2023年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 スザンヌ・シマード『マザーツリー』 副題:~森に隠された「知性」をめぐる冒険~。 世界中で、森林利用といえば、皆伐して出来た空き地に、一種類の木を植樹、他の木は積極的に排除、ということが行われてきた。日本の山が杉や檜の単層林におおわれているのはご存じの通り […]
2023年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 チャモヴィッツ『植物はそこまで知っている』 副題:感覚に満ちた世界に生きる植物たち。 植物と、動物。我々ヒトは動物の一種だから、どうしても身びいきで動物の方が優れていると思いがちだ。いや、思うとか思わないとか意識することさえないレベルかもしれない。太陽がまぶしいの […]
2021年9月13日 / 最終更新日時 : 2021年9月13日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 サイエンス・サイトーク『ウソの科学 騙しの技術』日垣隆、他 4人の学者が、「科学」を語る。 作家でジャーナリストの日垣隆氏と、アナウンサーの有村美香氏が、科学者たちと会談し、その内容をまとめた本です。 この番組の総タイトルは「サイエンス・サイトーク」といいます。「サイエンス」はも […]
2018年9月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 瀬戸口明久『害虫の誕生』 副題:『虫からみた日本史』。 昔、日本には「害虫」という概念は無かったそうな。 もちろん、虫害に悩まされてはいた。化学薬品の殺虫剤なぞ無かった上に、作物は現代のような「遺伝子組み換え」改良種等ではなかったから、虫害は今の […]
2018年8月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 野生動物(日本) 日本自然保護協会『野外における危険な生物』 副題:『フィールドガイドシリーズ2』。 1990年代、バブル経済が崩壊すると、それにとってかわるようにアウトドアブームがはじまった。 男も女も4輪駆動車に乗って山や海に続々とくりだした。 ところがほとんどの […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 藤田紘一郎『パラサイトの教え』 『寄生虫博士のプーラン・プーラン』2001年発行改題。 日本人は、死んでも腐らないそうだ。 アメリカ人、インドネシア人などの死体に比べて、日本人の死体はなかなか腐らないという。 なぜか。 日本の水道水には、 […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 藤田紘一郎『踊る腹のムシ グルメブームの落とし穴』 「獅子身中のサナダ虫」改題。 寄生虫博士、藤田紘一郎氏のおもしろ医学エッセイ。 寄生虫、と聞いて、普通はどう思うだろうか。 「うわあ、イヤだ」「気持ち悪い!」という反応が多いのではないだろうか。 藤田先生の […]
2018年7月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 藤田紘一郎『サナダから愛をこめて』 副題『信じられない「家族病」のエトセトラ』。 藤田紘一郎先生のエッセイは、寄生虫や病気を解説した医療エッセイなのだけれど、いつも陽気で楽しく、面白い。 が、この本は、ちょっといつもと雰囲気が違うような気がす […]
2018年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon オオカミ 非日常実用講座11『ティラノサウルスの育て方』 あり得ないこと本気で!恐竜からニホンオオカミまで。 実に楽しい本です! こういうお遊び系の本は、内容的にイイカゲンなものが多いと思われるかも知れませんが、どうしてどうして。 この本に書かれてあるのは、学術的 […]
2018年6月8日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 人獣共通感染症 亀谷了『寄生虫館物語』 副題:『可愛く奇妙な虫たちの暮らし』。 私が今一番訪れたい場所のひとつが、東京は目黒にある寄生虫館だ。 丸一日、開館から閉館までじっくりと眺めよう。そしてお土産にサナダムシTシャツを買おう。どれほど楽しいだ […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 野生動物(日本) 羽根田治『野外毒本』 副題:「被害実例から知る日本の危険生物」。 ヒグマやイノシシ、野犬などの哺乳類から、各種ヘビ、イモリやカエル、蚊やアブなど昆虫たち、ヒル、ダニ、その他もろもろの生きものたち。 野山に入れば、誰だっていつでも […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 野生動物(日本) 『原色図鑑 野外の毒虫と不快な虫』 「知る」ことこそ、最大の防御。 愛猫が、じっと壁を見ていたら・・・虫! 愛猫が、必死に家具の下の隙間にお手手を突っ込んでいたら、・・・虫! 愛猫が、お口をモグモグ何か食べていたら・・・やっぱり、虫・・・! […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 船山信次『毒草・薬草事典』 副題:「命にかかわる毒草から和漢・西洋薬、園芸植物としてつかわれているものまで」。 毒と薬が紙一重であることは、世間一般によく知られていることです。 どんな薬だって、量や用法を間違えれば、毒となる。 毒と恐 […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 森昭彦『身近にある毒植物たち』 副題:「”知らなかった”ではすまされない雑草、野菜、草花の恐るべき仕組み」。 過去50年間で、もっとも食中毒患者数の多かった植物は何だかわかりますか? トリカブト? イヌサフラン? […]
2018年5月31日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 植松黎『毒草を食べてみた』 ときには著者自身が自分の体で実験して!? 【猫に危険な植物】というコンテンツを作ったものの、まだまだデータも情報も足らない。で、現在データ収集中。といっても本を乱読しているだけですが。 そんな時、目に付いた […]
2018年1月19日 / 最終更新日時 : 2018年1月19日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 多様性生物学『蚊の不思議』 嫌われ者の蚊だけど。 蚊と付き合いのない日本人なんて、おそらくいない。私も勿論、生まれたときから、蚊には悩まされてきた。 にも関わらず、蚊については驚くほど無知だ。知っていることといえば、血を吸うのは雌で、 […]
2018年1月18日 / 最終更新日時 : 2018年1月18日 nekohon 獣医学 『改訂 獣医寄生虫学・寄生虫病学』 『1 総論/原虫』、『2 蠕虫、他』。 どっしりと大きくて分厚い、2冊一組の本。 実に詳細で嬉しくなってしまう。 安い本ではないけれど、それだけの価値は十分にある。 一般受けする本とは思えないが、動物医療関 […]
2018年1月18日 / 最終更新日時 : 2018年1月18日 nekohon 獣医学 トニー・ハート『恐怖の病原体図鑑』 副題:『ウイルス・細菌・真菌完全ビジュアルガイド』。 ウイルス、細菌、真菌(カビ)、原虫。 と聞いただけで「イヤ~~~!」を耳をふさいでしまう人もいるかもしれない。 が、彼らだって地球の住民であり、彼らだっ […]
2017年12月29日 / 最終更新日時 : 2022年10月2日 nekohon イヌ 藤田紘一郎『誰も知らなかった ヒトとイヌと寄生虫の愉快な関係』 寄生虫博士の医学エッセイ。ヒトのしあわせ、イヌのしあわせ。 『ドッグワールド』誌に連載された人気エッセイをまとめた本。 なので、イヌと、イヌの寄生虫が中心。猫は「イヌやネコに・・・」「ネコにも・・・」という […]
2017年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 nekohon 微生物、植物、その他生物全般 江原昭三:編『ダニのはなしI・II』 ダニって、人間に有益な品種のほうが圧倒的に多い。 ダニについての論文を集めた本。 世間におけるダニの評判はどうも芳しくない。 忌み嫌われている、といってよい存在だ。 が、たかがダニ、と馬鹿にする事無かれ。 […]