映画『Barbie and the Three Musketeers(バービーと三銃士)』

映画『Barbie and the Three Musketeers(バービーと三銃士)』

 

猫のミエットちゃんが可愛いバービーアニメ。

ご存じバービー人形のアニメ化。
舞台は17世紀のフランス。
主人公の名はコリーン。17歳になったばかりの夢見る女の子。

デュマの名作「三銃士」が底にあるが、もちろんストーリーは思い切り改変されている。

幼い女の子用アニメなので、ストーリー云々は、まあその、いかにも子供用としか言いようがないのだけど。
だから拙サイトでレビューすべきアニメかどうかも迷ったのだけど。

子猫のミエットちゃんが、なんともいえず可愛いのだ。
猫サイトとして、この子を無視することはできない。

ミエットちゃんは、女の子。
おちゃめで勇敢、賢く、やんちゃ、陽気でなつっこく、そして、どんな犬よりも主人思いで忠実。
常にコリーンに寄り添い、見守り、コリーンの為ならなんだってしちゃう。
しかし、そこは猫だから、犬のような「主従関係」って感じではないところも良い。
コリーンとミエットちゃんは、固い信頼で結ばれた、対等な友人関係に見える。

ミエットちゃんは、人間に対しては「ミャン♪」と愛らしい声で鳴くだけだが、動物同士は立派に会話する。
親友は馬のアレクサンドロ。 そして宿敵は、悪役フィリップの大きな飼い犬、ブルートス。

ミエットちゃんの夢は、コリーンを立派な銃士にすること!
さらに、自分も銃士になること?

ミエットちゃんのプロポーションや描き方は、いかにもアメリカのアニメらしく、日本製アニメの描く「愛らしい子猫のイメージ」とはかなり違うと思う。
「ぬいぐるみの猫」が基本イメージにあり、そのため、頭が大きく、手足は太く、肉球も不完全、猫にしては柔軟さに欠け、着地も下手。
それでも、いや、それゆえにいっそう可愛い。実に愛すべき子猫ちゃんだ。猫好きでこの子に魅了されない人がいるだろうか。

このアニメ、残念ながら、検索しても日本語版は見つからなかった。どうも日本では未発売らしい。
申し訳ないが輸入盤でご覧いただきたい。

*【こっそり】猫のミエットちゃんの主題歌熱唱は、YouTubeで検索すれば、多分無料でみられます。
(アニメには登場しない猫たち・馬たちが多数登場。ミエットちゃんはアニメよりかなりワル風に描かれています。アニメの方が愛くるしい)
“‘Unbelievable’ Barbie and the Three Musketeers Music Video”

映画『Barbie and the Three Musketeers(バービーと三銃士)』

映画『Barbie and the Three Musketeers(バービーと三銃士)』

日本語版がないので、以下にあらすじを書いておきます。
ネタバレ、ってことになりますが、子供アニメですから、ネタバレしたら困るってほどの内容でもないかと(汗)。

* * * * * *

フランスの、とある田舎。
少女コリーンは毎日、フェンシングの訓練に余念がない。
彼女の夢はパリに行って、立派な銃士になること。
彼女のお父さんは、他ならぬ、あのダルタニヤン!

そんなコリーンをお母さんは優しく見守る。
当時のフランスで、女性が銃士になるなんてありえない話ではあったけど。

17歳の誕生日、コリーンは、お母さんから旅費と紹介状を貰い、憧れのパリへと旅立つ。
道連れは、愛馬アレクサンドロと、愛猫ミエット。

しかし、パリの人々は皆コリーンを笑った。
女が銃士になれるわけがない!
紹介状も効果なかった。
父ダルタニヤンの古い友人で銃士隊長でもあるトレヴィル氏も、「いつでも君の力になってあげるよ、でも君を銃士してあげることはできない」と、あっさりコリーンを帰してしまう。

コリーンは諦めない。
だって、コリーンの信条は「真の勇気とは、誰もが『そんなの不可能!』って夢でもあきらめないことでしょ?」なのだから。

コリーンはとりあえず掃除婦として城に雇用された。

ところが偶然、同僚の3人の女の子たちも、銃士を夢見て、密かに訓練を重ねてきた少女たちと知る。さらに同じく、銃士を夢見たお婆さん、失礼、年配の先輩掃除婦も現れて。

女だっていつかはきっと銃士に!
お婆さんを師匠に、少女たちの猛特訓がはじまる。

一方。

ルイ王子にも夢があった。
それは、鳥のように大空を飛ぶこと。

ルイ王子はもうすぐ18歳になってしまう。
18歳になれば、正式に王位を継承して、国政に専念しなければならず、それは超多忙な日々をも意味する。
残された時間はわずか。それまでに是非、空を飛ぶ夢を実現させたい!

王子は熱気球を制作して自ら乗り込んだ。
が、不可解な事故により、あわや窮地に。
たまたまそれを目撃したコリーンは、気球に飛び乗って王子を救う。
王子とコリーンは意気投合し、一瞬良い雰囲気になるのだが、・・・
「銃士になりたい?でも、女の子は、銃士にはなれないんだよ!」
と一笑され、王子と喧嘩してしまう。
「どーして王様は空を飛んで良くて、女の子が銃士になっちゃいけないのよ!」

ところで、未成年の王子に代わって国政を担ってきたのは、いとこのフィリップだった。
外面はあくまで忠実、しかしもちろん、中身はどす黒い男。
青二才の王子が、王位と権力を継承するなんて許せない。
「我こそが王となるのだ」
と、王子暗殺を企てる。

コリーン達は偶然フィリップの計画を知り、銃士たちに警告するが、相手にされない。
それどころか、城で騒いだとして、掃除婦をクビにされてしまった。

こうなったら仕方ない!
「私たちで王子様を守り抜くわ!」

はたしてコリーン達は、無事、王子様を守ることができるのでしょうか?

・・・なぁんて、子供向けアニメですから、ハッピーエンドに決まってますよね。
大人の皆さまは、コリーンたちのさわやかなアクションと健全な色気、それにも増して、猫のミエットちゃんの愛くるしい大活躍をお楽しみください。

(2012.7.15)

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

映画『Barbie and the Three Musketeers(バービーと三銃士)』

アメリカ製アニメ(英語)
制作:2009年9月  81分
制作スタジオ:MCAV9
登場ニャン物=ミエット(Miette)
登場動物=アレクサンドロ(馬)、ブルートス(犬)

 


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