2024年9月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月4日 nekohon 獣医学 宮崎徹『猫が30歳まで生きる日』 副題:治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見 宮崎先生は、人間のお医者さん。獣医師ではありません。臨床医として勤務したとき、この世にあまりに「治せない病気」が多いことに愕然とします。不治の病と恐れられていた […]
2024年6月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月14日 nekohon ◇一般の本 原田信男『日本人はなにを食べてきたか』 日本では肉食は禁忌だった 日本では、肉より何より、とにかく米。米こそが、そして米だけが、大事にされてきた歴史がありました。この本は、日本人がいかに肉を退け米を大事にしたかを懇切丁寧に説いたような内容になっています。 縄文 […]
2024年5月29日 / 最終更新日時 : 2024年5月29日 nekohon ◇一般の本 長谷川政美『ウンチ学博士のうんちく』 今、スカトロジー(糞尿の科学)が市民権を得ようとしている 摂取したら出す、これぞ生命活動の基本。しかしこの世の中、摂取=飲食についての本はあふれているのに、出す=ウンチやオシッコについての本はあまり見ません。いえ、ヒト以 […]
2024年1月2日 / 最終更新日時 : 2024年2月1日 nekohon 野生動物(日本) 高橋春成編『日本のシシ垣』 「シシ垣」って何? シシ垣ときいてすぐにわかる人は、代々の農家や農関係者、あるいは熱心な郷土史研究家くらいじゃないでしょうか。 シシ垣は、漢字で「猪垣」、「鹿垣」、「猪鹿垣」と書く。わが国では、古くからイノシシ、シカ、カ […]
2023年11月28日 / 最終更新日時 : 2023年11月29日 nekohon 動物愛護・保護 うめざわしゅん『ダーウィン事変』06巻 11か国語で翻訳刊行決定!!もっともSDGsなマンガと世界が認めた話題作。 あらすじ チャーリー達の出生の秘密をとく鍵となる人物、サラ・ユァン博士を探しに、チャーリー・ルーシーとフィル・グレイス夫婦はニューヨークにやって […]
2023年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 nekohon 猫エッセイ(海外) ステファン・ガルニエ『猫は気まぐれに幸せをくれる』 心が疲れたティーンエイジャーにおすすめしたい一冊。 複数の猫たちとくらしてきた著者。中でもジギーは特別な存在でした。いつも著者によりそい、ともにに歩んできた相棒。不幸にもジギーはあるとき交通事故に遭ってしまい、前足を一本 […]
2023年5月4日 / 最終更新日時 : 2023年5月13日 nekohon 動物愛護・保護 デカルト『方法序説』 「動物機械論」=動物に魂や精神はあるのか?それとも、ただの自動機械か? 今回は、あの超有名な哲学者、デカルトの著。 「え?ここは猫本紹介コンテンツでは?なぜデカルト?」と思われる人も多いかもしれない。が、動物の権利や解放 […]
2023年4月25日 / 最終更新日時 : 2023年4月27日 nekohon 動物愛護・保護 うめざわしゅん『ダーウィン事変』01~05巻 「種差別」について徹底的に追究した名作マンガ。 「人種差別」や「性差別」についてなら、誰でも聞いたことがあるでしょう。ヒトを、肌の色や人種とか出生地、あるいは、男か女かLGBTQかで差別することです。しかし日本人は平和ボ […]
2022年2月3日 / 最終更新日時 : 2023年1月12日 nekohon 動物愛護・保護 Natsumi『ベジタリアンは菜食主義ではありません』『世界を変えたくて僕を変えた』 あなたは、産業動物達の苦難を、彼らがどんな扱いを受けているかを、御存知ですか? まず、本の表題について。「ベジタリアンが菜食主義ではないって、どういうこと?」と疑問に思う人が多いのではないでしょうか。ベジタリアンについて […]
2022年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月9日 nekohon クマ 遠藤ケイ『熊を殺すと雨が降る』 副題:失われゆく山の民族。 今の世では、ほぼ失われてしまった「山の仕事」の数々。それを、微に入り細を穿ち、これでもかと詳細に説明しつくした本。よくもまあこれだけ調べ上げたと思う。読んで興味深いだけでなく、後世に残すべき貴 […]
2021年3月28日 / 最終更新日時 : 2021年3月28日 nekohon ◇一般の本 『おとなのねこまんま』 副題:『あったかごはんを極うまに食べる136』。ねこまんま地位向上委員会編。 一、ルール無用、おとなの特権「ねこまんま」ママに怒られる歳でもないから、行儀なんて気にしない。とにかく、あったかごはんがウマけりゃそれでよいの […]
2019年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon ◇一般の本 金田一秀穂『人間には使えない蟹語辞典』 動物目線で考えた、おかしくも、ためになる辞典! この本の特長は「はじめに」で語られている金田一秀穂氏の文章の通り。 生物としてのヒトの条件によっても、言葉は規制されている。私たちの目は、顔の表面に、二つ、横 […]
2019年1月16日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 猫マンガ にしかわかな『マスクねこと猫のことわざ&慣用句』 猫にかかわることわざや慣用句。 見開きの、右ページに4コママンガ。左ページに、ことわざや慣用句の説明が書かれています。 マンガは、ことわざや慣用句と関係がある場合もありますが、まったく関係がない場合もあり、正直、私にはあ […]
2018年9月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon ◇一般の本 竹内薫『99.9%は仮説』 副題:『思いこみで判断しないための考え方』。 竹内氏の本はわかりやすくて面白いのである。だからこの本も喜んで買って読んだのである。 とはいえ、当初は物理学の本を猫本リストに加えるつもりは全然無かった。読む本 […]
2018年9月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon ◇一般の本 堀田貢得『実例・差別表現(改訂版)』 副題:『あらゆる情報発信者のためのケーススタディ』。 今は誰でもネットで簡単に情報発信できる時代である。 だからこそ、この本。 特に愛護系サイト運営者には、ぜひ読んで欲しいと思う。 たとえば、次の引用部分。 […]
2018年9月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon ◇一般の本 清水幾太郎『論文の書き方』 今の時代だからこそ、良い文章とは何か考えたい。 ブログが大流行である。 それとほぼ時を同じくして、変な文章が目立ち始めた。 絵文字だらけの、妙にカラフルで明るい、しかし日本語として稚拙な文章。 若い子達の携 […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 半藤末利子『夏目家の糠みそ』 孫からみた夏目家。 夏目漱石の孫娘、半藤末利子さんのエッセイ集。 漱石と末利子さんは直接の面識はない。 漱石に関する知識といえばほとんどが母筆子から聞いた話ばかり。 筆子は漱石の長女である。 そして末利子の […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 夏目鏡子『漱石の思い出』 妻から見た夏目漱石。 夏目漱石の妻・鏡子夫人の言葉を、松岡譲(漱石門下生の一人で長女筆子の夫)が筆録したもの。 実に赤裸々な漱石が語られている。 あくまで妻の目を通して見たひとりの夫、家庭の中の漱石である。 それがあまり […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 坪内稔典編『漱石俳句集』 漱石の句に深く頷く・・・。 夏目漱石が作った俳句は、生涯に約2600句だそうだ。 正岡子規と親交があった時代に特に多く作られている。 この本は、漱石が残した句のうち、計848句を、年代順に編集した本。 巻末 […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 出久根達郎『漱石先生の手紙』 古本屋さんが、漱石の手紙を解説。 夏目漱石は生涯に二千五百通もの手紙を残したという。 その手紙を古本屋店主の出久根氏が、面白く解説したもの。 宛先は、正岡子規・寺田寅彦・芥川龍之介・森鴎外など今でも名が知ら […]
2018年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 三好行雄編『漱石書簡集』 夏目漱石が残した手紙を、そのまま。 漱石の手紙が時系列に沿って編集されている。 個々の手紙についての解説はない、ただ手紙がならんでいるだけだ。 が、それだけに、変な雑音無く、素直に漱石の世界に入っていける。 […]
2018年7月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 群ようこ『きもの365日』 残念ながら、群さんの本なのに猫は出て来ません。が。 着物を365日間着続けるという、あまりに?無謀な企画をはじめてしまった群さんの、日記風エッセイ。 いつものかる~い乗りのエッセイとは文体からして違うような […]
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 荒木博之『やまとことばの人類学』 副題:『日本語から日本人を考える』。 題名通り、やまとことば=昔からの日本語の、意味やなりたち、その言葉に込められた心などを述べた本である。 第一部「日本人の価値体系とことば」では、「れる」と「られる」、「 […]
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon ◇一般の本 西江雅之 『わたしは猫になりたかった “裸足の文化人類学者”半生記』 猫は出て来ません。 ネコは出てきません。 この学者先生がやんちゃな子供時代、「高いところから落ちてもスクッと立つ」野良猫の動きに憧れ、飛び降りる練習をしたという記述があるだけです。 この本は、副題の通り、な […]
2018年6月2日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon イヌ 香山リカ『イヌネコにしか心を開けない人たち』 マスコミでも人気の精神科医による本。 著者は精神科医。 幼少時代から、家の中には常にペットがいた。そして今もイヌ1匹ネコ5匹と暮らしている。 ひどいペットロスに苦しんだこともある。精神科医として、他人の心の […]