小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

 

副題:飼い主に知ってほしいボクたちの本音。

猫からの[Question]、それに対する小暮先生の[Answer]、さらに、[飼い主へ]という解説からなりたっています。

たとえば、一番最初の、Case1の場合。

[Question]
飼われている数は、もうすぐボクたちが犬の数を抜くそうですね。でも、犬のほうがずっと昔から人間と暮らしていたって、本当ですか・・・(以下略)

[Answer]
日本の猫の飼育頭数は約800万頭、犬は約900万頭といわれている。だけど、猫には登録制度がないし、・・・(以下略)

[飼い主へ]
猫が人間と暮らすようになった経緯は、次のようなものだと考えらっれています。農耕が発達した・・・(以下略)

!注!
上記犬猫頭数は、本著執筆当時のもの。近年は猫の飼育数は犬を上回ってます。2019年10月現在の飼育数は、猫=978万頭、犬=880万頭(一般社団法人ペットフード協会の調査による)。

ほかにどんな質問があるかは、下の「目次」をご覧ください。

読みやすく、わかりやすい文章です。でありながら、重要なことはしっかり書いてありますし、科学的な知識もあちこちに仕込んであります。例えば、猫の視覚について、判別できる色がヒトより少ないことはよく知られていますが、テレビの見え方についてまで書いてある本は少ないでしょう。人間の目は、1秒間に16コマ以上あれば映像がなめらかに動いているように見える、しかし猫は?にゃんと60コマ以上だそうです。本が出版されたのは2000年、当時はまだブラウン管テレビがかなり残っていましたから、猫の目にはさぞチラついて見えていたでしょうね。今の薄っぺらいテレビと違い、ブラウン管テレビは奥行があってとても暖かかったですから、どの猫もテレビの上が大好きだったっけ、なんて想い出します。

上記のように、少し古い内容も無いわけではありませんけれど、無視できる程度、ほんのわずかです。とくに猫飼育にあたっての心構えや注意点など、わずか20年で変わるようなものではありません。ネット検索も良いですが、どうしても断片的な知識の寄せ集めになりがちです。こういう本を何冊か読んで、体型的にしっかりと猫を理解してあげたいものです。

小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

 

※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。

 

『猫の言い分』
飼い主に知ってほしいボクたちの本音

  • 著:小暮規夫(こぐれ のりお)、佐藤省一(さとう しょういち)
  • 出版社:株式会社 講談社
  • 発行:2000年
  • NDC:489.53(哺乳類・ネコ科)
  • ISBN:4062103206 9784062103206
  • 207ページ
  • モノクロイラスト(カット)
  • 登場ニャン物:-
  • 登場動物:-

小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

小暮規夫、佐藤省一『猫の言い分』

 

目次(抜粋)

まえがき

第1章 ボクたちのこと、よく知ってほしい
case1 ボクたちの祖先はどんな猫?
case2 祖先がいじめられたってホント?
case3 ボクの仲間は何種類いるんですか?
ほか

第2章 見る力、聴く力、感じる力
case1 ボクの目が光るのはなぜ? 
case2 テレビがよく見えません、目が悪い?
case3 飼い主がヒゲを切ろうとします
ほか

第3章 猫の言葉、わかりますか?
case1 ワタシのいうことがわからない?
case2 猫語を間違えて使わないで!
case3 具合が悪くてノドを均しているのに
ほか

第4章 しつけだって、ちゃんとわかるのに
case1 首輪なんて犬じゃあるまいし
case2 せっかくの獲物を取り上げられました
case3 わがままで行儀が悪いといわれます
ほか

第5章 食べられるもの、食べられないもの
case1 動くのがおっくなほど太っています
case2 いつもと違うご飯が口に合いません
case3 朝夕のご飯を一度に食べきれません
ほか

第6章 病気はきらい、でも・・・・・・
case1 ボクあまだ7犀、中年扱いはひどい!
case2 病院なんて絶対に生きたくない
case3 毎年されるいやな注射はなんのため?
ほか

終章 人と猫との繋がり
case1 おじいちゃんが元気なのはワタシのおかげ?
case2 だいじょうぶ、いうもボクはいっしょだよ!

対談 猫のケガ・病気と安楽死

あとがき

著者について

小暮規夫(こぐれ のりお)

ヒトと動物の関係学会、日仏獣医学会、獣医皮膚科学学会、比較心身症研究会など多数の理事・幹事をつとめる。『あなたとねこの快適生活講座』『ねこなんでも110番』ほか著書多数。

佐藤省一(さとう しょういち)

『わくわくチャレンジサッカー』、『犬の言いぶん』などを執筆。

(著者プロフィールは本著からの抜粋です。)


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