新田一実『キャットテールレポート No.1』

悠次の能力はさらに進化し・・・?
のんびりとした温泉旅行のはずだった。なのに・・・
犬のカイザーの散歩中に、悠次はある“動物”に呼び止められ、死体を発見する。
警察はもちろん、動物に呼び止められたなんて悠次の言葉を信用しない。
むしろ容疑者のひとりとして疑われてしまう。
さて、どうする?
こうなったら自分たちで真犯人を捜すか?
否、悠次の心配はそれより、世話する人を亡くしてその“動物”がちゃんと食べていけるかということばかり気になって・・・
シリーズにニューフェース登場です。
猫、犬の次に活躍する動物とは?
これは意地悪いようですけれど、なんと言っても推理小説なので、読んでからのお楽しみとさせてください。
(2005.7.13)

新田一実『キャットテールレポート No.1』
キャットテールレポートシリーズ
「ペット心理療法士シリーズ」、「キャットウォーク事件簿シリーズ」の続編。
登場人物/動物はすべておなじみのメンバー。悪魔的美少年の将、とろい大男の悠次、怪猫タマ、無口で頼りになるシェパードのカイザー、など。
必ずしも最初の巻から読む必要はありません。どのシリーズのどの本から読み始めても、話が分からなくて困るということはないと思います。
とはいえ、軽くて読みやすい推理小説ですから、どうせなら最初から順番に読まれることをお勧めしたいです。すぐに読めます。
【まとめ:悠次・将・タマのシリーズ】
・ペット心理療法士シリーズ No.1-6
・キャットウォーク事件簿シリーズ No.1-4
・キャットテールレポートシリーズ No.1-7
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『キャットテールレポート No.1』
- 著:新田一実(にった かずみ)
- 出版社:小学館パレット文庫
- 発行:2005年
- NDC:913.6(日本文学)小説
- ISBN:4094215719 9784094215717
- 235ページ
- 登場ニャン物:タマ
- 登場動物:シェパード、ほか