ねこまき(ミューズワーク)『ねことじいちゃん』

独り暮らしの老人を支えるのは、茶トラ白の猫。
大人気のマンガ。2019年2月現在、第5巻まで発行されていますが、私が持っているのは第1巻目だけです。続巻も早く見たいと思いつつ、まだ購入にいたらず(なんせ未読本が山を通り越して山脈状態・・・(汗)
ですのでレビューも第1巻だけのものとなります。すみません。
「大吉さん」は、元小学校の先生(70代半ば~)。2年前に妻に先立たれ、今は一人暮らし、否、猫の「タマ」(10歳雄)と二人暮らし。
二人が住んでいるのは、海沿いの猟師町。小高い丘の斜面に、昔ながらの木造住宅が立ち並び、家々の間にはところどころ会談になっているような細い坂道がのびています。じいちゃんの家は、まだ「黒塗り・指を入れて回すダイヤル式電話器」が残っているような、昭和のまんまな家。日当たりの良い縁側に座れば、海に沈む夕日を眺められます。すぐ隣は、幼馴染の大吉さんの家です。

私が持っている一冊は、カラーなのは、最初の2話くらいなのですが、その色合いの美しさに惹かれて買いました。昭和ロマンだののノスタルジックな感傷とは無縁な私ですけれど(昭和生まれですが、平成の方が好きだもん)、このマンガに描かれている風景の美しさには見入ってしまいます。懐かしいような、今となってはほとんど異国情緒のような、あらでも私が今住んでいる家は築約100年の古民家、この家よりは新しい造りよねと笑ってしまったり。

じいちゃんとタマの生活も、まるで昭和です。ばあさんが亡くなるまで、家事なんてしたことのなかった男でしたが、今はばあさんの味が懐かしくなると、自分で稲荷ずしなんかも作っちゃいます。意外にも(?)家事能力があるのでした。
ほっくりする話が多いのですが、中でも気に入ったのは、タマを見つけた10年前の話。まだばあさんも健在でした。
2日間も口を利かない長期ケンカ中に、弱った子猫を発見。二人はアタフタ協力し合って看病し、子猫が生還したときは手を取り合って大喜びします。
タマが来てから
ばぁさんはいつも笑っとった
page107
タマが来てから
喧嘩をせんようになった
page107
タマが来てから
楽しい思い出
ばかりやった
page108
かわいい、かわいいタマ。ばぁさんが亡くなって、タマの存在は、ますます大切なものとなります。
春の陽だまりの猫のおなかみたいに、ほんわか暖かいマンガです。
ぜひどうぞ。



※著作権法に配慮し、本の中見の画像はあえてボカシをいれております。ご了承ください。
『ねことじいちゃん』
- 著:ねこまき(ミューズワーク)
- 出版社:株式会社KADOKAWA
- 発行:2015年
- NDC:726(マンガ、絵本)
- ISBN:9784040676715
- 175ページ
- 一部カラー
- 登場ニャン物:タマ(玉三郎)、他多数
- 登場動物:-

スマホで暇つぶしやってる時に見つけました⁉️猫好きもんで…あーっ一気にがっつり読めたらと。書店で娘が見つけてくれて自分へのご褒美感覚で一気に9巻揃えました笑ところで疑問なのですが8巻でゎ子猫ちゃん5匹でしたよね?でも9巻でお名前つけて貰う時何故か4匹に…気になって気になって…
う゛・・・・
最初の数冊しか買ってなくて。
8巻9巻わかりません。ごめんなさい。
「ねことじいちゃん」、大好きです。
私は今、電子ブックで買える本は極力電子ブックで購入しています。
この本も電子ブックがありましたので、電子ブックで持っております。
電子ブックは、全部カラーなんです。
そして、絵柄を猫好きさんにお伝えする時には
「猫さんが皆、ふっくらしている」
「後姿のお尻の穴まで書いてあったりして可愛い!」
「電子ブックが嫌でなければ、電子ブックを購入するとカラーですよ」
とお勧めしています・・・
トロンボーンさんもスマホを持っているようでしたらば、電子ブックも検討してみては?
電子版はオールカラーなんですね!
がぜん欲しくなる私。
(猫のお尻の穴が描いてあるかどうかを重要ポイントとみなすのは猫菌に脳の奥まで侵されてしまっている証拠ですにゃ★)