岡本肇『猫だより 笑ったぶんだけ楽しくなれる。』
猫を見習って生きようよ。
「猫の生活がいちばん幸せかも・・・・・」
そう思う人は意外と多いのではないでしょうか。
page 2
この文章で、この本は始まります。
半分納得しつつ、ちょっとドキッとします。
うちの猫たち、「いちばん幸せ」と羨ましがられるほど幸せにくらしているかな?
どうしたらもっと幸せにしてあげられるかな?
・・・なんて、
こんな不安も、俗欲、迷いと片づけるべきでしょうか。
猫たちは、そんな些末事はすべて超越して、悟りきって生きているような気がします。
それほど、猫は毅然と気高い。
岡本肇の描く猫たちは、それは独特です。
文章ではとても言い表せません。
見れば見るほど、じわっとくる、なんとも味のある猫たちです。
すっとぼけた表情、のんびり、ほんわかムード。
「楽しそうに生きている人は、
楽しく生きる習慣を身につけています。夢があるから大丈夫」
page 38
「笑ったぶんだけ楽しくなれる。
泣いたぶんだけ優しくなれる。」
page 97
力を抜こうよ。
できることをすればいいんだ。
猫のように、気楽にいこうよ・・・
心が疲れた時、キリキリと傷むとき、そっと開いてください。
あなたをホッとさせる絵本です。
(2007.10.25.)
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『笑ったぶんだけ楽しくなれる。』
猫だより
- 著:岡本肇(おかもと はじめ)
- 出版社:小学館
- 発行:2007年
- NDC:721(日本画)絵本風
- ISBN:9784093877060
- 111ページ
- カラー
- 登場ニャン物:可芭丸kabamaru、潤目urume、左近sakon、丹後tango、桃治momoji、白鈴shirorin、佐助sasuke、武蔵musashi
- 登場動物:-
目次(抜粋)
- はじめに
- 登場”猫”紹介
- 自由なくらし
- 今日もまた猫日和
- 猫には猫の夢がある
- その他
- 夢に向かって
- ほめ言葉がごほうび
- 仕事に集中、遊びに夢中
- その他
- そのままがいい
- 自然体でいこう
- まっ白な一日
- その他
- やる気を出して
- 役に立っていないように見えても
- 健康がいちばん
- その他
- 笑いがいちばん
- 明日はまた新しい一日
- 笑いが福を呼ぶ
- その他
- ありがとう
- 感謝の心で
- 「ありがとう」を言葉にしよう
- おわりに