秋月こお『王様な猫』
住み込みバイトでいった先にいたのは、ヒョウサイズの巨猫3頭!?
〔注〕BL(ボーイズラブ)の徳間書店キャラ文庫で出ている本につき、18歳以上向け。
『王様な猫』シリーズ、第1弾。
主人公の名は、星川光魚(ほしかわみつお)。大学生。
父親はさすらいの動物写真家、母親は、動物を題材にしたイラストレーター。
小さい頃からいろいろな動物に囲まれた生活で、そのせいか、どんな動物にも受けが良い。
だから将来は、獣医になれだの、動物園の飼育係になれだのといわれる。
が、本人は、そういう職業は考えていない。「動物に好かれる」という特技を就職に役立てようなんて気はぜんぜんなかった。
ただ、ヒマな春休みの有効利用のつもりで、そのアルバイトに応募しただけだ。
アルバイトの内容は、2週間泊まり込みのペットシッター。
仕事先に鍋島家についた光魚は驚いた。
まずは豪邸ぶりに驚く。これ、ホントに個人宅?
そして、シッターする相手は、クロヒョウ!?
・・・と、見紛うばかりの、珍種、ヒョウサイズの巨猫3頭・・・
しかも、その猫たち、実はある種の?化け猫?みたいなもので。
つまり、人語をあやつるどころか、ヒト型に自由に変身できる猫たちで。
しかもしかも、中のひとり?(一匹?)が、光魚に恋をした・・・???・・・!!!
実はこの本、まさかBLとは知らずに買っちゃったのです。しかもシリーズ5冊をまとめ買い。
中身を確認できないのが、ネット購入のこわいところ。
猫が出てくる本というウワサだけでポチっちゃった。
読み始めてアララ~とは思ったけど、もう買っちゃったからには仕方ない。
BLには全然興味ないとはいえ、濃厚ラブシーンはどうのこうのなんて年齢でもないしね。
猫になっているときの描写部分はかわいいし。
というわけで、読みました。全5冊。
ハーレクインロマンスでさえ興味の無かった私、まして活字では初めてのBLだったけど。
ま、タマには良いでしょ(汗)。
『王様な猫のしつけ方』に続きます。
(2002.6.8)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『王様な猫』
『王様な猫』シリーズ、第1弾。
- 著:秋月こお(あきづき こお)
- イラスト:かすみ涼和
- 出版社:徳間書店 キャラ文庫
- 発行:1999年
- NDC:913.6(日本文学)小説
- ISBN:41990000984 9784199000980
- 225ページ
- モノクロ挿絵
- 登場ニャン物:ミミー、シマ、アルファ、ゼータ、シータ、シグマ
- 登場動物:ダイスケ(犬)