赤川次郎『三毛猫ホームズの用心棒』
短編集。今回の登場人物たちは、女子高飛び込み選手、女子高校生、女流ピアニスト、女性弁護士、女性編集者、他と、女性ばかり(笑)・・・
そして、お馴染み。
片山義太郎、29歳、警視庁捜査一課の刑事。
妹晴美、22歳、兄とアパートに二人暮らし、いや二人+一匹暮らし。
三毛猫ホームズ、メスが、片山家に同居してやっている。
石津刑事は、自称晴美の恋人。大食い、大声、怪力の持ち主。
三毛猫ホームズの水泳教室
将来有望な水泳選手が、高飛び込みのプールに浮かんで死んでいた。
彼女は自由形選手だったが、高飛び込みも好きで、よく飛び込んでいたのだ。
発見したのは片山の友人。
最初は事故と思われたが、晴美似の女子大生が現れて殺人だと。
その女子大生の名は、赤川次郎ファンならお馴染みの、永井夕子・・・
三毛猫ホームズの英雄伝説
16歳の少女が暴漢に襲われた。
あわやというところで救ってくれたのは、偶然通りかかった中年男。
暴漢のナイフを取り上げて救ってくれたは良いけど、勢い余って殺害、過剰防衛と見なされてヒーローは刑務所に。
三毛猫ホームズの殺人協奏曲
若い女性ピアニスト。
彼女には熱烈なファンがいた。
通常のファンを通り越して、ストーカー状態?
常に彼女を監視している?
三毛猫ホームズのいたずら書き
彼女は弁護士をやめようとしていた。
ある殺人犯の弁護をしていたのだが、彼女の努力空しく、裁判で死刑が決まり、最初は無罪を主張していた犯人はなぜか控訴を取り下げ、死刑が執行されてしまったからだった。
三毛猫ホームズの用心棒
彼女はもう少しで痴漢に暴行されるところだった。
そこへ、どこからともなく現れた一人の男。
彼女を救ってさっそうと立ち去ったのは良かったが、実はその前にも不思議な事故?偶然?が続いていて・・・
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『三毛猫ホームズの用心棒』
- 著:赤川次郎(あかがわ じろう)
- 出版社:光文社 光文社文庫
- 発行:2013年
- NDC:913.6(日本文学)推理小説
- ISBN:9784334765644
- 266ページ
- 登場ニャン物:ホームズ
- 登場動物:-
目次(抜粋)
- 三毛猫ホームズの水泳教室
- 三毛猫ホームズの英雄伝説
- 三毛猫ホームズの殺人協奏曲
- 三毛猫ホームズのいたずら書き
- 三毛猫ホームズの用心棒
- 解説 山前譲