新田一実『キャットテールレポート No.7』

新田一実『キャットテールレポート No.7』

 

ついに最終回。

「ペット心理療法士」以来、ながく続いていたシリーズの、これが最終回だそうだ。残念。

最終回ということであれば、きっとそれらしい結末というか決着というかがあるんだろうなと思ったら、全然そういうのは無かった(汗)。
いつものお話とどう違うの?
本当に最終回?

悠次は相変わらず動物語を理解し動物と話せる。
将は相変わらず料理している。
タマは相変わらずの怪猫。
で、カイザーは相変わらず聞き分けの良い、おとなしい犬だ。

ストーリーは、また殺人事件。
犯人につながる最大のカギは、迷い猫らしき黒猫。
それが偶然、将のおじさんで勤務先社長でもある明朗と、その恋人に飼われることになる。

今回は(今回も)タマが大活躍し、人間達は猫の後ろを追いかけて走っているだけだ。
タマみたいな猫が本当にいたら楽しいのに。

ま、タマは不死身だそうだから、今回が最終回とはいっているけど、いつかまた甦るってのも有りですよね?
思い切り期待しておりますですゾ。

(2006.6.5)

新田一実『キャットテールレポート No.7』

新田一実『キャットテールレポート No.7』

キャットテールレポートシリーズ

「ペット心理療法士シリーズ」、「キャットウォーク事件簿シリーズ」の続編。

登場人物/動物はすべておなじみのメンバー。悪魔的美少年の将、とろい大男の悠次、怪猫タマ、無口で頼りになるシェパードのカイザー、など。

必ずしも最初の巻から読む必要はありません。どのシリーズのどの本から読み始めても、話が分からなくて困るということはないと思います。

とはいえ、軽くて読みやすい推理小説ですから、どうせなら最初から順番に読まれることをお勧めしたいです。すぐに読めます。

【まとめ:悠次・将・タマのシリーズ】
・ペット心理療法士シリーズ No.1-6
・キャットウォーク事件簿シリーズ No.1-4
・キャットテールレポートシリーズ No.1-7

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『キャットテールレポート No.7』

  • 著:新田一実(にった かずみ)
  • 出版社:小学館パレット文庫
  • 発行:2006年
  • NDC:913.6(日本文学)小説
  • ISBN:4094215778 9784094215779
  • 235ページ
  • 登場ニャン物:タマ
  • 登場動物:シェパード、ほか

 

 

著者について

新田一実(にった かずみ)

里見敦子と後藤恵理子の2人で共同執筆。同居猫は1匹減って現在4匹。相変わらず、アリガトウでもなければ、ご苦労様でもないけれど、最近は、こいつらがいなかったら新田は大喧嘩して終わってたんじゃない?なんて思ってます。やっぱ、猫は和むわ。猫バカぶりは変わってないし。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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新田一実『キャットテールレポート No.7』

6.9

猫度

7.5/10

面白さ

7.0/10

猫活躍度

6.0/10

猫好きさんへお勧め度

7.0/10

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