イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

 

副題:『厳しい自然で生き抜く知恵』。

いわゆる「動物」=哺乳類・爬虫類・両生類のほか、鳥類や魚類も登場する「あっと驚く子育て」の本。むしろ鳥類がメインで、プラス動物や魚類も、というべきか。

まず、筆者自身がスズメの子を育てた経験から。
コンラート・ローレンツ博士が発見した「インプリンティング」について。
極寒の地で子育てするエンペラーペンギンの驚異。
数万頭の中から自分の子を探し当てるオットセイ。
托卵について。
タツノオトシゴの子供の守り方。
子殺しについて。
子育てヘルパーについて。
その他、その他。

生き物ってスゴイと思う。
過酷な世界を知恵を絞って生き抜いている。
すさまじいほどに厳しく、苦労に満ちた、そして、美しく、強く、優しい世界。
その世界に子孫を残すための、動物たちのとんでもない工夫の数々。

動物に興味のない人でも、一般知識というか雑学の一環のつもりで読めば十分に楽しめると思う。
そして、こういう本を読んでいれば、きっと動物好きになっていくだろう・・・だといいな。

(2007.6.27.)

イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』
厳しい自然で生き抜く知恵

  • 著:長澤信城(ながさわ のぶき)
  • 出版社:講談社ブルーバックス
  • 発行:2006年
  • NDC:481.71(動物学)
  • ISBN:4062575191 9784062575195
  • 189ページ
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:-

 

目次(抜粋)

まえがき
第1章 そもそも、なぜ子育てをするのか
第2章 親子の絆の形成
第3章 子育てをひとまかせにする
第4章 子供を守る
第5章 子を殺す・子を捨てる
第6章 子育ての場所と餌の調達
第7章 一族あげての子育て(子育てヘルパー)
第8章 学習
あとがき
力になった主な参考文献など
さくいん

著者について

長澤信城(ながさわ のぶき)

長野県の山里に生まれる。幼年時代から花鳥風月を愛し、アリストテレスの倫理学に傾倒する。東京高等師範学校(現筑波大学)動物科卒業後の教職中は、高等学校用教科書、実験指導書、視覚教育教材、学習参考書等を多数手がける。現在は自慢の健脚を武器に、ナチュラリストとしての日本的イベントを計画し、準備中。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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イラスト図説『「あっ!」と驚く動物の子育て』

7.7

動物度

9.8/10

面白さ

8.5/10

情報度

8.5/10

猫好きさんへお勧め度

4.0/10

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