2022年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月9日 nekohon クマ 遠藤ケイ『熊を殺すと雨が降る』 副題:失われゆく山の民族。 今の世では、ほぼ失われてしまった「山の仕事」の数々。それを、微に入り細を穿ち、これでもかと詳細に説明しつくした本。よくもまあこれだけ調べ上げたと思う。読んで興味深いだけでなく、後世に残すべき貴 […]
2020年1月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 野生動物(日本) 帆『クマとたぬき』 ピクシブエッセイにて大好評配信中のマンガ。 深い山に住む、クマとたぬきが、なぜか仲良しになりました。 ふたりはいつも一緒。 ふたりで寄り添えば、冬でも暖かい。 シカの角を拾って遊んだり、毛づくろいしあったり […]
2019年3月10日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 nekohon 動物の映画・DVD 映画『デンデラ』 山奥の、深い雪の中で、老女たちが命がけで戦う。 「デンデラは、村と違って、食べ物を公平にわけるからの」 「しょんべん凍るような雪ン中で、カラスにつつかれて死にてえのか。どうなんだ」 「ならば、デンデラで、も […]
2018年8月17日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon イヌ 米田一彦『クマ追い犬タロ』 クマと本気で対峙できる犬を育てるには?。 著者の米田さんはクマ研究家として有名な方だ。私も氏のクマ本を何冊も持っている。奥山を実際に歩き回り数多くのクマ達と接してきた方なので、どの本もすごく実践的で面白い。 […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 米田一彦『クマは眠れない』 副題:『人を襲う異常行動の謎が解けた!』。 まず、この画像をご覧いただきたい。 ぼやけた画像で申し訳ないが、著作権の問題があるのであまりハッキリした写真は載せられない。どうかご容赦を。 これは、ある数字を年 […]
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 姉崎等『クマにあったらどうするか』 ヒグマと命がけで付き合った男に話を聞く。 姉崎等氏の肩書きは 「アイヌ民族最後の狩人」。 姉崎氏は、その名の通り、昔ながらのアイヌ式クマ撃ち猟師の最後の生き残りである。 鉄砲一丁をかついで、犬と一緒に山に入 […]
2018年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 今野保『羆吼ゆる山』 羆を身近に感じながら暮らしてきた男。 近年、クマ騒動が毎年のように繰り返されている。 クマ(たいていは大人しいツキノワグマ)が、人里に出て人間にチラリとでも目撃されるや否や、たちまち警察やら猟友会やらテレビカメラやらに追 […]
2018年6月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 熊谷達也『邂逅の森』 命とは?生きるとは?生き延びるとは? そうでなくとも、大好きな作家である。 その、好きな作家の、文学史上初となるダブル受賞作(直木賞+山本周五郎賞)とあっては、期待せずにはいられない。 本を開く前からワクワクしていた。 […]
2018年6月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 熊谷達也『相剋の森』 本来のマタギとは、どのような人々か。 佐藤美佐子は、仙台市の小さな地方誌出版社で編集長をしている。 美佐子は『第十二回マタギの集いin阿仁』に参加した。 マタギ、つまり猟師たちの親睦会である。 男ばかりの世 […]
2018年6月21日 / 最終更新日時 : 2022年10月5日 nekohon クマ 熊谷達也『ウエンカムイの爪』 北海道の大自然の中を、ヒグマを探して歩く。 新米動物カメラマン、吉本憲司は、死を覚悟した。突然現れた巨大ヒグマ。ヒグマはひとっ飛びで眼前わずか3メートルに迫り、恐怖のあまり逃げようとした吉本は転倒する。 ま […]
2018年5月23日 / 最終更新日時 : 2022年10月4日 nekohon クマ 谷口ジロー『タラク山の熊王(モナーク)』 シートン 旅するナチュラリスト 第4章。 作画:谷口ジロー、原案:今泉吉晴の人気シリーズ。 運命に翻弄された一頭の偉大なグリズリー(ハイイログマ)と、ひとりの男の物語。悲劇、と形容すべきかもしれない。 ケリ […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon クマ 北林一光『ファントム・ピークス』 現実に起こった事故を予見していたかのようなパニック小説。 タイトルは「ファントム・ピークス」だし、男性作家だし、暗い色目の表装だし、戦闘機でも活躍しそうな外見だが、全然違う。アニマル・パニックものである。戦 […]
2017年9月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon クマ 佐藤友哉『デンデラ』 姥捨て山の、壮絶すぎる老婆たち。 斎藤カユは、当たり前のように『お山』に捨てられた。なぜなら、斎藤カユの育った『村』では、 七十をむかえた老人は、誰であろうとどのような事情を抱えていようと、年明け早々の冬に […]