TONO×うぐいすみつる『しましまえぶりでぃ』
目力の強い、ぶよよんとした猫たち。
なんていうんだろう、アメーバみたいにぶよぶよんとした猫、決して可愛い系ではないのだけれど、なかなか魅力的な猫たちが出てくる。
実際に猫と暮らしている人でないと描けないようなシーンが多くて、だから楽しいのだと思う。
猫って、すねたり、ひがんだり、落ち込んだり、激しく自己主張したりする。
ヒトはそんな猫に、困らされたり、翻弄されたり、後始末に走り回されたりする。
それでもかわいい。
かわいくてたまらない。
そんな作者の気持ちがにじみ出ている。
外出自由にしているので、どれほどかわいがっていても頻繁に‘家出’して行方不明になってしまっているのが少し気になるが・・・
今は中古でしか手に入らないようだけど、機会があればお読み下さい。
(2006.6.13)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『しましまえぶりでぃ』
第2巻、第3巻
- 著:TONO×うぐいすみつる
- 出版社:朝日ソノラマ
- 発行:第2巻1999年、第3巻1999年
- NDC:726(マンガ、絵本)
- ISBN:4257903589 9784257903581、4257904267 9784257604267
- 154ページ、156ページ
- 登場ニャン物:しまちゃん、ゴロンタ、ニャンニャン、ハナ、しっぽ、ゆき、その他
- 登場動物:-