林丈二『猫はどこ?』

林丈二『猫はどこ?』

 

さまざまなシーンに、猫が登場。

著者は

猫がきらいではないが、飼おうと思ったことはない。だいたい僕はわがままで無責任だし、自分のことで精一杯、猫の世話をするなんて考えられないのである。
page225

などとおっしゃっている。

しかし、この本の内容は面白い。

「吾輩は猫である」の子孫猫を探しに、漱石の住宅跡付近をうろうろしたり、「マンホールの上にたった自分の足に擦り寄ってきた外猫の写真を撮ろう」と、妙な細部にまでこだわって、カメラ片手に一日歩き回ったり、わざわざ「猫」のつく地名にでかけて猫を探したり、パリに行けば「古絵はがき屋」で猫の絵はがきを大量に買い込んだり・・・

こういう猫との接し方もあるのだなあ、と納得してしまう。

猫の写真が沢山、その他「招き猫ビル」の写真がおかしい。
古絵はがきは情緒あふれる絵柄が良い。

残念なのは、白黒が多いこと。
これが全部カラーならよかったのに。

(2002.4.10)

林丈二『猫はどこ?』

林丈二『猫はどこ?』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『猫はどこ?』

  • 著:林丈二 (はやし じょうじ)
  • 出版社:講談社文庫
  • 発行:2001年
  • NDC:914.6(日本文学)随筆、エッセイ
  • ISBN:4062732416 9784062732413
  • 234ページ
  • 登場ニャン物:町の中で出会った猫たち
  • 登場動物:-

 

目次(抜粋)

キャットウォッチング
 『吾輩は猫である』の子孫探しの続き
 江の島・猫島
 ほか

猫の居場所
 猫はどこにいるか?
 猫と車
 ほか

古猫の尾話
 特に明治の新聞記事から
 猫玉
 広告猫
 ほか

猫の尾まけ
 猫の古絵葉書を楽しむ
 ヨーロッパには古絵葉書屋というものがある

猫、あとがき
解説 恒松郁生

著者について

林丈二(はやし じょうじ)
東京都生まれ。イラストレーター、エッセイスト。武蔵野美術大学卒業。小学校時代からの調査マニアで、穴開きブロックのパターン調べ、都内各駅切符のパンチ屑収集など、どんな瑣末なことにも探求の目を向けデータを集める。日本国内にとどまらず欧州にまで調査に出掛けた、マンホールの蓋研究が話題を呼んだ。路上観察学会の一員としても活躍。その他、国内外の骨董絵葉書収集や明治時代の新聞記事分析にも余念がない。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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林丈二『猫はどこ?』

8.3

猫度

9.8/10

面白さ

7.5/10

猫好きさんへお勧め度

7.5/10

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