森昭彦『身近にある毒植物たち』

森昭彦『身近にある毒植物たち』

 

副題:「”知らなかった”ではすまされない雑草、野菜、草花の恐るべき仕組み」。

過去50年間で、もっとも食中毒患者数の多かった植物は何だかわかりますか?
トリカブト?
イヌサフラン?
ドクゼリ?

上記も症例のあった植物ですが、違います。

3位、チョウセンアサガオ類 307名。
2位、バカイソウ類 338名。

そして栄えある(?)ダントツの
1位、患者数918名は

なんと、ジャガイモ!

(以上、「過去50年間のわが国の高等植物による食中毒事例の傾向(一部) 登田美桜ほか、2014年」より page13)

ジャガイモは人類の主要食物のひとつです。
中世のヨーロッパ各国では、大飢饉の年に人々の命を救ったのはジャガイモでした。
私も何種類も畑で栽培しています。

でも、ジャガイモの芽や、緑に変色した皮には、猛毒があるのです。

森昭彦『身近にある毒植物たち』

森昭彦『身近にある毒植物たち』

この本は、そんな身近な植物たちの、毒性を分かりやすく解説した本です。
全部で77種。
それぞれ、見開き2ページ(一部4-6ページ)、左側に文章、右側はカラー写真やポイントチェック。
右上のアイコンで、毒性の強さもひと目でわかるようになっています。

森昭彦『身近にある毒植物たち』

森昭彦『身近にある毒植物たち』

植物が人体におよぼすおもな影響について、以下を目安として記載しています(症状には個体差、個人差があります)。

  1. 死に至る気k先生が高い傾向にある
  2. おそらく死をもたらすような原因となりうる
  3. ひどい中毒を起こす傾向がある
  4. 皮膚炎などを起こす可能性がある
  5. 取り扱い方法によっては軽度に危険である

1年中、いつも食べているような野菜。
空き地や土手にふつうに生えている草。
花屋さんで人気の花。
山菜そっくりだけど毒のある植物。

猫は、ご存知の通り、猫草を食べては、胃の中にたまった毛玉を吐き出します。
猫はヒトよりはるかに体が小さく、ヒトや大型犬ならなんともない量でも、重篤な症状を示すこともあります。

庭の木。
ベランダの花。
台所の野菜かご。

ヒトに危険なものは、当然、ネコにも危険である可能性大であると認識して、間違えても愛猫が食べてしまったりしないよう、気を付けてあげてください。
もちろん、人間もね。

森昭彦『身近にある毒植物たち』

森昭彦『身近にある毒植物たち』かわいい花だって油断禁物。

森昭彦『身近にある毒植物たち』

森昭彦『身近にある毒植物たち』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『身近にある毒植物たち』
“知らなかった”ではすまされない雑草、野菜、草花の恐るべき仕組み

  • 著:森昭彦(もり あきひこ)
  • 出版社:SBクリエイティブ
  • 発行:2016年
  • NDC:471.9(応用植物学、有毒植物)
  • ISBN:9784797353457
  • 191ページ
  • カラー
  • 登場ニャン物:-
  • 登場生物:植物たち

 

目次(抜粋)

はじめに

序章 忘れられがちな”植物の自然毒”
0-01 恐怖に震えるフランス兵 ~ジャガイモ(1)~
0-02 重要薬草の痛しかゆし ~アスパラガス~
ほか

第1章 致死性の身近な植物
1-01 難解、厄介、そして公開 ~トリカブト(2)~
1-02 ”嫁殺し”は蜜の味 ~ドクウツギ~
ほか

第2章 重大事故を起こす園芸植物
2-01 制御不能、踊り狂う猛毒 ~チョウセンアサガオ(1)~
2-02 甘美な香りで意識喪失 ~キダチチョウセンアサガオほか~
ほか

第3章 取り扱いに注意すべき”普通の”草花
3-01 箒と毒と家庭の守護神 ~アセビ~
3-02 いにしえの春風の娘 ~アネモネ~
ほか

参考文献
索引

 

著者について

森昭彦(もり あきひこ)

サイエンス・ジャーナリスト。ガーデナー。自然写真家。おもに関東圏を活動拠点に、植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける。著書に『身近な雑草のふしぎ』『身近な野の花のふしぎ』『うまい雑草、ヤバイ野草』『イモムシのふしき』『ファーブルが観た夢』がある。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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森昭彦『身近にある毒植物たち』

6.6

生物度

9.8/10

面白さ

6.0/10

情報度

9.0/10

猫好きさんへお勧め度

1.5/10

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