなく、後世に残すべき貴 […]