獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

 

尿検査は、健康のバロメーター。

獣医学の専門書。

序文に書いてあるように、

動物の体の中で何が起こっているかを知るのは難しい。眼の色をみたり、同さを観察したりすることでなんとなく正常と異なっていることを検討づけることができるがそれ以上となると簡単なことではない。(中略)
人間では病気の発見が自覚症状による場合が大部分であるが、動物ではたとえ自覚症状があったにせよ、それを訴える手段を持っていない。また外見から判断しようにも、動物はよく耐えて、分かるようになったときにはかなりの進行を示している場合が多い。
page 1

その通りなのです。
毎日抱いて撫でて一緒に寝ている子でさえ、人間が気が付いた時は、すでにかなり悪化している場合が多々あります。
血液検査はとても有益な検査法ですけれど、なんといっても、病院に連れて行って採血しなければならないというハードルがあり、そう頻繁にできるものではありません。

その点、尿検査は、注射針を刺したり固定してレントゲンを撮ったりする検査にくらべ、ずっと簡単に、気軽にできます。

猫は泌尿系の病気にかかりやすい生物的特徴を持っています。
尿検査が必要となったときに、すぐ採尿できるよう、日頃から慣れさせてあげてください。

拙コンテンツ『同居の工夫』の中の下記ページ等もご参照ください。

で、本書について。

カラー写真は「へえ」と眺めたが、まあ私程度の知識ではそんな程度。
持っていて損はないだろうが、一般の人がわざわざ買う必要はないと思われます・・・。

1/序
2/尿検査前の諸問題
3/尿検査で分かる疾病
4/尿の採取と試験紙による性状の検査
5/尿検査所見の考え方
6/尿沈渣
7/尿生成の生理
8/尿検査結果の解釈に必要な腎臓、泌尿器系疾患
9/腎臓及び尿成分に関連を有する全身性疾患
10/臨床例

(2003.12.22)

獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『尿検査』
獣医学臨床シリーズ17

  • 主幹:友田勇、長谷川篤彦
  • 出版社:学窓社
  • 発行:平成11年(1999年)
  • NDC:649(獣医学)
  • ISBN:4873626161 9784873626161
  • 139ページ
  • 登場ニャン物:
  • 登場動物:

 

目次(抜粋)

1/序
2/尿検査前の諸問題
3/尿検査で分かる疾病
4/尿の採取と試験紙による性状の検査
5/尿検査所見の考え方
6/尿沈渣
7/尿生成の生理
8/尿検査結果の解釈に必要な腎臓、泌尿器系疾患
9/腎臓及び尿成分に関連を有する全身性疾患
10/臨床例



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獣医学臨床シリーズ17『尿検査』

7.5

動物度

9.8/10

情報度

9.8/10

猫好きさんへお勧め度

3.0/10

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