ハーバート『猫の美術館』
名画を猫で描きなおすと?。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や、ボッティチェルリ「ヴィーナスの誕生」、ミレーの「オフィリア」など、世界の超有名な絵画を、猫で置き換えちゃった♪
「ヴィーナス」は、白猫の無垢な恥じらいに。
「モナ・リザ」は、尻尾をかかえた猫の愛らしい笑顔に。
「ヘンリー8世」はもちろん、でっぷりとした茶トラ猫(うちのトロじゃありませんよ)。
「エリザベス1世の肖像画」のニャンコは、残念ながら(?)エリザベスカラーはしていにゃい★
私が一番気に入ったのは、ヤン・フェルメールの「牛乳を注ぐ召使い」(通常は「牛乳を注ぐ女」と呼ばれます)。
猫さんの表情が絵画にぴったり合っていると思いました。
それから、ゴッホの「自画像」も、雰囲気が出ていていい感じ。
ゴヤ「着衣のマハ」は、オリジナルは「着衣」の方が好きですが、この猫版はできれば「裸のマハ」の方で描いてほしかったなあ。ニャンコのモフモフおにゃかは、どんな衣装にも勝ると思うから!
それから、ドガの「踊り子」を取り上げるなら、あの一枚じゃなくて、もっと猫さんの猫らしい柔軟性が表現できる1枚で描いてほしかったデス。
スーザン・ハーバードの猫絵画は、コブラン織りのクッションカバー等にもなっているようですね。
ネットの画像で見ただけですが、画集よりコブラン織りの方が、猫がさらに魅力的に見えました。
私もあんなクッションカバーが欲しい!
(2011.10.23)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『猫の美術館』
- 著:スーザン・ハーバート Susan Herbert
- 出版社:美術出版社
- 発行:1990年
- NDC:726(マンガ、絵本)絵画集
- ISBN:9784568102871
- 62ページ
- カラー、モノクロ、口絵、挿絵、イラスト(カット)
- 原書:”The Cats Gallery of Art” c1990
- 登場ニャン物:多数
- 登場動物:-