桜井海『おじさまと猫』第8巻

おじさまの家は大賑わい!
おじさまの家に侵入してきたアヤシイ女。
え?おじさまの娘?
さらに、もうひとり。
今度は若い男。
え?おじさまの息子?
なんとまあ、おじさまこと天才ピアニスト神田冬樹には、成人した娘と、成人した息子がいたのニャ!
その娘、空子(そらこ)は、虫が好き。
息子の星鳴(ほしなり)は、猫が嫌いで、人見知りがはげしい。他人の目を見て話せないタイプ。すごいイケメンなんだけどね。
虫好きな空子は猫達にもすんなり馴染んで喜んだが、星鳴はそうはいかない。なにしろ、そのとき、神田家にはふくまるの他、日比野からの預かり猫のマリンちゃんや、ジェフロワが拾ってきた5子猫の、合計7ニャンもいたのだから!そして、人間たちも。神田親子3人のほか、帰国した日比野、居候状態(?)のジェフロワ、昔からの親友小林、おじさまの同僚森山と、こちらも合計7人!
7ニャンと7人がワイワイ、ガヤガヤ、大騒ぎ☆(=^・^=)☆。。。というか、そのうち6人はひたすら猫たちを可愛がりまくりの状態なんですが。
猫嫌いの星鳴は、驚き、おびえ、嫌がります。
とはいえ、あの!神田冬樹おじさまの実の息子ですからね!才能が開花するまで、それほど時間はかかりませんでした。
そして、にゃんと、森山先生に新しいバンド仲間が?

* * * * *
すごく楽しい1冊でした。
猫だらけ!
猫好きだらけ!
1冊まるごと、猫かわいい、ネコかわいい、ねこかわいい、猫かわいいとばかり、言い続けているような本。
こりゃーたまりませんニャ♡
それにしても、おじさまこと神田冬樹って、子持ちだったんですね~
しかも二人もいたなんて。
私はなんとなく、奥様と二人だけの生活で、なのに奥様が亡くなられて、おじさまは一人きりになってしまい、だからあんなに落ち込んで苦しんでいたのかと思っていました。
なんだ別居していただけで子供がいた、親子仲も悪いどころかむしろ良好、さらに猫がいて親友がいて仲間が増えて、全然寂しい人間じゃないじゃん?
巻を追うごとに、おじさま、どんどん賑やかな人気者になっていくようです。
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。


目次
74話 幸せにゃ匂いにゃ
75話 笑ってにゃ
76話 パパさんの子供にゃ
77話 一人でできるにゃ!
78話 幸せ刻むにゃ!
プリティキャット
79話 もう止まらないにゃ
『おじさまと猫』第8巻
- 著:桜井海(さくらい うみ)
- 出版社:株式会社スクウェア・エニックス
- 発行:2021年
- 初出:ガンガンpixiv 2021年3月~8月掲載、書下ろし
- NDC:726(マンガ、絵本)マンガ
- ISBN:9784757574656
- 161ページ
- カラー口絵、モノクロ
- 登場ニャン物:ふくまる、マリン、ハッチー、やんやん、モリン、まゆゆ、つよまる、ほか
- 登場動物:-
