まとめ:『敵は海賊』シリーズ

猫型異星人のアプロが大活躍!
神林長平著のSFファンタジーシリーズ(スペース・オペラ)。
長編小説
『敵は海賊・海賊版』
『敵は海賊・猫たちの饗宴』
『敵は海賊・海賊たちの憂鬱』
『敵は海賊・不敵な休暇』
『敵は海賊・海賊課の一日』
『敵は海賊・A級の敵』
『敵は海賊・正義の眼』
『敵は海賊・海賊の敵 RAJENDRA REPORT』
短編小説
『敵は海賊・短篇版』
主な登場人物
アプロ=黒猫型異星人で広域宇宙警察・太陽圏・火星ダイモス基地所属・対宇宙海賊課・1級刑事。食いしん坊で、脳天気で、身勝手で、非常識で、性格も見た目もまさに猫。が、実は案外優秀な刑事でもある。
ラウル・ラテル・サトル=同じく1級刑事でアプロの相棒。
ラジェンドラ=対コンピュータ戦闘用高機動宇宙フリゲート鑑。AAA級人工知能を有す。アプロとラテルの愛艦。
ヨウメイ(匋冥)・シャローム・ツザッキィ(ヨーム・ツザキ)=太陽圏の裏側を支配している幻の大海賊。表の顔は裕福な経済人。この「ヨウメイ」って、『荘子外編』に出てくる言葉「至道之精 窈窈冥冥(至道の精髄は窈窈冥冥ようようめいめい、つまり、奥深くて極めがたい)」からきているのかな?
カーリー・ドゥルガー=超A級宇宙空母でヨウメイの愛艦。その戦闘能力は太陽圏随一で、ラジェンドラもまともに戦ったらかなわない。
クラーラ=白い猫型の有機ロボット(本物の猫?)。ヨウメイの「純粋な良心」の具現化という説も。めったに出てこない。
神林長平(かんばやし ちょうへい)
新潟県生まれ。1979年、第5回ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選作「狐と踊れ」で作家デビュー。第1長編『あなたの魂に安らぎあれ』以来、独自の世界観をもとに「言葉」「機械」などのテーマを重層的に絡みあわせた作品を多数発表、SFファンの圧倒的な支持を受けている。『敵は海賊・海賊版』、『グッドラック 戦闘妖精・雪風』などの長短編で、星雲賞を数多く受賞(以上、早川書房刊)。1995年、『言壷』で第16回日本SF大賞を受賞した。

うちのハナ、別名ブラックデビル。もし真っ黒なら、まさにアプロ?(笑)