鈴木真『猫好きのおもしろ話2』

鈴木真『猫好きのおもしろ話2』

獣医師による猫雑学。

著者の鈴木真氏は獣医師。ご自身も猫の飼い主で、もちろん猫が大好き。本の内容は、クイズ大会に出てきそうな豆知識から、獣医師ならではの見解まで、猫と暮らしている方には飽きない内容となっています。

たとえば、水の話。現代の飼い猫はドライフードを主食とする猫が殆どですから、水を飲むことが大変重要となってきます。そこで著者は、全国の天然水をスーパーで買ってきて味見してみたが、違いはわかりません。そこで飼い猫に、普通の水道水と比べさせたところ、天然水のほうが美味しそうに飲むものの、どの銘柄が一番美味しいかがわかるほど歴然とした差はやはり見られません。

ところが、どの「高級な天然水」よりも好んで飲む水がひとつあったそうです。その「もっとも美味しい水」とは?

なんとナマズを飼っている水槽の水だったそうです。その水は、脱塩素しただけの水道の水だったのに、「うちのネコ達は妙に好んで飲むのである。(page 133)」。なぜそんな水が好まれるのか、著者にはわからなかったそうですが。

あるとき、ナマズの調子が悪くなり、ネコ達もパタリと水槽の水を飲まなくなりました。調べたところ、水槽の濾過層がパンクしてしまっていることを発見します。

水槽には、かならず濾過層というのを接続するのだが、サカナを飼うためにはこの濾過層が命なのである。その濾過層には、バクテリアが付着して、生物学的な濾過をすることで水を浄化しているのだ。
やっぱりネコが一番敏感だったことを痛感させられたと同時に、水というのは生きているということを再確認させられた。
(page 133-134)

そのほか、ネコにクレゾールは危険だから掃除のときは気をつけろとか、ネコの飼い主に看護婦(原文ママ)が多い理由など、さまざまな猫知識がかかれています。

発行年は1994年と少し古いですけれど、内容は少しも古くなってはいません。猫と暮らしている方、猫が好きな方にはお勧めの一冊。

鈴木真『猫好きのおもしろ話2』

※著作権法に配慮し、本の中見の画像にあえてボカシをいれる場合があります。ご了承ください。

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目次(抜粋)

  • はじめに
  • 第一章 ネコと仲良く暮らす
  • 第二章 食から見直すネコの健康
  • 第三章 知っておきたい猫の医学

『猫好きのおもしろ話2』

衣・食・住篇

  • 著:鈴木真(すずき まこと)
  • 出版社:株式会社徳間書店 徳間文庫
  • 発行:1994年
  • NDC:645.6(家畜各論・犬、猫)
  • ISBN:9784198902186
  • 252ページ
  • 登場ニャン物:スモモ、ほか多数
  • 登場動物:-
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