シンガー『動物の解放』『新・動物の解放』:第三章、第四章

シンガー『動物の解放』『新・動物の解放』

シンガー『動物の解放』『新・動物の解放』:序~第二章に戻る

第三章

  • 1975版 工場畜産を打倒せよ
    あなたの食卓の上の肉がまだ生きている動物だったとき、どんな扱いを受けていたか
  • 2023版 工場式畜産に抗して
    あるいは、あなたの晩餐が動物だった時に起きたこと

畜産動物の世界も、1975年版の頃と2023年版の今では様相が変わっています。一部の地域では今でも数百年前と変わらない放牧を続けている一方で、工場式畜産が激増しました。たとえば、中国の「養豚ビル」。湖北省鄂州市の郊外に、Hubei Zhongxin Kaiwei Modern Farmingが建設した26階建ての高層ビルは、年間120万頭の豚を食肉処理できるとのこと。豚たちは産まれて死ぬまで、いっさい土を踏むことはなく、自然光の下で遊ぶこともなく、狭い檻に閉じ込められたまま、ただ太らされ殺されるだけの一生を送ります。そこには命の尊厳の欠片もありません。まさに工場。

この章も、1975年版ではなく、2023年版の方で論じます。なぜなら、たとえば1975年版では、すでに雌牛の半監禁システムが存在することは認めつつ、「酪農は、動物から一切の運動の自由が奪われる主要な畜産分野としては、最後のものとなるであろう(page 165)」なんて文章も見られます。が、今の日本では、半監禁どころか「つなぎ飼い」=立つか座るかだけで、一歩も歩くことができない飼育法=が、酪農全体の約七割【注】。1975年版の内容は、今となっては時代遅れなのです。

【注】農林水産省本格的議論のための酪農・乳業の課題、平成26年7月

シンガーはこの章を、「アメリカの獣医らはなぜ二四万三〇一六頭の豚を故意に熱死させたのか」という、衝撃的な事件からはじめます。獣医らは豚たちを納屋に閉じ込め、約30分ヒーターで温度を上げました。その後、豚たちは熱中症で死ぬまで65分も苦しみます。そんな残酷な処置を、獣医らは、138回にも渡って繰り返したのです。

なぜ?

この時、通常豚たちが送られる屠殺場はCOVID-19の流行を受けて閉じられていた。獣医らによれば、ほかに屠殺を行えるところはなく、かといって屠殺場が再開するまでのあいだこの豚たち(獣医らにいわせれば「過密畜舎に収容」された豚たち」を生かしておける場所もなかった。(後略)
(page 148)

養豚場の豚たちは、人工授精という名の強姦により、無理矢理この世に産み出された豚たちです。その豚たちを、今度は置く場所がないからというだけの理由で、残酷に殺してしまう。

豚だけでありません。日本でもしばしばニュースになりますよね。豚熱(Classical Swine Fever)で数十万頭もの豚たちが、鳥インフルエンザ(Avian Influenza)で数千万羽の鶏たちが、毎年のように殺処分されています。ところがマスコミが心配するのは、動物福祉の問題ではなく、豚肉や卵価格の高騰ばかりです。

シンガーは、どれほど多くの動物たちが殺されているか、数字を並べています。

(前略)毎年、アメリカだけで三四〇〇万頭の牛、一億二八〇〇万頭の豚、二〇〇万頭の羊、二三〇〇万羽の家鴨(あひる)、二億一六〇〇万羽の七面鳥、そして九三億羽の鶏が食用で殺され、その合計は陸生脊椎動物九七億匹となる。無論、世界規模でみれば数字は遙かに大きくなる。国連食糧農業機関の試算では、毎年食用で屠殺される鳥類と哺乳類は八三〇億匹を超える。読者が本書を一ページ読むのに二分を要するとしたら、その間に約三一万六〇〇〇匹の感覚意識ある生きものたちが屠殺されたことになる。
(page 150)

【1年間に殺される数】

  • 牛 34,000,000頭
  • 豚 128,000,000頭
  • 羊 2,000,000頭
  • 家鴨 23,000,000羽
  • 七面鳥 216,000,000羽
  • 鶏 9,300,000,000羽
  • (全米合計 9,700,000,000匹羽)
  • (世界合計 83,000,000,000匹羽以上)
  • (2分間に 316,000匹羽)
  • ※世界人口 8,200,000,000人

これほどの数の家畜たちを飼育+屠殺しているのですから、広い場所で一頭一頭に丁寧なお世話なんてできるワケがありません。畜産業とて商売、利益が出なければ経営が成り立ちません。収益をあげるためには集約的畜産にして、なるべく狭い土地でなるべく多くの家畜たちを育てるのが効率的です。

たとえば、鶏。食用にされるブロイラーの場合、狭すぎる場所にギュウギュウ詰めにされていますが、その理由はもちろん、利益最大化のため。

ある産業マニュアルが述べる通り、「床面積を制限すれば(鶏)一羽ごとの成績は落ちるが、これまでもこれからも問題となるのは次の点である――――――投資に対するリターンを最大化するために、一羽あたりの必要面積はどこまで小さくできるか」。
(page 156)

畜産業は、大規模業者になるほど、利益追求、収益のみが目的となります。鶏たちは、モノ以下の扱いになります。法的拘束力のないアメリカや日本は言わずもがな、法規制のある国でも、それは同じです。

(前略)同国(カナダ)における収容密度の上限は一平方メートルあたり三八キログラムであるが、収容密度の調査を快諾した商業生産者(中略)の農場でも、時に密度は一は伊能メートルあたり四一キログラムを超え、一羽あたりの面積は〇・五平方フィートをやや上回る程度だった(参照)。EUでも収容密度は法的に規制されているが、一平方メートルに二キログラムの鳥を二五羽も詰め込むことができ、それをすると一羽あたりの面積は〇・四三平方フィート〔約四〇〇平方センチメートル〕となる【注1】。
(page 156)

カナダの〇・五平方フィートとは、464.5平方センチメートル。A4サイズ用紙は623.7平方センチメートルですから、それより狭い、B5サイズの440平方センチメートルよりやや広い程度です。ブロイラーの出荷時の体重は平均2kg~3kg、大きい子だと3.3kgにも達するとか。3.3kgの子がB5用紙の広さでは片方の羽を広げることさえできません。人間でいえば、一人あたり座布団サイズの面積しか与えられていないようなものでしょう。

こんなにギュウギュウに押し込まれているだけでも苦痛ですが、鶏たちにはさらに「不潔」という苦痛が加わります。

(前略)排泄物は通常、床の敷料(しきりょう)の上に溜まっていくままにされるが、それも一つの群れがいる六、七週間だけでなく、新しい敷料のコストと古い敷料の処分に費やす労力を節約する意図から、しばしば数年にわたりそうされる。ジョージア大学の家禽普及科学者らによれば、「多くの家禽会社やブロイラー生産者は一年か二年、あるいはそれ以上の生産年にわたり敷料を再利用する慣行をとりいれている」
(page 157)

インコなどの小鳥を飼育したことのある人なら知っているはずです。鳥かごの床は毎日フン掃除をするのが大原則。おがくずなど床材を敷いている場合でも、フンは毎日とりのぞきますし、週に1度は床材を全取り替えしなければなりません。

なのに、インコより大きい鶏のケージの敷料の全取り替えが2年に一度?あり得ない!!

どれほど臭うことか!どれほどのアンモニアが発生するか!鶏たち、どれほど苦しんでいるか(涙)。

さらにさらに、ですよ。

ブロイラーたちは急成長するように品種改悪されました。ピヨピヨ愛らしいヒヨコたちが、3キロの食用鶏として出荷されるまでにどのくらいの年月が必要かご存じですか?わずか50日ほどです。これを人間で換算すると、

(前略)ヒトの幼児が今日の鶏と同じ速度で成長すれば、生後二ヶ月で六六〇ポンド、つまり三〇〇キログラムに達する!
(page 159)

体重300kgは、成人男性としてもあまりに体重過多です。ましてやそれが幼児(幼鳥)。当然、ブロイラーの体は無事ではありません。ひっくり返ったまま立てなかったり、突然死したり、どの子も体のどこかに異常を抱えている。それが、食肉売り場にならぶチキン肉の姿です。恐ろしい世界です。

上記は「外国の話」ではありません。日本はもっとヒドイです。なんせ、WAP(世界動物保護協会)による、2020年版動物保護指数(API)レポートで、日本の畜産業界は世界最低ランクの「G」に評価されたくらいですからね。あんな大臣がいるようでは、この評価も仕方ありませんけどね。【注2】

【注1】EUの場合について。このデータの参考文献としてシンガー自身があげている“THE WELFARE OF BROILER CHICKENS IN THE EU”に書いてあるのは『Under Council Directive 2007/43/EC farmers can stock birds up to a maximum of 42kg/m2 provided that certain conditions are met. (page 12)』これだと1㎡あたり2キロの鶏21羽、1羽あたり476㎠になります。400㎠センチメートルよりは広いとは言え、ほぼB5用紙サイズしかないことに変わりはありません。

【注2】吉川貴盛・元農林水産大臣が、鶏卵生産大手「アキタフーズ」の元代表から大臣在任中に計500万円の賄賂を受け取ったとして2021年1月、収賄罪で在宅起訴された事件(2022年6月に有罪確定)。元代表は吉川元農水相に賄賂を渡したうえで、国際獣疫事務局(OIE)がアニマルウェルフェアに配慮した国際基準を策定するのに、日本として反対するよう要請していた。

もちろん、動物搾取はブロイラーだけではありません。シンガーは、採卵鶏、七面鳥、豚、子牛(ヴィール)、乳用牛、肉用牛、魚類についても、詳細に摘発していきます。読むだけでも苦痛を伴う内容です。実際にそういう目に遭わされている動物たちの苦痛はどれほどのものだろう!人間が描いたどの地獄図よりも、どんな神話に描かれた地獄よりも、おそろしい地獄としか思えません。

しかしこれが家畜肉や卵や乳製品や養殖魚の真の姿。それらを食べる貴方も、動物虐待に加担していることになります。

 

シンガー『動物の解放』

 

第四章

  • 1975版 ベジタリアンになる
    動物の苦しみと人間の飢餓をいかにして同時に減らすか
  • 2023版 種差別なき生活
    気候変動と闘い、健康な生活を楽しみながら

第四章も、1975年版と2023年版では大きく違っています。

1975年版は、章のタイトルが「ベジタリアンになる」であることからもわかるように、その内容はほぼ菜食の推奨で占められています。

シンガーは、動物のために我々が行える様々な活動の中でも「最高の重要性(page 197)」をもつもの、ほかのすべての活動の土台を補強するものこそ「動物を食べるのをやめることである。(page 197)」だといいます。

(前略)苦しみを与えずに動物を飼育する理論的な可能性がどのようなものであろうと、現在われわれが当面している事実は、肉屋さんやスーパーマーケットで売っている肉は、飼育中に苦しみを経験した動物たちの肉だということである。だから、われわれが自らに問わねばならないことは、「そもそも肉を食べることは正しいか?」ではなくて、「目の前にあるこの肉を食べることは正しいか?」なのである。(後略)
(page 199)

なお、今日では Vegan は通常「ヴィーガン/ビーガン」と表記されますが、1975年版では「ベージャン」と表記されています。この辺にも時代を感じてしまいます。

1975年版の第四章は33ページ、2023年版は37ページと4ページ多くなっていますが、文字数差を考えれば約1ページ増にすぎません。そのほとんど変わらないページ数の中に、2023年版では、菜食だけでなく、畜産業が地球環境に与える影響についても書かれています。扱う内容が増えた分だけ、内容もギュッと濃縮された感じで、力がこもっています。

シンガーはまず、肉の消費量が増加するばかりなことを指摘します。初版の頃の世界の食肉消費量は一億一二〇〇万トンだったのに、2023年版の頃は「三億トン以上へと増えたうえ、増加分の肉はほぼ全てが工場式畜産場に由来している(page232)」と。

ベジタリアン/ヴィーガンになっても、個人の力では無意味なのでしょうか?

シンガーは数字で論理的に答えます。

個人はどれだけの違いをもたらせるのか。この問いに答える一つの試みとしては、食用で殺される動物の総数を計算し、それを食肉消費人口で割るという方法がある。動物慈善評価局のマリア・サラザーは、計算対象を脊椎動物に絞ってこれを行った。その結論によれば、平均的な菜食者は一年につき、約七九尾の捕獲野生魚、一四匹の養殖魚、一一・五羽の被畜産鳥類、〇・五匹の被畜産哺乳類、計一〇五匹の脊椎動物を救える。
(page 233)

1年で105頭。思い出してみてください。この1年間で、あなたは何頭の脊椎動物の命を救いましたか?捨て猫を保護して里親募集して1頭。アスファルト上でぼんやりしていたカエルさんを安全な空き地に運んで1頭。浅瀬でバシャバシャしていたフナを深みに逃がして1頭。・・・と、必死に思い出しても、ほとんどの方は105頭にはほど遠い数なのではないでしょうか。中にはゼロの方もいらっしゃるかも。

菜食に移行すれば、1年で105頭、10年で1050頭。すごい数です。

救うのは脊椎動物だけでありません。菜食は、我々ヒトをも含む地球環境を救います。

たとえば大豆栽培。本によりますと、豆腐など人間が直接食べる大豆は世界で栽培されている大豆のわず7%。実に77%が家畜用飼料だそうです。残りが、バイオ燃料や植物油脂用。人間が直接大豆を食べれば、貴重なアマゾン地域の伐採開発も抑えられるということです。

シンガーは、動物性食品を得るためにどれほどの無駄が生じているか説明します。1カロリーの動物背食品を得るためにどれだけのカロリーを動物に与えなければならないか、等。アメリカだけを対象にした研究ですが、こんな結果が出ているそうです。

・最も非効率的な生産物である牛肉は、カロリー変換効率がわずか2.9パーセント、蛋白質変換効率が2.5パーセントとなる。言い換えれば、人間が消費できる1カロリーを得るためには、牛に34カロリーを与えなければならず、蛋白質についてはこの比が1:40となる。
(中略)
・卵用の雌鶏はカロリー変換効率が17パーセント、蛋白質変換効率はあらゆる動物製食品の中で最も優秀な31パーセントである。
(page 237-238。【注】原文は漢数字だが、ここは横書きなのでアラビア数字に変換)

ヴィーガニズムを批判する人間が必ず口にする反論「なぜヴィーガンは植物の命を軽んじるのか」等が、いかに的外れかは、上記数字を見てもわかります。人間が肉食を減らせば、家畜に食べられる食物が激減します。耕作地も減らせます。不要となった土地を自然に戻せば、農地と違い、多種多様な植物が、ひいては多種多様な生物たちが復活・生息することが可能となります。

畜産業が気候変動に与える影響についてもシンガーは書いています。

(前略)「私たちの肉食欲は気候変動の主要因である」と、ロンドンのチャタム・ハウスこと、王立国際問題研究所の報告書『気候変動、食の見直し』の要約は述べる。同報告書の指摘によれば、温室効果ガス排出の一五パーセント近くは畜産業によるもので、これは世界の全輸送手段から排出される量にほぼ匹敵する。ただし、化石燃料の使用はクリーンエネルギーによって減らされる見込みがある一方、世界の食肉消費量は二〇五〇年までに七六パーセント増加するものと予想されている。ということはそれが温室効果ガス排出のさらに大きな割合を占めうるわけであり、ゆえに報告書の著者らは、世界の食肉消費量を減らさないかぎり、地球温暖化を摂氏二度以下、すなわちパリ協定などの交渉で超えてはならないとされた「危険レベル」以下に抑えることはできないだろうと結論した。
(page 251)

温室効果ガスの排出量は、1カロリーあたり、牛肉はナッツの520倍にもなります。動物性食品の中で最も成績の良い卵の排出量でさえ、ジャガイモの5倍。

去年(2024年)の世界平均気温は観測史上最も高い年でした。日本でも観測史上最多猛暑日数を記録、熱中症による救急搬送患者も9万7578人(5~9月)と過去最多。福岡県太宰府市では40日連続で最高気温35℃以上、年間では62日もの猛暑日が数えられました。今年(2025年)の米高騰も、気候変動の影響による米不足が根本原因です。

クリーンエネルギーの開発は研究者にしかできません。が、肉食を止める/減らすことは誰にだってできます。あなたにも、今すぐ、この瞬間から。

菜食を、個人的な思想信条だと見なしている人は多いです。日本人のほとんどがそう思っているのではないでしょうか。個人的な思想信条なのだから、何を食べようと自分の自由だ!押しつけるな!と、これが大多数の言い分。

自分の健康のための菜食(ベジタリアン、マクロビオティックス等)なら、そういえるかもしれません。でもヴィーガン/ヴィーガニズムは違うと、私は思います。自分ひとりではなく、動物たち、さらに地球全体を救いたいのがヴィーガニズムです。地球環境は、個人の自由がどうのなんて言っている次元をすでに超えてしまっています。2024年、世界気温はティッピングポイントの+1.5℃を超えました。この時代にいまだにドンパチやっている馬鹿野郎共は放っておいて、考える頭脳を持っている人間から率先して変わらないとならないのです。もうそんな時代になったのです。

 

『新・動物の解放』本体表紙

 (『新・動物の解放』本体表紙)

 

シンガー『動物の解放』『新・動物の解放』:第五章、第六章に続く

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

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著者について

ピーター・シンガー Peter Singer

オーストラリア出身の哲学者。プリンストン大学教授。専門は応用倫理学。動物の解放や極度の貧困状態にある人々への支援を提唱する代表的な論者の一人。著書に『なぜヴィーガンか?――――――倫理学的に食べる』、『飢えと豊かさと道徳』、『あなたが救える命――――――世界の貧困を終わらせるために今すぐできること』、『実践の倫理新版』など。「ザ・ニューヨーカー」誌によって「最も影響力のある現代の哲学者」と呼ばれ、「タイム」誌では「世界の最も影響力のある100人」に選ばれた。
(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)

旧版『動物の解放』戸田清訳、1988年発行

目次(抜粋)

  • 序文
  • 謝辞
  • 第一章 すべての動物は平等である
  • 第二章 研究の道具
  • 第三章 工場畜産を打倒せよ
  • 第四章 ベジタリアンになる
  • 第五章 人間による支配
  • 第六章 現代のスピーシズム
  • 付録1・解放された人びとのための料理
  • 付録1の資料・料理の本
  • 付録2・読書案内
  • 付録3・団体リスト
  • 訳者あとがき
  • 原注
  • 索引

『動物の解放』

  • 著:ピーター・シンガー Peter Singer
  • 訳:戸田清(とだ きよし)
  • 出版社:株式会社 技術と人間
  • 発行:1988年
  • NDC:480(動物学)
  • ISBN:-
  • 353、iiixvii(37)ページ
  • 原書:”Animal Liberation” c1975
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:家畜たち、実験動物たち

『新・動物の解放』井上太一訳、2024年発行

目次(抜粋)

  • 序論 ユファル・ノア・ハラリ 二〇二三年版緒言
  • 第一章 すべての動物は平等である
    あるいは、人間の平等を基礎づける倫理原則が平等な配慮を動物たちにも広げるべきだと求める理由
  • 第二章 研究のための道具
    違う、これは人名を救うこととは何の関係もない
  • 第三章 工場式畜産に抗して
    あるいは、あなたの晩餐が動物だった時に起きたこと
  • 第四章 種差別なき生活
    気候変動と闘い、健康な生活を楽しみながら
  • 第五章 人(マン)の支配
    種差別小史
  • 第六章 今日の種差別
    動物解放への反論と、その克服による前進
  • 謝辞
  • レシピ集
  • 訳者解題
  • 原注
  • 索引

『新・動物の解放』

  • 著:ピーター・シンガー Peter Singer
  • 訳:井上太一(いのうえ たいち)
  • 出版社:株式会社 晶文社
  • 発行:2024年
  • NDC:480(動物学)
  • ISBN:9784794974549
  • 447ページ
  • 原書:”Animal Liberation Now” c1975, 1990, 2023
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:家畜たち、実験動物たち
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