『ツシマヤマネコ(改訂版)』

副題:対馬の森で、野生との共存をめざして。
ツシマヤマネコとはどんな動物か。
どんなところに住み、どんな状況におかれているのか。
ツシマヤマネコを保護するため、現在どのような取り組みが行われているか。
これから必要なものは何か。
ツシマヤマネコについて何も知らない人でもよく理解できるよう、親しみやすい文章でわかりやすく書かれた一冊である。
こういう良書は日本中の学校の図書館において欲しいと思う。もちろん、一般の図書館にも。
表紙のかわいらしいヤマネコの写真や、大きめの字体で書かれた読みやすい文章と裏腹に、書いてあることはすごく奥が深いと思う。
なぜなら、ツシマヤマネコ保護の問題は、日本、ひいては世界全体の、自然を守り地球を守ることの縮図と思えるからだ。
ツシマヤマネコ保護は、決して対馬という小さな島だけの問題ではない。
我々日本人の、生活の根本を問い直さなければならない問題を含んでいる。
読みやすいからといって、流し読みは避けて欲しい。
時間を掛けて、じっくり読み込んで欲しい。
地球上からツシマヤマネコがいなくなる日なんて、決してあってはならない・・・!!
(2008.11.28.)

『ツシマヤマネコ(改訂版)』
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本著の中でも紹介されています。
ツシマヤマネコの観察、餌付け、ツシマヤマネコおよび対馬の自然を守るための畑作り、啓蒙活動、その他その他、大活躍されています。
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ツシマヤマネコの現在の推定生息数は、わずか70頭!!
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『ツシマヤマネコ(改訂版)』

『ツシマヤマネコ(改訂版)』

『ツシマヤマネコ(改訂版)』ヤマネコの事だけでなく対馬のデータもいろいろあります
※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『ツシマヤマネコ(改訂版)』
対馬の森で、野生との共存をめざして
- 著:ツシマヤマネコBOOK編集委員会
- 監修:対馬野生生物保護センター
- 出版社:長崎新聞社
- 発行:2008年
- NDC:489.53(哺乳類・ネコ科)
- ISBN:9784931493896
- 167ページ
- カラー
- 登場ニャン物: トモオ、つしまる、キャロ、ガト、他(すべてツシマヤマネコ);イリオモテヤマネコ、ノネコ
- 登場動物: ニワトリ、ノイヌ、他
目次(抜粋)
- はじめに
- 続ツシマヤマネコの「顔」
- 対馬野生生物保護センターにやってきたヤマネコたち
- 裏山のヤマネコたち
- その他
- 対馬のヤマネコ
- 10万年前の朝鮮通信使たち
- ツシマヤマネコの歴史
- その他
- ヤマネコはどこにいる?
- 分布の移り変わり
- 下島で23年ぶりのヤマネコ再発見
- その他
- ヤマネコの生息を脅かすもの
- ヤマネコの生息を脅かすもの
- 生息に適した場所の減少
- その他
- 保護の取り組み
- 対馬の、日本の、世界の宝ツシマヤマネコを、生息地で守る
- 法による保護
- その他
- ヤマネコと共存する対馬をめざして
- 田畑、海をつなくヤマネコ
- その他
- おわりに