赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』

赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』

 

三毛猫ホームズ。女の子。天才猫。
警視庁捜査一課刑事、片山義太郎と、妹の晴美を従えて暮らしている。
石津刑事は晴美に熱烈片思い中。本人は相思相愛のつもりらしいけど、晴美の方は今一煮え切らない。

三毛猫ホームズの放火

片山と山倉(26歳の刑事)は、スーパーの強盗犯4名のうち、2名を現行犯で捕まえたはずだった。
が、残りの2名を追いかけたりしているうちに、捕らえていた2名が殺されてしまう。
殺されたのは、どちらもまだ二十歳前後の若い男たちだった。
そして、どちらにも妹がいた・・・

三毛猫ホームズの無人島

かつては栄えていた炭鉱の島。
今は廃墟の無人島。
その、昔の鉱夫たちに招待状が届いて、無人島でパーティーが開かれた・・・

三毛猫ホームズの雪合戦

高校に、雪が降れば当然、生徒たちは雪合戦!
石のはいった雪玉が当たったのは、晴美の友人で、しかもその場に晴美も偶然居合わせていて・・・

三毛猫ホームズのキューピット

そのいとこは、中学生の正雄が8歳のころから密かに憧れていたお姉さんだった。
久しぶりに会って、一緒に別荘に出かけたのだが、どうやら彼女には恋人がいて・・・

P.S.それにしても、石津って、刑事は刑事でも目黒署所属なんでしょう?
なぜ警視庁捜査一課の片山といつも一緒に行動しているの?
なぜ平刑事のはずの片山が石津を部下のように自由に使っているの?
オフタイムに晴美のところに駆けつけるだけ、というならわかるけど。
ま、小説の中の話だから、どうでもよいといえばどうでもよい事ですけどね。

(1997年3月27日)

三毛猫ホームズシリーズ

赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』

赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』

赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』

赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』かわいいんだけど、これ、ホームズじゃないですよね。

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

  • ISBN:4334072291 9784334729752
  • 182ページ
  • 登場ニャン物:ホームズ
  • 登場動物:-

 

目次(抜粋)

  • 三毛猫ホームズの放火
  • 三毛猫ホームズの無人島
  • 三毛猫ホームズの雪合戦
  • 三毛猫ホームズのキューピット

 

著者について

赤川次郎(あかがわ じろう)

福岡県福岡市博多区出身。1996年度より金沢学院大学文学部客員教授。父親は元満洲映画協会、東映プロデューサーの赤川孝一。1976年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞、1980年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞、2006年第9回日本ミステリー文学大賞、2016年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。多作で知られ、2015年には580冊を突破、累計発行部数は2015年時点で3億3000万部を超えている。三毛猫ホームズシリーズ、三姉妹探偵団シリーズ、幽霊シリーズ、吸血鬼シリーズ他、シリーズ物も多い。

三毛猫ホームズシリーズ

(著者プロフィールはWikipedia他からの抜粋です。)


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赤川次郎『三毛猫ホームズの無人島』

5.8

猫度

3.0/10

面白さ

7.0/10

読みやすさ

9.0/10

猫好きさんへお勧め度

4.0/10

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