コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

 

虫の国での大冒険!

カマキリ探偵と、バッタ博士。いわずもがな、名探偵シャーロック・ホームズとワトソン博士の昆虫版。
この二人、いえ、二匹が、虫の国でおこる怪事件を、バッサバッサと解決していきます。

たしかに内容的には子供向けです。本格的ミステリーを求める読者には向かないかもしれません。
でも、虫好きな御仁なら!
虫の名前を見ているだけで、ついワクワク楽しくなっちゃうような人であれば、大人でも十分楽しめるでしょう。
虫離れ/自然離れの傾向著しい令和の小中学生より、むしろ、かつての虫少年の方が楽しめる本かもしれません。
ストーリーは荒唐無稽ですけれど、登場する虫たちの種は、下記の通り多種多様、かなりマニアックです。

コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

第一話 消えたチョウの怪事件

登場虫物=チョウ、ウマアブ、バナナムシ(マグロオオヨコバイ)、サシガメ、ダニ、カメムシ、タランチュラ、コガネムシ、ほか。

サーカスの軽業師、美しいジュリアナ嬢(チョウ)が行方不明に。彼女の名演技を見たばかりだったバッタ博士は心配でたまらない。さっそくカマキリ探偵と捜査に乗り出す。

第二話 おびえきった学者の怪事件

登場虫物=ナンキンムシ、サシバエ、チャタテムシ、ハンミョウ、アワノメイガ、クロバエ、タマバエ、ニワトリハジラミ、ほか。

国の歴史をひたすら研究して一生をすごしてきた学者が、ある日、とんでもない本と出会ってしまったために、国家に狙われる身に!?カマキリ探偵とバッタ博士は、気の毒な学者を救えるか?

第三話 イモムシの頭の怪事件

登場虫物=イトトンボ、キオコムシ、シロアリ、メミズムシ、シロヒゲアリノスハネカクシ、ジムシ、ほか。

イトトンボ青年は、ある日、すごい宝物とかかわってしまった。その宝物とは、琥珀の中に保存された1億年前のイモムシの頭である。これを売る手伝いをすれば、すごい手数料をもらえる!文無し青年は張り切るが、直後に事件に巻き込まれ・・・

第四話 首なし怪物の怪事件

登場虫物=トビムシ、ハサミムシ、シミ、ミズアブ、ほか。

首から上のない怪物が俳諧?幻想か、それとも実在する怪物か?

第五話 王冠盗難の怪事件

登場虫物=ナナフシ、エンマムシ、ヤママユガ、トックリゴミムシ、スズメバチ、ミツバチ、ヒゲブトカメムシ、ヘッピリムシ、スカシバハナアブ、ほか。

バグランドの貴重な王冠が盗まれた!犯人、否、犯虫はだれだ!?カマキリ探偵とバッタ博士は、友人のナナフシやエンマムシ警部と王宮にのりこんで大活躍!

コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『名探偵カマキリと5つの怪事件』

  • 著:ウィリアム・コツウィンクル William Kotzwinkle
  • 訳:浅倉久志(あさくら ひさし)
  • 出版社:株式会社早川書房 早川書房の児童書〈ハリネズミの本箱〉
  • 発行:2002年
  • NDC:933(英文学)児童文学
  • ISBN:9784152500038
  • 213ページ
  • モノクロ挿絵
  • 原書:”Trouble in Bugland”, c1983
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:上記参照

 

目次(抜粋)

第一話 消えたチョウの怪事件
第二話 おびえきった学者の怪事件
第三話 イモムシの頭の怪事件
第四話 首なし怪物の怪事件
第五話 王冠盗難の怪事件
虫の国の探偵コンビ―――訳者あとがき

著者について

ウィリアム・コツウィンクル William Kotzwinkle

1969年に短編「マリー」でデビュー。85年にO・ヘンリー賞を受賞、76年には『Dr.Rat』で世界幻想軍楽隊賞を受賞したのち、映画”E.T.”を小説化してベストセラー作家となる。著書に『時のさすらい人』ほか多数。

浅倉久志(あさくら ひさし)

訳書に『マイノリティ・リポート』、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、『いさましいちびのトースター火星へ行く』ほか多数。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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コツウィンクル『名探偵カマキリと5つの怪事件』

6.5

生物度

10.0/10

面白さ

6.5/10

猫好きさんへお勧め度

3.0/10

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