桜井海『おじさまと猫』第12巻

孤独な青少年と、孤独な子猫と、大好きな猫仲間たち・・・
ドジなふくまるも、少しずつ、成長しているのでした。ついに念願のキャットタワーが買える・・かもしれない・・・くらいに?(=^・^=)

いっぽう、おじさまの息子は、作ったばかりのバンドが早くも解散の危機に。というか、あと一人メンバーをいれないと、そもそもバンドとして成立しない状況。ところがメンバーには厳しい(?)審査基準があって。なかなか良い人が見つからず・・・

かたや、シャムちゃん。ゴミ屋敷からおじさまにレスキューされた、孤独な子猫。ふくまるや子猫たちといっしょに暮らして、今は幸せなはずなのに、なぜか心を開いてくれない。シャムちゃんを悩ましているのは何?ふくまるは気になって仕方がない・・・

この巻も、やさしさと、暖かさと、思いやりと、幸せの芽にあふれた巻となっています。パパさん(おじさま)が好きすぎて、必死なふくまるが愛らしい。唯一、私がちょっと気になっちゃうのが、「日本最高峰の天才ピアニスト」なはずのおじさま、いつピアノの練習をされているんですか?リヒテルの1日10時間は多すぎとしても、あまりに猫たちにむかいすぎで、ピアノにむかっていらっしゃらないような・・・笑


※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

目次(抜粋)
- 98話 ふくまるは超ご機嫌
- 99話 パパさん似
- 100話 ティンクルベルさん
- 101話 100億倍にゃ!
- 102話 シャムちゃん
- 103話 ふくまるパラダイス
- パパさんの名前
『おじさまと猫』第12巻
- 著:桜井海(さくらい うみ)
- 出版社:株式会社スクウェア・エニックス
- 発行:2023年
- 初出:ガンガンpisiv 2023年4月~9月掲載、書き下ろし
- NDC:726(マンガ、絵本)
- ISBN:9784757588998
- 171ページ
- モノクロ、口絵
- 登場ニャン物:ふくまる、マリン、つよまる、モリン、まゆゆ、ハッチー、やんやん、シャムちゃん
- 登場動物:犬
