2023年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 nekohon 猫の小説(日本) 『江戸猫ばなし』 7人の作家による文庫書下ろし短篇集。 赤川次郎、稲葉稔、小松エメル、西條奈加、佐々木裕一、高橋由太、中島要による、江戸時代+猫のアンソロジー。どの話も優しく、化け猫が出てくるものでさえ、読んだ後に爽やかな風が吹き抜けてい […]
2023年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年8月11日 nekohon 猫エッセイ(海外) ステファン・ガルニエ『猫は気まぐれに幸せをくれる』 心が疲れたティーンエイジャーにおすすめしたい一冊。 複数の猫たちとくらしてきた著者。中でもジギーは特別な存在でした。いつも著者によりそい、ともにに歩んできた相棒。不幸にもジギーはあるとき交通事故に遭ってしまい、前足を一本 […]
2023年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年7月27日 nekohon 古典・伝承文学 『古典文学動物誌』 古典の世界に棲む動物の百科! 全部で126種の動物たちを、まず「実在の動物たち」112種と「幻想の動物たち」14種に大きく分類。実在の動物たちはさらに、獣・鳥・虫・魚・介にわけて紹介しています。 【実在の動物たち】 【幻 […]
2023年7月24日 / 最終更新日時 : 2023年7月24日 nekohon 古典・伝承文学 御伽草子『鼠の草子』 鼠が、ある美しい姫を妻にするが・・・ あらすじ 何時の時代か、京の四条堀川の院のほとりに、鼠の権頭(ごんのかみ)という、とても長生きな鼠がいた。その鼠がある時、家臣の穴掘の左近尉(あなほりのさこんのじょう)を呼んで言うこ […]
2023年7月14日 / 最終更新日時 : 2023年7月15日 nekohon 古典・伝承文学 御伽草子『猫の草子』 鼠と猫の言い分をある尊い僧が聞く。 「御伽草子」は、室町時代につくられた散文体の読物の総称。『浦島太郎』『鉢かづき』『ものくさ太朗』『一寸法師』『酒呑童子』等、今も親しまれている作品は多い。 『猫の草子』あらすじ 国土安 […]
2023年5月4日 / 最終更新日時 : 2023年5月4日 nekohon 猫の小説(海外) 中村融編『ねこは宇宙で丸くなる』 猫SF傑作選。 猫がでてくる短篇集。「地上編」5話、「宇宙編」5話の、全10話です。 パフ―――フェフリー・D・コイストラ “Puff” Jeffery D.Kooistra 山岸真訳 登場ニャン […]
2023年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 杜奏みなや『佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。二』 どうしたら佐々木主人に恩返しができる?。 あらすじ 怪界には絶対の掟がある。現界に降りた物の怪は、決して人間にその正体を知られてはならない。もし見られた場合は怪界に戻るのが掟だった。 猫又の斑さんも、うっかり、見られてし […]
2023年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月5日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 杜奏みなや『佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。』 吾輩は猫又である。 あらすじ 名前はなかった・・・大昔、ふつうの猫であった頃は。猫又と今は立派な名前がある。「斑(まだら)さん」だ。「さん」付けで頼むね。吾輩のご主人、佐々木探偵事務所の佐々木さんが、「斑さん」と名付けて […]
2023年2月19日 / 最終更新日時 : 2023年2月21日 nekohon 古典・伝承文学 根岸鎮衛『耳嚢(みみぶくろ)』(2/2) ←もどる:根岸鎮衛『耳嚢』(1/2) 巻之九 猫の怪の事 現代語(逐語訳ではありません) 文化十一年、日光東照宮に修復工事があって、江戸から大勢出かけたが、御徒目付(おかちめつけ)の梶原平次郎が、当地の知り合いへ言ったこ […]
2023年2月19日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 nekohon 古典・伝承文学 根岸鎮衛『耳嚢(みみぶくろ)』(1/2) 『耳嚢(みみぶくろ)』について 『耳嚢』は旗本根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が、天明から文化にかけて三十余年間に書継いだ随筆です。内容は、耳に挟んだ奇談や雑話など、今の言葉でいえばゴシップ話に近いものから、生活の知恵や治療法 […]
2023年1月31日 / 最終更新日時 : 2023年1月31日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 松尾由美『ニャン氏の憂鬱』 ニャン氏の事件簿シリーズ3冊目。猫缶を開ける音の「音楽的な響き」?? あらすじ 茶谷歩(ちゃたにあゆむ)は入社三年目の24歳、勤め先は製缶会社。缶詰の中身ではなく、外側、カンカンを作る方である。アマチュアロックバンド「ス […]
2023年1月31日 / 最終更新日時 : 2023年1月31日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 松尾由美『ニャン氏の童心』 ニャン氏の事件簿シリーズ2冊目。悩める女性編集者のまわりで不思議な出来事が次々と。 あらすじ 田宮宴(うたげ)は、中堅の出版社「プラタナス書房」の編集者。担当は児童書。最近は児童書の需要が減っているのか、それとも単に会社 […]
2022年12月27日 / 最終更新日時 : 2022年12月27日 nekohon 猫の小説(日本) 古川日出男『MUSIC』 4人の人間と、1匹の猫が、複雑に織り込まれて。 あらすじ 主な登場人物は4人。中学2年生の男の子、同じく女の子、25歳の男、35歳のアーティスト、それから、一匹の猫。 中二の佑多は、小学生のときは「猫たちを数えて勝負する […]
2022年10月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 nekohon 猫の小説(日本) 重松清『さすらい猫ノアの伝説』 〈おめでとうございます!あなたのクラスはノアに選ばれました!〉。 不思議な黒猫ノアと、小学生たちの物語。 あらすじ 本では、ノアの短編小説が2編収録されています。 勇気リンリン! 健太は、黒猫の首にまかれた風呂敷をほどい […]
2022年9月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月23日 nekohon 古典・伝承文学 景戒『日本霊異記』 日本で「ねこ」が登場する最古の文献。 『日本霊異記』の正式名称は『日本国現報善悪霊異記(にほんこくげんぽうぜんなくりょういき)』。南都薬師寺の僧・景戒(きょうかい)が著した説話集で、日本最初の短編小説集でもあります。およ […]
2022年9月8日 / 最終更新日時 : 2022年9月8日 nekohon 猫エッセイ(日本) 大久保京『猫本屋はじめました』 猫の本だけを扱う、日本初の猫本専門店。 今でこそ、猫本ばかり扱っている書店は複数あります。「猫本専門 神保町にゃんこ堂」(東京・神保町)、「Cat’s Meow Books」(東京・世田谷)と、本書の「書肆 吾輩堂」(福 […]
2022年9月8日 / 最終更新日時 : 2022年9月8日 nekohon 猫の小説(日本) 夏川草介『本を守ろうとする猫の話』 突然現れた不思議な猫の要求は?。 孤独な高校生と本と猫のファンタジー小説。 あらすじ 夏木林太郎は無口な高校生。幼いころに両親が離婚、母も若くして死に、祖父と暮らしていた。 が、その祖父まで死んでしまった。遺産と云えば、 […]
2022年8月27日 / 最終更新日時 : 2022年8月27日 nekohon 猫の小説(日本) ひずき優『書店男子と猫店主の平穏なる余暇』 未消化の『記憶』を解読していくと・・・。 外見はどう見ても猫だが、実態は「獏(ばく)」?そう、あの、夢を食べるという動物。ただし、夢の中に含まれる『記憶』部分だけは消化できない・・・ 『書店男子と猫店主の長閑なる午後』の […]
2022年8月27日 / 最終更新日時 : 2022年8月27日 nekohon 猫の小説(日本) ひずき優『書店男子と猫店主の長閑なる午後』 どこからどう見ても猫だけど、実は・・・。 鋼色の猫が店主? あらすじ 賢人(けんと)は絵本作家。大学在学中に大きな新人賞をとったものの絵本だけでは生活できず、バイトを掛け持ちしてなんとか暮らしていた。 そんな彼を嘘のよう […]
2022年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年8月19日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの挨拶』 書店猫ハムレットシリーズ最終話。書店経営は軌道に乗ってきたが、ダーラの心中は・・・? 原作ではこれが「書店猫ハムレットシリーズ」6作目ですが、和訳では5冊目となります。 あらすじ 書店の2階を改装したコーヒー・バーは利益 […]
2022年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年8月19日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) アリ・ブランドン『書店猫ハムレットのうたた寝』 ダーラの友人が突然死。事故?病死?それとも・・・まさかの殺人? 原作ではこれが「書店猫ハムレットシリーズ」5作目ですが、和訳では4冊目となります。 あらすじ ダーラは個人書店「ペティストーンズ・ファイン・ブックス」のオー […]
2022年8月10日 / 最終更新日時 : 2022年8月10日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの休日』 ハムレット、全米キャット・ショーに出演する。 原作ではこれが「書店猫ハムレットシリーズ」4作目ですが、和訳では3冊目となります。 あらすじ 個人書店「ペティストーンズ・ファイン・ブックス7」のマスコット猫、ハムレットは、 […]
2022年8月10日 / 最終更新日時 : 2022年8月11日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) アリ・ブランドン『書店猫ハムレットのお散歩』 書店猫ハムレットシリーズ。あのハムレットがなぜか元気がない? 原作ではこれがシリーズ3作目のようですが、和訳では2冊目となります。 あらすじ 前作で、殺されそうになったダーラ。あわやというところで彼女を救ったのは猫のハム […]
2022年8月10日 / 最終更新日時 : 2022年8月10日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(海外) アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』 超マイペースな黒猫が本を落とすとき。 原作ではこれがシリーズ2作目ですが、和訳では1冊目となります。 あらすじ ダーラは30代半ばの独身女性(バツイチ)。大叔母の死後、ニューヨークの書店とそのアパート付き建物、そしてそこ […]
2022年6月21日 / 最終更新日時 : 2022年6月21日 nekohon 古典・伝承文学 『宇治拾遺物語』 鎌倉時代前期に成立した編者未詳の説話集 『宇治拾遺物語』に収められている話は全部で197話。日本だけでなく、中国、さらにはインドの話も集めた説話集です。 「説話」などと書くと堅苦しく思われるかもしれませんが、全然そんなと […]