荒木経惟『愛しのチロ』

荒木経惟『愛しのチロ』

 

懐かしい雰囲気の、白黒写真集。

ほぼ文庫サイズの、白黒写真集。
写っているのは、ある意味、ごくふつうの猫。
ペットショップで高価な価格を付けられて売られているような品種ではない。

が、これは、特別な猫。
写真家の荒木経惟氏にとっては。

彼は最初、猫嫌いだったのである。
少なくとも、彼自身はそう思っていた。

なのに、チロとであってしまうと・・・

Aはたちまちチロのトリコモナス、魅せられしキン魂。さっそくこのコロリコロリをネコロリコロリとネーミングした、。
ったくもー、可愛いったらあしゃしない。もー、ヨーコなんていらない、ニャンちゃって。

荒木経惟『愛しのチロ』

荒木経惟『愛しのチロ』

ヨーコちゃんとは、A(荒木経惟氏)の奥様のことである。
それほどまでに、氏は猫に入れ込んでしまった。
もう、ベロンベロンのネツレツ愛である。

この写真集には、平成も終わろうとしている現代ならおそらく決して載せないであろう写真も含まれている。
チロが、鳥やヤモリを捕獲してもてあそんでいるシーンである。

それら以外は、猫好きさんたちの猫っ可愛がりな我が子自慢インスタと大差ないといって良い内容(笑)
全部白黒だけど。

ところどころ、手書きの文章もあって、味を添えている。

荒木経惟『愛しのチロ』

溺愛っぷりが分かる表情

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『愛しのチロ』
チロは、Aの愛人生。

    • 著:荒木経惟(あらき のぶよし)
    • 出版社:平凡社
    • 発行:2002年
    • NDC:748(写真集)
    • ISBN:9784582764543
  • モノクロ
  • 登場ニャン物:チロ
  • 登場動物:-

 


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荒木経惟『愛しのチロ』” に対して1件のコメントがあります。

  1. nekohon より:

    【推薦:まり様】

    愛しのトロ、ではないですよ。
    アラーキー氏の愛猫といえばチロちゃん。
    ヤモリをむさぼる写真など野性味もあります。

    (2003.8.16)

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