小林まこと『What’s Michael?』

What's Michael?

 

『ホワッツ マイケル?』は、猫の「あるある」抱腹絶倒。

私にとって、猫マンガといえば、まずこのシリーズです。おそらく他の多くの方にとっても、猫マンガの元祖=ホワッツマイケルではないでしょうか?

初めてこのマンガを見たのは美容院でした。

第1巻目の第1話で、実はマイケルはいきなり墜落死してしまいます。
が、第2話で何事もなかったように復活します。
そして、私はこの第2話で大笑いしてしまいました。

あまりにおかしくて美容院では見続けることができず、(だって涙が出るほど笑い続けたら美容院の人に狂ったかと思われてしまう)、美容院を出た足で本屋に駆け込み、当時発売されていたマイケル全巻を買い込み、家に走って帰り、それから、思う存分読みました。
笑いました。
大笑いしました。
以来ずっとマイケルの大ファンです。

マイケルは最初の頃は写生的であまりかわいくない顔をしていますし、ストーリー内容も男性誌らしく暴力的なシーンがあったりしますが、巻を追うごとにかわいらしく、、マンガチックになっていきます。

他にも個性的な猫が数多く登場します。
奥さんで美人のポッポ、子供のミニケル、モニケル、ラー他、怖いニャー丸、いつもはよい子だが酒癖が悪いジロー、その他その他。
中でも一番おもしろいのが、ニャジラという三毛猫。
雌でありながら15キロもの巨体で、マイケルの永遠のライバル(?)です。

登場人物も、おかしな人ばかり。
動物にモテモテの男。猫大好きだが猫心が全然わかっていない男。猫が怖くてたまらないヤクザ。おっちょこちょいで多頭飼いの猫たちをいつも困らせている女。その他その他。

とにかく、楽しくて、面白くて、かわいくて、最高です。
猫好きなら必ず一度は手に取ってみてください。
猫好きでなくても絶対に面白いと思います。
小林氏はご自宅でも猫と暮らしていらっしゃるというだけあって、猫に対する知識や描写は確かなものがあります。

What's Michael?

What’s Michael?

マイケルは、8巻で一度連載終了しました。
その後何年もたってから、突然また連載が始まり9巻目が発行されました。
今はまた中断していますが(完結とはいいたくない私・・・笑)、・・・

What's Michael?

同じような表情でも、第1巻(白黒)と第9巻(カラー)では微妙に違います。比べてみるのもまた楽しい。

小林まこと様。ぜひまた10巻目に挑戦下さいませ。
日本中が、首をなが~~~~~~~くして、お待ちしております。

(2004.12.10)

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『What’s Michael?』
ホワッツ マイケル?1-9巻

  • 著:小林まこと(こばやし まこと)
  • 出版社: 講談社ワイドKCモーニング
  • 発行: 1985年(第1巻)~
  • NDC : 726 マンガ
  • ISBN :
  • 登場ニャン物 : マイケル、ポッポ、ミニケル、ラー、ニャジラ、ジロー、大介、ニャー丸、チャル、その他多数
  • 登場動物 : 伸之助(犬)、他

 

What's Michael?

マイケル関連の本たち。マイケル人気がわかります。

 

著者について

小林まこと(こばやし まこと)

『1・2の三四郎』
『柔道部物語』
『ガブリン』
『JJM女子柔道部物語』
他多数。


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What's Michael?

9.9

猫度

10.0/10

面白さ

9.8/10

おすすめ度

9.9/10

プラスポイント

  • 猫飼いならではの面白さも満載

マイナスポイント

  • 再連載熱烈希望

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