落合恵子・文『ぼくは ぼくでいい』
秋本良平・写真。『ほんの少しつらい…そう思っているあなたに贈ります。』
ほかの兄弟達より、小さくひ弱に産まれてしまったソマリの子猫。
動きものろく、なにをするにも躊躇しがち。
それでもいっしょうけんめいだ。
そんなぼくは「小さな あの子」
まだ名前のない ぼくの名前。
白黒の写真集です。
落合恵子さんの文章がそえられています。
おおきな字で、2~4行ほど。
それ以上の説明はいらない、何かを訴えてくる写真集です。
小さいひ弱な子、といっても、五体満足ですし、ちゃんと育っていますから、ご安心下さい。
気持ちが疲れた人にお勧めしたい本です。
ページをめくるたびに、ふわりとした風が吹いてきます。
世界に ぼくは ぼくしかいない
それって すごいことじゃあないか!
(2011.2.4.)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『ぼくは ぼくでいい』
- 文:落合恵子(おちあい けいこ)
- 写真:秋本良平・写真(あきもと りょうへい)
- 出版社:文藝春秋
- 発行:2005年8月
- NDC:645.6(家畜各論・犬、猫)フォトエッセイ
- ISBN:416367120X
- モノクロ
- 登場ニャン物:けむり、ほか多数
- 登場動物:-