須藤真澄『長い長いさんぽ』
アフィリエイト・プログラムを利用しています。
これほどに、大切で、愛しい猫。
まりさんの評(下のコメント欄)を読んで、すぐネット注文したんです。
ですが、‘あの’ゆずちゃんが死んじゃうんだと思うと、なかなか中身を見る気になれず・・・
結局今頃読みました。
覚悟して読んだのでそれほど落ち込まずに済みました。
でも涙はボロボロでした。
うちの子も、いつかは亡くなる。
その時はしっかりと見守りたい。
この間、テレビで、愛犬家として知られた芸能人が、「夢は犬たちに囲まれて死ぬことです」なんて言っていましたが、私の夢は、最後に残った愛猫をこの目でしっかりと看取って丁寧に弔って次の日くらいに私も死ぬことです。
須藤さん夫婦と暮らせたゆずちゃんは、本当に幸せな猫さんでした。
あれほど思われて、あれほど大切にされて、世界一幸せな猫さんでした。
最後の「ゆずとまま6」の章、とても嬉しかったです。
この章がなかったら、それなりに感動はしたでしょうけれど、さびしいだけで終わってしまったでしょう。
猫に限らず、動物と暮らしている方全員にお勧めします。
・・・あ、でも、このマンガを読むのは、
今愛猫が元気で暮らしている方、
過去に複数の動物たちと暮らし悲しいお別れもし、それでもまた猫と暮らしている方、
ずっと昔に愛猫を失くされたが今は全てが良い思い出として懐かしく嬉しく思い出せる方、
そんな方々が、よいと思います。
愛猫を失くされたばかりで、今現在ペットロスの真っ最中の方は、ご覧にならないよう。
(2006.3.15)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『長い長いさんぽ』
- 著:須藤真澄(すどう ますみ)
- 出版社:エンターブレイン
- 発行:2006年
- NDC:726(マンガ、絵本)
- ISBN:4757725949 9784757725942
- 115ページ
- 登場ニャン物:ゆず、にい、とと
- 登場動物:-
書評とコメントと断片のページ見ただけでもうダメです。
ブンちゃんの49日過ぎたとこだし。
読めません。
動物と過ごす幸せを感じられる人は
それと引き換えに深すぎる悲しみを引き受けないといけないですね。
無慈悲な冷血漢だったら楽だっただろうと思います。
私、この本を今、すみれ様におすすめする勇気はありません。
もう少し時間がたって、猫たちと暮らしていた頃の幸せはもちろん、亡くしたときの悲しささえ良い思い出だったと思い出せるようになってから、お読みください。
でも、・・・
動物を愛せない人間よりは、愛して亡くして大泣きして、その悲しさを知っていながらまた迎えてまた大泣きする、そういう人生の方が、はるかに、はるかに充実していると断言はできます。
【推薦:まり様】
帯に「ゆずとの最後の日々」とあるように、須藤さんの愛猫ゆずちゃんが亡くなってしまいます。
看取ったのは須藤さんの旦那様です。
自分が看取れなかったことで、須藤さんの苦しみ悲しみは壮絶なものに・・・。
私は、三分の一くらい読んだところから涙がとまらなくなり→嗚咽号泣→呼吸困難になってしまいました。
愛する猫とのいつかくる別れ。自分がペットロスにならない保証はありません。
でも、きっと乗り越える、乗り越えてみせる、同居人とともに!
私の同居人が、須藤さんの旦那様のようにしてくれますように、と祈りました。
(2006.1.22)
* * *
*サイトリニューアル前にいただいておりましたコメントを、管理人が再投稿させていただきました。