オバタカズユキ『ペットまみれの人生』
210種もの生き物を飼育した著者!
ネコは1章分6ページしか出てこないケド。
しかし、とてつもない数の動物達と実際に生活を共にした作者ならではのエピソードが色々楽しいのだ。
ハムスターなどは総計300匹(30匹ではない!)も飼ったという。
昔は「ハムスター好き」と言われた私は40匹程度、とても太刀打ちできない。
その他各種、全ての種の「正しい飼い方・考え方」解説つき。
なんでも、この著者。
ためしにこれまで飼ったことのある生き物のリストを作ってみたときは我ながら驚いたものだ。思い出しただけで、ぜんぶで180種以上になったのだ。そのへんで捕まえて2日だけ生きていた虫とか魚とかの細かいのも含めた数だったが、あとから新たにまた30種くらい思い出した。なんだこいつ、である。
どうして僕は、そんなに飼ってきたのだろう?
page 225
いやあ、すごいですね。
種数もすごいが、その数の全員をよく観察しているっぽいのもすごい。
それらの生き物たちのうち、この本で紹介されているのは36種。
ペットの定番ハムスター、ネコ、フェレット、インコ、カブトムシ等のほか、クロゴキブリ、ミミズ、アオダイショウなどあまり人が飼いたがらない生き物や、トラフカラッパ、アカゲザルなど珍種もいる。
動物好きのお方は、ぜひどうぞ。
絵もカラフルでかわいいです。
(2002。4.10)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『ペットまみれの人生』
- 著:オバタカズユキ
- 絵:池田須香子(いけだ すがこ)
- 出版社:扶桑社
- 発行:1996年
- NDC:645(家畜各論・犬、猫)
- ISBN:4594020089
- 227ページ
- カラー
- 登場ニャン物:フン、コマ
- 登場動物: 多数
目次(抜粋)
- ハムスターはドラマチックなペットなのだ「ハムスター」
- 裏切り者のヤツらについて「ネコ」
- フェレットで悩む「フェレット」
- コアカ・ムーチング「ワキン」
- ヤマネもどきの謎は深まる「ヤマネ」
- オカメインコは「ウピャーッ」と鳴いた「インコ」
- 真夜中の水槽にUFOが「ネオンテトラ」
- 他
- 参考文献
- あとがき