新田一実『キャットテールレポート No.3』

新田一実『キャットテールレポート No.3』

 

将の女嫌いは続く。

蒸し暑い梅雨の最中に「シュークリームの作り方を教えて欲しい」というとんでもない要求を受け入れてしまった将。
しかも、教わりに来た女がまた、将の好みの正反対ときた。
それだけでも腹が立つのに、その女が行方不明?
しかも、犯人は将だとぉ?
女の両親にどなりこまれ、あったまにきた!
真犯人を捜して・・・なんかやるものか!
そんな女、知った事じゃない!
それより、タマの頼みが先だ。盗まれた子猫をさがせ。

怪猫タマ、絶好調です。
カイザーも優秀です。
第3の“動物”もそれなりに活躍します。
ああ、私も動物達と会話できたら・・いや、できなくて良いです。
出来たら、とんでもない要求ばかりで頭いたくなるばかりとなりそうですから。

(2005.7.13)

新田一実『キャットテールレポート No.3』

新田一実『キャットテールレポート No.3』

キャットテールレポートシリーズ

「ペット心理療法士シリーズ」、「キャットウォーク事件簿シリーズ」の続編。

登場人物/動物はすべておなじみのメンバー。悪魔的美少年の将、とろい大男の悠次、怪猫タマ、無口で頼りになるシェパードのカイザー、など。

必ずしも最初の巻から読む必要はありません。どのシリーズのどの本から読み始めても、話が分からなくて困るということはないと思います。

とはいえ、軽くて読みやすい推理小説ですから、どうせなら最初から順番に読まれることをお勧めしたいです。すぐに読めます。

【まとめ:悠次・将・タマのシリーズ】
・ペット心理療法士シリーズ No.1-6
・キャットウォーク事件簿シリーズ No.1-4
・キャットテールレポートシリーズ No.1-7

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『キャットテールレポート No.3』

  • 著:新田一実(にった かずみ)
  • 出版社:小学館パレット文庫
  • 発行:2005年
  • NDC:913.6(日本文学)小説
  • ISBN:4094215735 9784094215731
  • 232ページ
  • 登場ニャン物:タマ
  • 登場動物:シェパード、ほか

 

 

著者について

新田一実(にった かずみ)

里見敦子と後藤恵理子の2人で共同執筆。同居猫は1匹減って現在4匹。相変わらず、アリガトウでもなければ、ご苦労様でもないけれど、最近は、こいつらがいなかったら新田は大喧嘩して終わってたんじゃない?なんて思ってます。やっぱ、猫は和むわ。猫バカぶりは変わってないし。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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