2017年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫マンガ 緑川ゆき『夏目友人帳』 可愛いすぎるのに頼れる妖怪、ニャンコ先生大活躍! 夏目貴志(なつめたかし)、男子高校生。 生まれて間もなく両親を亡くて後、親戚の間をたらいまわしにされ。 ようやく父の遠縁、心優しき藤原夫妻に引き取られ、落ち […]
2017年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 芥川龍之介『お富の貞操』 お富の選択は? ごく短い短編だ。 しかし、猫がきちりと描かれている。 龍之介の文章はうますぎて、ストーリーが勝手に流れていってしまうような感があるが、それが有る所でカタンと止まる。 ハッと息を飲んでしまうの […]
2017年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 夏目漱石『吾輩は猫である』 日本で最も有名な猫。 これを猫本の筆頭にあげるとはなんと安直な、との誹りを受けるかもしれん。しかし、我が日本において猫の本といえば、やはり第一にあげられるべき名著であることには間違いないのだからやむをえない […]
2017年10月6日 / 最終更新日時 : 2022年9月28日 nekohon 猫の小説(日本) 谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』 純文学の最高峰。猫と男と女たちの三角関係。 谷崎潤一郎といえば猫好きで有名な文豪だ。この作品はそんな文豪の猫本の珠玉であると同時に、ネコを猫として描いた(つまり擬人化せずに)日本文学の最高峰の一つだと思う。 […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 小説(猫番外編) 浅田次郎『赤猫異聞』 三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪。 この小説に、猫は、まったく出てこない。 白状すれば、この本を見つけたとき、猫好きな浅田次郎氏がやっと猫の本を出してくれたかと喜んで買 […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫マンガ 卵山玉子『ネコちゃんのスパルタおそうじ塾』 猫のネコちゃんが指南する片づけ術。 著者の卵山玉子氏は、アメブロ公式トップブロガー。猫マンガ『うちの猫がまた変なことをしてる。』等が人気。 監修の伊藤勇司氏は、「片づけ心理の専門家」空間心理カウンセラーで、 […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 生物学、遺伝学など ロバート・ライト『モラル・アニマル』上・下 すべて、遺伝子の策略。 西欧のキリスト教白人社会を襲った最大の事件は、「地動説」と「進化論」だそうな。地動説の方は、1992年(!)にやっとローマ教皇庁(=カトリック)も認めたけれど、進化論の方は、今でも認 […]
2017年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon クマ 北林一光『ファントム・ピークス』 現実に起こった事故を予見していたかのようなパニック小説。 タイトルは「ファントム・ピークス」だし、男性作家だし、暗い色目の表装だし、戦闘機でも活躍しそうな外見だが、全然違う。アニマル・パニックものである。戦 […]
2017年9月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 小説(猫番外編) 東野圭吾『予知夢』 テレビドラマにもなったあの「ガリレオ」シリーズ。 猫が出てくる本、というほどの登場でもありませんけれどね。 ミステリー短編集。天才物理学者・湯川学、あだ名「ガリレオ」氏が、鋭い知能と観察眼で、難事件をさらさらと解決してい […]
2017年9月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 小説(猫番外編) 吉田修一『怒り』上・下 身元不明の3人の男たちの中に、凶悪犯がいる。 不気味な殺人事件だった。若い夫婦が自宅で惨殺されただけでない。犯人は、死体をまたいでシャワーを浴び、被害者宅で冷蔵庫をあさって食事をし、さらに壁に「怒」という血 […]
2017年9月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 大人にもお勧めな絵本(日本) 町田尚子『ネコヅメのよる』 猫を愛している人にしかわからないポイントがたくさん。 大判の、絵本です。とてもきれいな絵で、細かいところまで、とても丁寧に描かれています。 もしあなたが猫と暮らしていて、あるいはもし今は暮らしていなくても、 […]
2017年9月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon クマ 佐藤友哉『デンデラ』 姥捨て山の、壮絶すぎる老婆たち。 斎藤カユは、当たり前のように『お山』に捨てられた。なぜなら、斎藤カユの育った『村』では、 七十をむかえた老人は、誰であろうとどのような事情を抱えていようと、年明け早々の冬に […]
2017年9月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon イヌ 吉田悦子『日本犬――血統を守るたたかい』 野武士のような犬、それが日本犬。 2015年末、1頭の犬が私の前に現れた。 キツネ顔の小~中型の和犬。痩せて、汚れて、ビクビクして、常に人の周囲にいるのに、決して近寄らない。物欲しそうに後追いしてくるのに、 […]
2017年9月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫マンガ 深谷かほる『夜廻り猫』1〜2 手塚治虫文化賞受賞!ほっこり、しんみり、8コマ漫画。 強面の野良猫・遠藤平蔵は、夜になると、町を廻る。 頭には冠のように猫缶をのせ、縦じまの半纏をまとって。この半纏は、彼を「野良ちゃん」と呼ぶある優しい家族 […]
2017年9月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 動物愛護・保護 ハロルド・ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉を食う』 愛猫に「肉」を与える矛盾に悩んだ私が手に取った本。 まず、訳者解説から引用。 著者ハロルド・ハーツォグは、Anthrozoologyなる比較的新しい(そしていまだマイナーな)学問分野の騎手のひとりだ。この訳書では「人類動 […]
2017年9月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 恐竜、古代生物 グールド『ワンダフル・ライフ』 奇想天外な生き物たちの発見物語 たとえば、目が5つもある生き物。 昆虫の複眼ではない。ヤツメウナギの”目のように見える”鰓孔でもない。我々人間が、ふつうに「目」といわれて、ふつうに想像するような「 […]
2017年9月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫の児童文学・童話 クリス・ダレーシー『龍のすむ家』 龍と、猫と、そして何よりリスの、ドタバタファンタジー 下宿人募集――ただし、子どもとネコと龍が好きな方。 乏学生デービット・レインは、この広告を見て、ぜひ応募したいと思った。自分は子どもとはいつも仲良くなる […]
2017年8月21日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの証言台』 仕事を失ったシンママは、子供たちを食べさせるために、・・・。 何でもする覚悟だった。 道徳だの法律だのは、子供たちの空っぽの胃を満たしてから考えること。 今、一番大事なことは、子供たちに食べさせること。 そ […]
2017年8月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの回り舞台』 三毛猫ホームズシリーズ、記念すべき50冊目。 にゃんと、三毛猫ホームズ、この作品で50冊目です。 すごいですね~!! さすが猫!いえ、赤川次郎氏! あ゛あ゛あ゛~~~ で、で、で、でも! カッパノベルス。 […]
2017年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの闇将軍』 ゴミ袋に一億円!?そして、唐突と思える犯行の後、自殺する犯人たち? 自宅アパート前に置かれたゴミ袋。 ゴミ出し日は明日なのに、私が捨てたと誤解されるじゃないの! 彼女は仕方なく、部屋に持ち帰り、明日あらため […]
2017年8月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの夢紀行』 4年間引きこもりの男性。その母親が殺されて。 まだ若い男だったが、ずっと引きこもり。トイレとお風呂以外、部屋から一歩も出ない生活。 男の世話は、何もかも、母親が担っていた。 その母親が、家の中で何者かに殺さ […]
2017年8月17日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズは階段を上がる』 姑による壮絶な嫁虐め、マザコン夫も100%姑の味方。 さびれた商店街で、老いた店主が殺された。 小さな金物屋。どうみてもお金なんかありそうにない、古びた店構え。 なぜ強盗は、こんな店の老人なんかを狙ったのか […]
2017年8月16日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの用心棒』 短編集。今回の登場人物たちは、女子高飛び込み選手、女子高校生、女流ピアニスト、女性弁護士、女性編集者、他と、女性ばかり(笑)・・・ そして、お馴染み。 片山義太郎、29歳、警視庁捜査一課の刑事。 妹晴美、2 […]
2017年8月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの十字路』 晴美が失明!?。 爆弾事件に巻き込まれた晴美。 命に別状はなかったけれど、強い閃光を真正面からあびて、目が見えなくなってしまった。 おそらく失明は一時的、と診断されて、病院暮らし。 一方で。 元刑事の男。 […]
2017年8月14日 / 最終更新日時 : 2022年9月27日 nekohon 猫ミステリー、推理小説(日本) 赤川次郎『三毛猫ホームズの茶話会(さわかい)』 資産家の身勝手に振り回される人々。 ある財閥の会長が事故死し、その後を継いだ妻も、なぜかわずか1か月後に自殺。 遺言により、一人娘が会長の座を引き継ぐことに。 その娘はまだ25歳、しかも事情でずっと別居、当 […]